癌と共に生きる　手術→放射線治療→化学治療

毎年恒例の季節がやってきた。

ブログを始めて3年目。

この季節になると、必ず記事にするのが

「金木犀の香りについて」・・・だ。

金木犀には沢山の思い入れがある。

ジャンル問わず、沢山の想い出が詰まっている。


運動会の時、恋をした時、友達と遊んだ時、テスト期間中の時、

仲間と旅行に行った時、結婚式を挙げた時・・・

その全てに・・・母がいた。

あの時、間違いなく母は生きていた。


それぞれの想い出ごとに、母は生きていた。

あの時も、あの時も、あの時も・・・

自宅に帰れば母がいた。


この時期ならではの記憶が蘇る。

その記憶のスイッチを入れてくれるのは

紛れもない「金木犀の香り」。

香り始め、ピーク時、終焉期。

私の中では三段階に分かれて香りが変わる。

その時々それぞれに思い入れがあり、

その時々それぞれのスイッチがある。


とても懐かしくて、どことなく寂しくて、

胸が締め付けられるような切ない気持ちになる時もあれば、

何か大事なことを、ふと思い出した時のような感覚を味わうこともある。

沢山のスイッチが同時に入ってしまい、

心が、頭がついていけていないような時もある。


金木犀・・・私にとって、絶対に欠かすことのできない香り。

一年に一度だけ訪れるこの季節が大好きな理由は「金木犀」だ・・・

そう断言できる。

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