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2017年10月04日

壁の傷

一階の壁には数か所の傷がある。
すべて一方向に擦れた傷跡。

それら傷の殆どは、床上20センチ付近にあり
出入り口に集中している。

リビング、トイレ、洋間・・・
全部の出入り口の壁には傷がある。
トイレに関しては扉にも傷がある。

壁の傷はいろんなことを私に語る。

これらの傷は、父が母に介護してもらていた証であり
父と母が共に暮らしていた証でもある。

バリアフリー設計の家を選んだのは父が脳梗塞を患っていたから。
それが無ければバリアフリーという選択肢はなかったと思う。

しかし、当時の父は少々太っていて、体重は70キロを超えていた。
ちなみに身長は160センチ前半である。
力には自信のある私でも重たいと感じた。
70キロのバーベルよりも、70キロの父の方が重たく感じた。


父は車椅子生活を余儀なくされていたが
計算外の事が起きた。
父が規格外?の体つきとなった結果、
車椅子の幅も大きめのものが必要となったのだ。

我が家のバリアフリーの規格ギリギリの車椅子は
容赦なく家壁を傷つけ続けた。

その傷が今もそのまま残っている。
その傷からは父と母を感じる。
辛くて大変だった介護の苦労を感じる。

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緊急入院した母が,非小細胞肺がん(腺癌)「ステージ4」を宣告され、1年後に他界・・・母の闘病中の記録や、がんに関することを中心に記事にしているブログです。
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