みなさん こんばんわ
すっかり春めいてきました。地震は毎日のように続いておりますが、ここ茨城も桜が満開です。
我が家のサラセニアたちも、一部を除いて捕虫葉の新芽がどんどん出始めました。
こんな時期、心配になるのは害虫の発生です。基本的にぼくも薬品はつかいたくありません。
まず第1はアブラムシ。一匹見つけたらもうたいへん。ご存じのように病気を媒介する厄介者です。こいつにたかられると、新芽が萎えてしまいますね。とりあえず見つける端から綿棒で取っ払います。
次に心配なのがスリップス。こいつは薬剤耐性が強いので要注意と言われているけれど、これまでこいつのお世話になったことはないので(いや、ひょっとすると気づかなかっただけかもしれないけれど)特に対策をたてたことはありません。
それから、夜盗虫。こいつの食欲はすさまじい。うちは毎年夜盗虫に芙蓉を徹底的にやられます。
なんせ昼間見ても虫はいないし、朝になると葉っぱは齧られ蕾は穴だらけ。そんなわけで、サラセニアにそいつらが引っ越してくるんじゃないかと毎年警戒しております。今のところ被害はありません。
ちなみに、今年はもう芙蓉の根元にはしっかりオルトランを撒きました。
さて、こいつをどうやって予防するか・・・ですが、以前教えてもらった簡単な方法があります。
サラセニアを取り巻くように爪楊枝を立てるんです。朝早く見ると、齧りついてるやつがいたりします。
おつぎは貝殻虫。これも困りものです。固めの歯ブラシでこそげ落とすのがベストです。
いろいろありますが、第一の予防は、固めて鉢を置かないこと。風通しを良くしておくこと、そして、
よく見張ることなのですが、栽培を始めるとだんだんコレクションも増え、その上腰水栽培ですから発泡スチロールの箱に、ぎちぎちに押し込むなどということになりかねません。一か所でアブラムシを見つけたら、もう全部にたかっていると思ってまず間違いないでしょう。
よく紹介されている方法は、鉢ごと水没させるというやり方。これは、ミズゴケで育てているのならいいのですが、砂利系で、しかもピートモスとか使わない無機系用土に植え込んでいる時には、使えない。パーライトや鹿沼土が浮き上がってしまいますんで。
っというわけで、ぼくはどうしているかというと、あっさり降参して薬剤散布してます。
オルトランもいいんだけれど、鉢のサイズによってどれくらい撒いたらいいのか正直わかりません。
それに、そもそも即効性にかけるので、目の前のにっくき敵を撃退するにはどんなものかと・・・。
で、何使ってるかと言いますと、ベニカxファインスプレーです。
アブラムシなら一撃です。
夜盗虫にもOKです。スリップスに効くかどうかは不明です。
こいつは、殺虫殺菌剤で、菌糸系の病気にも効きます。
一応種類によってはカイガラムシにも効くようですけど、大きくなって蝋質が厚くなると効き目が落ちます。
このスプレーのいいところは、
持続性があること、つまりオルトランと同様な作用があることです。
もっとも使えばいいというものではないと思いますし、僕は使用回数を抑えています。虫が一番発生しやすいこの時期、それから秋ですね。それ以外は使わないようにしています。
アブラムシの大発生でお困りの方、試してみられてはいかがでしょう。もっとも苗の状態にもよりますし、子苗に対する仕様はお勧めできません。
子苗ならば、それこそ菌糸病でどうしようもない時以外は、綿棒で頑張りましょう。
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