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2017年07月15日

いってらっしゃい

娘がアルバイトに出掛ける姿を見送った。


その時いた場所がたまたま台所であったというだけ。


二年前・・・その場に立っていたのは母だった。


毎朝行ってきますをいう自分を見送ってくれた母。


基本的には玄関まで出てきて見送ってくれたが、


洗い物などして手が離せない時は台所の対面キッチン越しに


いってらっしゃいをしてくれた。


いつまで経っても親は親なのだな・・・


その時もそう感じたが、時折鬱陶しく感じた記憶もある。


娘にいってらっしゃいを言った瞬間に


母の記憶が・・・何か、想いに近いような記憶が浮かんだ。


あぁ、あの時の母の気持ちって、こんな感じだったのかなぁ・・・


そんな気持ちで娘を見送った。


歳を増すごとに恥じらいや照れも感じるようになってくる。


それが自然と「行ってきます」のトーンに現れる。


元気の良い返事が返ってくることに越したことはない。


でも、その限りでもない。


元気な時も、そうでない時も、


親は子の性格や、調子、健康状態、精神状態など


膨大な量の情報を整理し、分析する・・・勝手に。


大した分析も出来ないが


毎日繰り返すうちに、ちょっとした変化に気づくことも出来るだろう。


母が同じ気持ちで見守ってくれていたかどうかはわからない。


ただ、母の「いってらっしゃい」は心地の良い記憶となっている。


男親には出せない雰囲気で、真似することはできないが、


私の「いってらっしゃい」が子供たちの心に響くまで続けよう・・・


自分でもよくわからないが、「いってらっしゃい」の一言で


いろんなことを思い、考えた日だった。

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緊急入院した母が,非小細胞肺がん(腺癌)「ステージ4」を宣告され、1年後に他界・・・母の闘病中の記録や、がんに関することを中心に記事にしているブログです。
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