癌と共に生きる　手術→放射線治療→化学治療

我が家には高校二年生の娘と
中学三年生の息子がいる。

娘は今のところ反抗期と見受けられる症状はない。
至って平和だが、やはり月経前後はイライラを感じる。
そんな一面を見て少しホッとしたりもしている。

中三の息子・・・長男14歳は、それなりに自己主張は強いが
それは娘も同様・・・自分の意志意見はハッキリと持っている。

私も自己主張が強い方で、少年期、青年期は本当に
めんどくさい奴だった。
だからなのか・・・子供たちの抱く疑問や不満が手に取るようにわかる。
特に男同士、長男の感情は分かり易い。

子供社会と大人社会の狭間にいる時期は
色々な想いを抱え過ぎると、複雑な心境が精神を不安定にさせる。
だから、そのうちの一つでも親が共感してくれることで
やんわりとストレスの解消につながるようだ。

時々、長男の立場で話を聴いてあげていると
稀にだが、涙を流していることもある。
理解できないことに対する歯痒さや悔しさが涙となってにじみ出るようだ。
お陰様で、長男と言い合いなどしてぶつかることはない・・・今のところは・・・


妻の精神不安定具合は顕著に見て取れるようになったが、
それもこれも、気になることを全部無理やりに更年期としてあてはめている
それだけの事なのかもしれない。

決定的に変化が見られるのは
長男と、妻の言い合いだ。
両社の言い合いを客観的に見ていると
まあまあの確率で、妻の言い分が理不尽なことが多い。

もちろんそれに対して長男は強い反発心を抱く。
・・・が、本質部分を見ると、長男がいい加減だったり
だらしがない所がことの発端となっていることが殆ど、
と言うところに辿り着く。

最近は、そういった言い合いが発展せず、
上手くまとまる傾向にある。

長男が大人な対応をし始めたことが最大の要因。
我が息子ながらあっぱれな対応に
陰でこそこそと息子を褒めることもしばしば・・・。
お前の勝ちだな・・・とか、お前は大人だな・・・と。

そして、今日知ったのは、娘もそのことに気づいていた
ということ。
弟の対応のうまさ、素晴らしさに気づき、妻と長男のやり取りを
日々、面白おかしく観察していた。

どうやら、私が気づくよりもはるかに早く娘は気づいていた。
子供たちの成長のスピードについていけていないようだ（笑）

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