2017年05月07日
怠けと軟な根性がもたらしたもの
母と自分の格差
長い休みだった。
暦通りの5連休。
やることはまあまああったが
計画的ではなかった。
なんとなく・・・時を過ごした。
「気の向くまま」
と言えば多少聞こえはいいのかもしれない。
達成感の無い5連休。
無計画に過ごした5連休。
母はこんな無駄な時間の過ごし方はしなかった。
暇を見つけては掃除をしていた。
やりたいことは沢山あった人。
父の介護にほとんどの時間を奪われ、
自分の時間が持てなかった母。
それでも、やるべきことはやっていた。
でも時々・・・いや、定期的に母は激しい疲れに襲われて
部屋でゴロゴロと過ごす日もあった。
そしてそういう日は年々増えて行った。
いつも忙しそうにしている印象が強かった母。
たまにはゆっくりするのもいいと、常々感じていた。
・・・私が子供の頃から・・・。
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病魔の寄生
怠けることが大嫌いだった母にとって
じっとしていることは怠けていること
と感じていたのではないだろうか?
そう感じさせるほどに活動的だった。
ステージWの肺がんが発見された年、
母は春先から元気をなくしていった。
更にその前の年、更にその前の年、
記憶を遡っていくと、母が肺がんに侵されて
身体を蝕まれていく様が年表のように浮かんでくる。
一体、いつから肺がんは母を蝕んでいたのだろう。
分からないことは沢山ある。
知りたいことも沢山ある。
それを知ったところでどうなるものでもない。
ただの知りたがり・・・その延長上にいる。
たとえ知ったところで、
それに付随する新たな疑問が浮上することも予測がつく。
ハッキリしているのは、母が過剰なストレスを抱える環境にいて、
その環境が改善されることが無かったこと。
そして、そんな母の環境を近くで見ながら、何一つとして
救えなかった自分・・・母に病魔を寄生させた加担者だ。
怠け根性が根底にあるからこうなるんだ。
怠けの根性は、甘えから来ている。
怠けものの私にとって、母との格差は開くばかり。
母の闘病を目の当たりにして、時間の大切さを知った気になっていたが、
全くわかっていないことに気づかされてしまった。
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