癌と共に生きる　手術→放射線治療→化学治療

非小細胞肺がん（腺癌）

ステージ：�W（4）

ステージ4の診断理由：脳転移あり

治療順序：脳腫瘍摘出　⇒　放射線治療（頭部全脳照射）　⇒　抗がん剤治療　⇒　自宅療養

脳腫瘍摘出手術：左前頭葉に約2.5cmの腫瘍確認、頭蓋骨のすぐ内側に位置していた為、摘出は
　　　　　　　　問題なく行われました。

放射線治療：全部で10回の照射治療を行いました。
　　　　　　1回の治療に要した時間は約5分。
　　　　　　1回の放射線量は3Gy（グレイ）

抗がん剤治療：アリムタ+カルボプラチン療法、全6クール（1クール21〜28日）

抗がん剤停止9週目の日記

約5か月間続けていた抗がん剤治療を止めて9週間が経ちました。
抗がん剤治療中と比較すると、かなり元気になった母。
ステージ4の肺がんを患っている母に対して元気とういう言葉の選択は
適切ではないのかもしれませんが、それ以外に気の利いた言葉が浮かびません。
それほどに元気に見えます。

抗がん剤治療中に見られた副作用は、完全にないとは言い切れませんが、
少なくとも母が副作用のストレスや不安から解放されているということは
間違いないと思います。
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気になる症状は空咳

空咳が増えてきたために、咳止め薬(トレススパンクールカプセル)を処方してもらいました。
処方されて1か月も経っていませんが、はじめの1週間は効果が現れませんでした。
最近では、空咳の回数が落ち着いて来たように見受けられます。
しかし、私が見る限りでは十数分から数十分おきに1〜2回の空咳は続いています。

フコイダンの摂取

海藻の摂取を意識して生活しています。
毎食とまではいかないまでも、最低1日1回は海藻類を摂取するように続けている。
更に、乾燥昆布を常備し、おやつ替わりに毎日摂取しています。
海藻類の「ヌメヌメ」に含まれる成分が「癌」に効果があるそうで、
これからもずっと続けていくでしょう。

核酸ドリンク

核酸ドリンク飲用開始して5週間、飲み始めて5日目に続いていた吐き気やだるさに効果が
出ていることに気付いた。
例え気のせいであっても、飲んだことによる効果は続いています。
核酸が癌に効くことを1番の目的として始めていますが、医学的見地での効果は
今日現在でまだ未確認です。

闘病ではなく「共病」

　
癌と言えば「闘病」という言葉が浮かぶ方も多いかと思います。
しかし、私たちは見方を少し変えまして、癌と共に生きる道もあることに気付きました。
癌は怖い病気の一つですが、体内に癌があってもそれが進行しなければ良いのだと、
進行を食い止めることさえできれば癌細胞の増殖も転移も防げる・・・
そこに視点を置いて日々生き抜いて行く・・・そう考えることで、
以前より気持ちが楽になりました。
全てはこれからです。

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これからしばらくして「コデインリン酸塩10％」が処方されました。
このコデインリン酸塩10％が、以降の緩和治療の「キー」となりました。
抗がん剤を停止した後、少なくともこの時期は母は元気に過ごせていたのだと
改めて感じています。

果たして母が望んだ通りの結果となっていたのかどうか・・・
今では確認する術がありません。

元気だったからこそ何かをするべきだったのか、
はたまた、抗がん剤投与を停止したからこそ得られた
元気であったのか・・・ここがまず一つの焦点となっています。

全てにおいて、結果論と、個人差という言葉でもって
片付けられてしまうのも心寂しく思えます。
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