2017年03月09日
クヨクヨし続けて気づいたこと
クヨクヨした日々
初めて経験した家族の他界。
予想をはるかに超越した悲しみに明け暮れた日々。
多くの後悔と、背負いきれない懺悔・・・
日に日に強まるやるせない想いは
自分の心を蝕み、
いつしかクヨクヨすることが多くなっていた。
母に逢いたい、もう一度声を聞きたい、
笑顔を見たい、話がしたい・・・
とめどなく溢れる想いは止まらない。
気づいた
泣いて泣いて泣き続けた日々。
母は今どうしているだろう・・・
母は今、何を思っているだろう・・・
ある時、ふと考えた。
母があの世から私の事を見てくれているとしたら、
母は悲しみ続けて前に進めていない私を見て
何を思うだろう・・・と。
逆の立場だったら・・・と、考えてみた。
自分が先にあの世に逝ったとして、
残された家族がどうしているか見えたとしたら・・・
悲しみに明け暮れている家族が見えるとしたら・・・
それが親だったら・・・妻だったら・・・子供だったら・・・
そしてその日々が何日も何カ月も何年も続いていたら・・・
それはとてつもなく悲しい。
死んでも死にきれないという言葉がピタリと当てはまる。
忘れて欲しいとは思わない。
時々想い出して欲しいと思う。
出来ることなら一日に一度は想い出して欲しい。
なるべく楽しい想い出を・・・そして笑っていて欲しい。
そう願うだろう・・・そう思った時に私は気づいた。
母もきっとそれに近い想いを抱くだろう・・・
このままではいけないと思った。
母の魂が成仏しきれていないとしたら、
その一番の要因は私なのかも・・・と。
自分の想いは二の次
自分が求めることよりも
先に旅立った人の事を・・・母の気持ちを考えてあげるべきだ。
気がつけば、悲しい想いが強くなりすぎて
自分の感情のコントロールが出来なくなっていた。
悲しみ、哀しみ、寂しさは陰(負)のエネルギーが強い。
最愛の妻に先立たれた父だって笑顔を見せてくれる。
父がどれだけ悲しみ、泣きじゃくったことか・・・
母は全て見ている・・・見てくれている。
母が他界直前に言っていた・・・
向こうからみんなの事をずっと見ているからね・・・と。
母は約束を絶対に守る・・・そういう人だった。
そういう魂の持ち主だった。
クヨクヨし続けたからこそ気づけた。
今でも涙を流すことはある。
でもその涙は思い出し涙だ。
たまになら母も一緒になって泣いてくれるかもしれない。
〜 夏を愛する人は 心強き人
岩を砕く波のような 僕の父親 〜
〜 冬を愛する人は 心広き人
雪を溶かす大地のような・・・僕の母親 〜
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