2016年07月20日
巨泉さんが永眠されました
急性呼吸不全で永眠
巨泉さんが永眠されたことを、妻の寿々子さんが文書で公表。
11年以上に及ぶ「がん」との闘病生活・・・覚悟はできていた、
とは言え、愛する夫を亡くした悲しみは計り知れません。
コメント発表も「会見」ではなく、「文書」で発表されたことで
その心境が伺えます。
痛み止めの誤投与について、妻の寿々子さんが悔しさを吐露。
「モルヒネ系鎮痛剤の過剰投与による影響」について触れています。
当事者同士のデリケートな問題なので、これについてのコメントは避けますが、
何らかの事象があったということが伺えます。
モルヒネ系鎮痛剤の影響
オピオイドやモルヒネ系の鎮痛剤の影響には
短期と長期の2種類に分けられます。
短期的な影響
眠気 ・ 呼吸の抑制 ・ 重度の便秘
意識障害 ・ 吐き気 ・ 昏睡 など
長期的な影響
これらの薬物の投与を断続的に続けることにより
身体的な依存であったり、中毒的な症状を招く恐れがあります。
身体が薬物に慣れてくると同時に、薬物が無いといられない状態
となってしまうため、投与量を減らしたり、使用を停止したりすると
禁断症状を引き起こしてしまいます。
禁断症状
不眠 ・ 下痢 ・ 嘔吐 ・ 悪寒 ・ 情緒不安定 などがあります。
薬物に対する「耐性」が必然的に、薬物の投与量を増やさなければならない
直接の要因にもなっているのです。
今月に入ってからの巨泉さんは、眠っていることが多かったと言います。
見舞いに娘さんやお孫さんが来ると、目元や口元のを動かして
意思表示をしていたそうです。
モルヒネの投与は、脳を麻痺させてしまいますので
投与の仕方によっては、安楽死のような形になることも
珍しくはないとのこと・・・。
実際、私の母は肺がんで苦しむ中「モルヒネの投与」によって
少しずつ、かつ迅速に感覚を麻痺させ、モルヒネが効いて来た頃には
そこに寝ているのはまるで別人・・・のようにも思えました。
母の闘病が1年でしたので、それに比べると
巨泉さんは11年という長期間闘われてきました。
ご家族の皆さんには、ねぎらいの言葉も浮かびません。
巨泉さんには「お疲れ様でした」の一言に尽きます。
ゆっくり、安らかにお眠りください。
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