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2019年09月25日

サービスの質の一部は、ブラック労働で作られる



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なぜ長時間労働が起きるのか?(勤め先の場合)

 昨年の話ですが、「長時間労働の是正」と「同一労働同一報酬」を大きな柱とした働き方改革の関連法案が
 成立し、2019年より順次適用されていきます。

 私が勤務している会社は一応大会社の括りに入りますので、2019年4月からの施行。
 影響が大きいと思われていた「長時間労働の是正」及び「年休5日の確保」については、今のところ大きな
 問題はなく運用されています。表面上は。


 表面上と書いたのは簡単なことで、組織内部にいる私には内実はある程度見えているからです。
 今のところ明らかな法令違反はありませんが、それもいつまで続くか分かりません。おそらく、軽微なレベ
 ルの法令違反は出てくると思われます。

 では、なぜ長時間労働は是正できないのか。
 その理由は会社の事情によって様々でしょうが、私の勤める会社の場合ならすぐに答えられます。
 それは、顧客自身がシャレにならない働き方をしているからです。

 いくら長時間労働を是正したくとも、顧客自身が夜討ち朝駆け上等であればどうしようもありません。
 それに付き合わなければ仕事がなくなりますし、それを許す役員や上司がいるわけもなく。
 となれば、多くの労働者は上に言われるがまま働く以外の選択肢は少ないわけで、結果として長時間労働は
 夢のまた夢、ということになるわけです。
 (なおここで言う顧客も、さらに言えば競合先も海外ですので、日本の法律は対象外です)


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なぜ長時間労働が起きるのか?(一般論)

 次は一般論として。

 残業の規制や有休取得を制度にすることは、会社としては単にやる気の問題であり、そのつもりならそれほ
 ど難しいわけではないと考えています。
 ただ厄介なことに、長時間労働の是正はトップ方針で終わらせてもロクなことになりません。
 重要なのは、「では、何の業務を止めるか」まで指示を出すことだと思います。

 長時間労働の是正や働き方改革という呪文を唱えても、「生産性の向上」という魔術は成就しません。
 そんなものが簡単にできるならもうやっていますし、簡単ではないのならかけ声だけではなく実利(報酬)
 を示さなければ誰もついてこないからです。

 なので、従業員の生産性は一朝一夕には上がりません。
 だからこそ長時間労働を是正するためには、業務を削り取っていくしかないわけであり、その判断を下すこ
 とこそが上の役目だろうと考えるわけです。

有休だって同じこと

 有休取得の推進に関しても、同じことが言えます。
 そもそも、誰かが休んでも仕事に穴が空かないのなら、その人はもともと過剰人員で要らなかった人手とい
 うこと。なので、誰かが休めばどこかに負担が来るのは当然のことです。

 その時に、そのフォローアップや調整は誰が行うのか。
 本当に働き方改革を進めたければ、その調整は従業員に任せるべきではありません。それは、本来会社側が
 すべき人員調整の業務を、従業員に負担させているだけだからです。

 誰かが休むことを良く思わなかったり、誰かが休んだことによる業務負担の増加に不満を言う人も出てくる
 でしょう。
 その不満を受けて調整するのは、会社側の責務です。
 従業員は堂々と権利を行使すれば良いだけで、有休を取得する人が申し訳なくしているような会社では、
 働き方改革は成就しないのではないでしょうか。

 なので私はせめて、有休取得の時には多少の反発は無視しても「謝らない」「楽しく取る」「休むことで
 他人に迷惑がかかっても気にしない(逆に、自分に迷惑をかけられても気にしない)」
を心がけています。


  s-unhappy-389944_960_720.jpg

消費者として考えるべきこと

 では視点を変えて、長時間労働(+ブラック労働)の是正や有休取得の促進、つまり「働きやすい環境を
 整える働き方改革」を実現するために、消費者としては何をすればいいのでしょうか。

 これも簡単で、要は日本における(無駄に)高い品質を諦めればいいだけです。
 コンビニでの丁寧なサービス、汚れが一切ない住宅、泥の付いていない大きさが揃えられた食品、高精度に
 守られた公共機関のダイヤ、しわ一つないホテルのベッドメイク。
 それはある意味では、日本人の(過剰な)勤勉さで支えられています。
 これらを受け入れることを当然とする考え方では、過剰労働を無くすことはできません。

 同様に、会社においても無理な納期や品質を下請けに押しつければどうなるか。
 当然、その下請けは休日を返上するなどして要求を満たさなければなりません。つまり休むことはできず、
 結果として元請けは過剰労働、ブラック労働の片棒を担いでいることになります。


 高い品質の要求は、それだけで働き方改革を阻害します。
 自分のブラック労働がイヤなのに、他人にそれを押しつけるのはまったく筋が通りません。
 それでは国力が落ちる? なら、それは今までが無理にドーピングしていただけのことです。

一足飛びの解決はあり得ません

 と、雑記がてらの所感を述べてきましたが、一つ大切なことがあると思います。

 それは、色々な動きはすべて性急にしてはいけないということ。

 何かが気に入らず直したいと思っても、すでに作り上げられた状況を無理に破壊して組み直したところで
 だいたいの場合、もっと悪いことにしかなりません。それは過去がおおよそ証明しています。
 あらゆることは慎重に考えて、副作用を気にしつつゆっくりと進めていかなければならないと思います。

