癌と共に生きる　手術→放射線治療→化学治療

肺腺癌、
母と同じ病気。
母を苦しめた病名。

肺がんの多くは、この肺腺癌。
日本人では、肺がんは男性よりも女性に多い。

野際さんは子供の頃から知っている女優さんの一人だが、
その昔、NHKアナウンサーであったということは知らなかった。

母親の役がとてもお似合いの女優さんだった。
御年81歳でこの世を去られた。
容態は思わしくなかったらしい。

3年ほど前に肺がんが発覚したとの情報でした。
野際さんにとって、苦しんだ3年だったのか、
悔いのないように挑んだ3年であったのか・・・
そのどちらでもないかもしれないが、
3年間、肺がんと共存したことに変わりはない。

癌と共に生きた3年間、
野際さんは何を感じていただろう・・・？
恐怖に慄いたことはあっただろうか？
永い永い3年間だっただろうか？
充実した3年間だっただろうか？
それとも、一瞬だったのだろうか？

私の母は闘病期間1年だった。
良くも悪くも濃い1年間だったかもしれないが、
一瞬で終わった感が強い。

もう少しこっちに居たかった・・・
最期に言い遺した言葉のうちの一つだ。
68歳だった。

野際さんは81歳とはいえ、日本人女性の平均寿命は87歳を超えている。
あともう少し・・・そうお考えになっていたかもしれない・・・

お仕事も志半ばであったと思われる野際さんの魂が
無事成仏されることをお祈りいたします。

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