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2017年09月06日

物凄い速さで・・・

時間というものは過ごし方次第で
全く違った感覚を覚えるものである。

静かな海、緑に囲まれた森林、小川のせせらぎを聞きながら過ごす・・等、
まるで時間が止まっているかのような錯覚さえ覚える。

時間は絶対に止まらない。
朝起きて、夜寝て、また起きると
何かがリセットされたような気分になり
気持ちの切り替えができるのも、何らかの錯覚なのだろうか?

時間は止まらずに、ずっと同じ速度で進んでいる。
例えばアナログの時計とストップウォッチを比べてみる。
その違いは歴然としている。

アナログ時計を見つめていると、時間はゆっくりと着実に進んでいるように感じるが、
ストップウォッチをONして見つめていると、物凄い速さで時間が過ぎていると感じる。
視界から入ってくる情報が異なっているだけで、時間の進みは同じなのに・・・

母が他界したあの時からも、時間は非情に進んでいる。
気がつけばもうすぐ2年、という数字が見えてきた。
母が他界したのは12月・・・刻一刻と時は過ぎている。

今こうしている間も・・・ずっと時は刻まれている。
そんな当たり前の事でも、考え続けていると
頭がショートしそうになる。

だって、不思議なんだ・・・
母がこの世を去ってから、どんどんと時間は過ぎて行き、
母が生きていた「過去」という時間からは物凄い速さで離れていっている。

・・・が、その反面では、
自分の命の寿命はわからないが、「死」という未来にも着実に向かっている。
それはある意味で、母に近づいていることにもなる・・・。

そう考えると不思議でならない・・・
それが喜ばしいことなのか、どうかも含めて・・・
自分が何を求めているのかを見失いそうになる。

ハッキリわかるのは、物凄い速さで時間が過ぎているということだけ・・・

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緊急入院した母が,非小細胞肺がん(腺癌)「ステージ4」を宣告され、1年後に他界・・・母の闘病中の記録や、がんに関することを中心に記事にしているブログです。
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