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2018年12月28日
テーマで投資する? おまかせ投資する? 新しいオンライン投資「フォリオ」
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このブログでは初出です
今回は新しい事業者の紹介です。
テーマのある株式投資とロボットアドバイザーを組み合わせた証券会社、と言えばいいのでしょうか。
「フォリオ」というサービスです。
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オンライン証券、と言うくくりとなっていますが、通常の証券業と比べるとかなり異色です。
サービスは基本的に二つで、「テーマ投資」と「おまかせ投資」。
社長の甲斐氏は、京大出身の元プロボクサーというこちらも異色の経歴を持っています。
ゴールドマン・サックス証券、バークレイズ証券などに勤めつつ、2015年にフォリオを設立。
2年間で累計91億円の資金調達に成功するなど、特筆すべき実績を持っています。
特徴その@:テーマ投資
特徴の一つめは「テーマ投資」。
証券会社というと、株、投資信託、債券などを取り扱うのが一般的ですが、フォリオは違います。
「10社で構成された、10のテーマから選んで投資を行う」
一つ一つの会社の内実は分からなくとも、そのテーマに興味を持っているなら将来の展望が予想できる、と
いう人も多いかと思います。
また、そのテーマに興味を持ち、応援したいという投資家もいるでしょう。
フォリオの「テーマ別投資」は、そのテーマの有望企業10社に分散投資をします。
つまりは、テーマ別の株式型投資信託というところでしょうか。
例えばテーマの一つ、「VR(ヴァーチャル・リアリティ)」なら、以下のような10社に分散投資します。
エレコムはVR関連商品を多く販売し、ソニーは言わずもがな。
クリーク・アンド・リバー社はTV、Web、ゲーム、広告・出版などマルチメディア関連会社。
IMAGICA GROUPは映画コンテンツや映像システム関連の会社、という感じに組み合わされています。
特徴そのA:おまかせ投資
もう一つの特徴は「おまかせ投資」。ロボットアドバイザー投資です。
複数ETFを組み合わせた現代ポートフォリオ理論に基づく投資ということは、本質的にはウェルスナビと
同種のもののようです。
その他細かいところがウェルスナビとどう違うか、比較のしがいがありますね。
とりあえずは初回ということで、フォリオの特徴をさらりと紹介してみました。
かなり興味深い投資ですし、自分でも検討したいと思いますので、もう少し調べます。
調べた結果は、また記事で紹介します。
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posted by SALLOW at 09:30
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2018年12月27日
ガイアファンディングはサービス終了予定。案件実態はあり、後は軟着陸を目指していくことに。
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今度はガイアファンディングです
グリーンインフラの一件の後で、今度はガイアファンディングの連絡です。
maneoマーケットが年内の店じまい支度を始めているというところでしょうか。
とは言え、ガイアファンディングの件についてはそれほど悪いニュースではありません。
公表された情報によればですが、どうやらサービスの実態そのものはあるようです。
であれば、元本の全てかどうかはともかく、かなりの割合が償還されることが期待されるでしょう。
あとは、どうやって事態を軟着陸させるか。
状況が状況だけに軟着陸させてもmaneoマーケットの評判が良くなる事はないでしょうが、もし失敗すれば
ただでさえ傷ついている信頼が失墜するのは必至です。
内容の紹介
ガイアファンディングからのお知らせについては、すでに下記のページで説明が行われている内容もあり
ますので、その部文は省略して引用します。
4.個別のプロジェクト状況について
当社は、ファンド募集時にガイアファンディング社を通じて、物件の概要資料、評価に係る資料などプロジェクトの実態確認に資する各種資料の提供を受け、プロジェクトの実態があることを確認したうえで、募集の取扱いを開始しており、プロジェクトの実態がない案件はございませんでした。
ガイアファンディング社からは、全てのファンドについてプロジェクトは進行中であることが確認できたとの報告を受けております。
当社は、各プロジェクトの状況を確認すべく、ガイアファンディング社に回答を要請し、回答を待っている状況です。
また、ガイアファンディング社から受領済みの回答に関して、当社でも裏付けを取るべく現地調査に着手しております。
信頼できる米国のパートナー企業に現地の開発状況等の調査を依頼し、随時調査報告を受け、内容を検証して参ります。
個別のプロジェクト状況に関しては、ガイアファンディング社からの回答に基づき当社の実施する現地調査も踏まえ、随時、投資家の皆様宛への電子メールまたはホームページにて追加のご報告をさせていただく予定です。
赤字部はまず朗報でしょう。
ガイアファンディングについては、GIL社であったような不適切な資金管理などは無かったようで、かつ
プロジェクトが全て進行中なら、実態としては存在していたわけです。
元利一括償還のスキームを毎月償還のmaneoプラットフォームに押し込んでしまったのは問題でしょうが、
こちらはプロジェクトそのものはまともに管理されていた、ということになります。
(結果として元本損失はあり得るかもしれませんが)
5.新規募集・私募の取扱いの停止
当社は、ガイアファンディング社との間で業務提携合意書を締結し、当該契約に基づきシステムの提供及び募集・私募の取扱いを行って参りましたが、当該契約に基づく新規募集・私募の取扱いにつきましては、ガイアファンディング社の状況及び同社からの意向を踏まえ、停止することと致しました。
今後、サービスの終了に向けてガイアファンディング社と協議いたしますが、現時点において両社は、投資家の皆様への償還・分配の早期実現に向けて協力し対応していくという方向性で合致しております。
ということで、ガイアファンディングがサービスを終了するようです。
まあ、ここまでの事態を起こして再開しても資金は集まらないでしょうし、プラットフォームの利用料が
かさむだけですから、敗戦処理を終わらせて退場するのは悪くない選択肢だと思います。
こうなった以上、maneoマーケットに新規で入ろうとする事業者も少なくなるでしょう。
maneoマーケット、maneoファミリーの戦略は、根本的な見直しを迫られることになりそうです。
(そもそもの戦略が、事業者が順調な時だけを想定し、リスクを考えていなかったのかもしれませんが)
さて、こちらはGIL社とは異なり、時間はかかりますが償還はおおよそ行われると思います。
しかし、こうなった以上他のmaneoファミリーの集金力、ひいてはmaneo本体の信頼性にも深刻な影響を
残すことは間違いありません。
(LCレンディングはまだ無事でしょうが、他は影響が大きいでしょう)
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posted by SALLOW at 21:00
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