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2017年11月08日

遠い記憶

幼少期の記憶は多いようで少ない。

ハッキリしているようで薄い。

当たり前のように傍にいてくれた母。

おんぶもしてもらったし、抱っこもしてもらっただろう。

そのどちらの記憶も薄い・・・かろうじておんぶの記憶は残っている気もする。

おんぶひもは記憶に残っているのだが・・・・。


母は車の免許を持っていない。

なので移動は自転車だった。

買い物に連れられて行くときは母の後ろからしがみつくようにしていた。

寒い冬は母の服の中に手を入れさせてもらった記憶は残っている・・・

とても暖かかった。


買い物中の記憶は薄いが、おまけ付きのお菓子を買ってもらうと後はつまらない時間だった。

基本、短気でわがままで自己中心的の典型的な末っ子の私には

自分の事しか頭になかった。

挙句の果てには泣き虫の弱虫。

母はさぞかし大変な思いをしだろう。


そんな私も気がつけば43歳。

40年前の記憶なんてほとんど消えてなくなってしまっている。

その頃のアルバムを開いてみたとところで、何も思い出せない。

一番古い記憶って・・・なんだろう・・・。


でも、その遠くて薄い記憶の中で常に共通している記憶は

「優しい母」である。

いつも傍にいてくれた記憶。

いつも笑っていた記憶。

いつも温かかった記憶。

これだけは、ずっとずっと変わらずに残っている。


あの時も、あの時も、いつもそうだった。

母親の存在の大きさは計り知れない。

どんなに遠い記憶でも、どんなに薄い記憶でも、

母のその記憶だけはしっかりと残っている。

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緊急入院した母が,非小細胞肺がん(腺癌)「ステージ4」を宣告され、1年後に他界・・・母の闘病中の記録や、がんに関することを中心に記事にしているブログです。
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