2017年02月07日
入院していた母の気持ち
43歳・・・
これまで入院を経験したことは一度も無い。
幼少の頃、父が何度も入退院を繰り返していた。
父のアルコール中毒で悩まされた家族。
入院中でも酒とタバコはやっていた・・・父はお気楽だった。
その分、母が大変だった。
その罰が当たったかのように患った脳梗塞。
父は現在左半身麻痺で、施設に入っている。
一番の苦労人だった母は・・・
入院してから一年で他界した。
何がどうなっているのやら・・・。
母が入院していた期間は三か月。
毎晩涙を流していただろうか・・・
病室で天井とにらめっこしながら何を思っただろうか・・・
入院したことのない自分にはわかり得ない。
病院というところに入院した時の気持ちも
寂しさ、悲しみ、煩わしさ、不憫さ、イライラ、恐怖・・・
一時帰宅できる時は、本当に嬉しそうだった母。
それだけに、病院に戻る時、その反動もすごかった。
玄関先で、人知れず涙を流した母・・・。
母が入院中、ほぼ毎日顔を出した。
面会時間は決められている。
ずっとはいられない・・・時間が来れば帰る。
ありがとう・・・の母の笑顔は、
決まってエレベーターのドア越し。
あのドアが閉まった後、
母は笑顔だったか、泣き顔だったかはわからない。
わからないまま・・・いつまでも、ずっと・・・。
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