 また、同じく何かが気に入らなかったとしても、自分をまったくの蚊帳の外におくべきではありません。
 「自分以外の誰かの責任」だと思ったとき、人はとても強い言葉を使うようになります。
 それは他人を傷つけるばかりか、話題好きなマスコミや世論に持ち上げられ、いずれは誰かのよからぬ目的
 のために利用されるだけの役にしか立ちません。
 (先日国連で、環境問題について攻撃的な言葉で演説した女性がいましたが、彼女しかりです)


 あらゆる社会問題は、その根っこには恐ろしく複雑な問題が絡み合っていて、解決するためにはひたすら面
 倒で地味で実りのない作業が続くものです。それはブラック労働しかり、長時間労働しかりです。
 ですからまあ、のんびりやっていきましょう。まずは自分から、そして自分の周りから少しずつ変えつつ、
 他責にせず色々検討していくことが、一人一人ができることだと思います。


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2019年09月23日

相手をまちがわないことと、方法をまちがわないことは別物です



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要求すべき相手に要求しないことも戦略の一種(長い)

 今回は雑記です。

 少し前の年金2,000万円問題、目前に迫った消費税の増税などを背景にして、「生活が苦しい」といった
 声が良く聞かれるようになりました。
 そういう話題は食いつきが良いのでしょう、ニュースなどでも盛んに取り上げられています。

 確かに近年の可処分所得の減少は急激であり、税金の適切とは言えない使われ方を散見するに、現状に対し
 て不満を言うのは当然だと思います。
 ではそういった状況に対して、正しい対処は何でしょうか。

 自由主義であれば、「税金や社会保障の負担を減らせ」と政府に要求するのが妥当でしょう。
 ただ私の意見としては、そのような要求は相手はまちがっていないものの、方法という点ではまちがってい
 る
と考えています。


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現実に対するには現実主義

 同じ志を持つものを増やしたいなら、他にやりようはあるでしょう。
 もっとも簡単なやりようは、「自由主義を標榜することによる短期的(+中長期的)なメリットを目に見え
 る形で示す」
ということです。

 「メリットの提示を他人に求めているようでは、結局与えられるのを待っているだけだ」と言われるかもし
 れませんが、その視座では残念ながら同じ志を持つ者は増えません。
 私も含め世の中の多くの人は、そこまで透徹した意志を持てるわけではないと思います。

 また一方で、もしその要求を正面から掲げるなら。
 そのような要求を政府にしたところで、それで成果が上がるとは思えません。
 過激なデモでもやれば話は別でしょうが、それは自由主義の考え方とは相反するものです。


 念のために明確にしておきますと、私は自由主義ではありません。
 行き過ぎたグローバリズムについては反対派ですし、思想や理想の方向はおそらく「保守」と呼ばれる考え
 方に近いと思われます。

 ただそれ以上に、私は現実主義です。
 周りを取り巻く経済や、自分の資産は現実です。ですから頭の中でどんな思想や理想を持っていても、それ
 に関わらず現実に即して動くことが幸福につながると信じているだけです。
 現実がそう動くのなら、私は保守の考えのまま逆方向に行動することもあるでしょう。
 それは翻心ではなく、単なる合理的行動です。


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これは極論かもしれませんが

 ちなみに自由主義においては時々、税や社会保障は政府による財の収奪だという意見が出てきます。
 自由主義の基本には私的財産権がありますので、徴税を悪いものとする考え方は当然だと思います。

 ただ極論かもしれませんが、我々皆結局どこからかは奪っているわけで。
 それこそ仙人でもない限り、「不奪」で生きていくのはなかなか骨の折れる行為です。
 そして個人は弱いものですから、そのまま放っておけば収奪は発生してしまいます。その相手が国家であ
 れ、会社であれ。
 「それは許されない」と言葉で言うだけで収奪が止むのであれば、世界に争いなどあり得ないでしょう。

 だからといって、他人から奪ってもいいと言っているわけではありません。
 放置しておけば、法律や社会のルールの範囲内では当然のように収奪が起こり得ることを前提として、その
 枠組みの中で行動し、自衛して幸福を目指すべき
だというのが私の考えです。

 例えそれが望まない枠組みだとしても、取れる行動は3つだけ。
 そこから逃げるか、枠組みを変えていくか、その中で枠組みを利用するかです。

見るべきは詳細ではなく全体

 私たちの給与や収入から、税や社会保障が召し上げられているのは事実です。
 それを収奪というなら、そうなのでしょう。
 ただそれに否を言うのなら、それは言葉だけではなく効果的な行動で成し遂げるべきだと思います。

 プラス(給与や収入)とマイナス(税や社会保障や出費)の差が純利益。純利益の積み重ねが個人の資産。
 プラスやマイナスの詳細に一喜一憂するのではなく、プラスを増やしマイナスを減らし純利益を高めていく
 ことこそが、個人が幸福になる唯一の手段ではないかというのが私の考えです。


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