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2017年03月14日

生まれ変わってもまた、あなたの息子でありたい

気づき

母が病気になったことで、
気づかされたことは沢山ある。

気づかされた事だらけだったと思う。
そしてそれは現在も進行形で続いている。

人はいつか気づく。
その「いつか」は大抵の場合は遅い。
それらをマイナスイメージに切り替えたものが
「後悔」・・・なのだと思う。

気づけただけでも幸せだと感じる。
その気づきの機会を与えてくれたのが母なら尚の事。
病中だけに留まらず、死しても尚、
母は私に教えを乞うてくれる。
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母に伝えた言葉

私はそんな母が大好きで
今でもぬくもりを求めてしまう。

肺がんということが判明し、脳転移も確認された。
ステージは4期で根治は望めない状況でも
母は強かった・・・弱さも兼ね備えた強さだった。

母が近い将来この世を去ってしまうということは
にわかには信じがたいことで、実感なんて全くなかった。

しかし、それでも自分なりに焦りみたいなものは
あったのだろう。
母に感謝の意を伝えておかなければ・・・
いや、今のうちに伝えた方が賢明なのだろう。

そう思うようになってきたのもその頃だった。

口をついて出てきたのは、遠回しの感謝の意。

「生まれ変わってもまた、あなたの息子でありたい」

その言葉に対する母の返事は今は思い出せないが、
後に母は、親友にこの話のくだりを話したそうで、
死後、母の親友から教えてもらった。

あなたのお母さんは嬉しそうに話してくれたよ・・・と

その時は涙が止まらなかった・・・。
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緊急入院した母が,非小細胞肺がん(腺癌)「ステージ4」を宣告され、1年後に他界・・・母の闘病中の記録や、がんに関することを中心に記事にしているブログです。
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