2019年06月04日

ランサーズの「#採用やめよう」全面広告に思うこと



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面白い着眼点だと思います

 興味を引かれるニュースがありました。
 フリーランスプラットフォームである「ランサーズ」が、経団連の定めた新卒採用の選考解禁日に合わせて
 上下逆さまの「#採用やめよう」という広告をぶつけてきたそうです。

  ・『#採用やめよう』全面広告で物申す (ハフポスト)


 人材不足を解決する方法として「採用をやめる」という逆転の発想。
 その事を示すように、上下逆さまの広告にしたとのことです。
 誰の着想か分かりませんが、なかなかのセンスだと思います。これももしかすると、ランサーズに所属する
 フリーランスのどなたがのアイディアなのでしょうか。

 確かに、画一的な採用をやめることが人材不足の解決策になるというのは一理あります。
 会社が正社員という職で採用することにこだわれば、それだけ柔軟な働き方や多様な人材の活用からは遠ざ
 かってしまうのは確かでしょう。
 (無論、フリーランスがいなくなってしまえばランサーズは飯の食い上げになるわけですから、ポジション
  トークなのは言うまでもありませんが)


 今回はこの記事に関する所感です。


  s-purse-1478852_960_720.jpg

実際は難しいでしょう

 ランサーズとしてもこの広告がすぐに効果をもたらすことを期待しているわけではないでしょう。
 おそらく議論の端緒となれば、くらいの考えだと思います。

 日本や世界の将来に不確実性が増せば増すほど、当然ながら人は安定を求めます。
 特に日本においては、正社員神話は根強いもの。
 フリーランスになれば、スキルの低い者やスキルを上げる努力を怠った者は淘汰されます。
 フリーランスは時間や場所や組織に縛られる必要が少ないのですが、その引き替えとしてスキルという面で
 考えれば非常にシビアな世界となります。


 また、フリーランスがそもそも向かない職業もあります。
 人命に直結する仕事、あるいは事故が起これば人命が失われかねない仕事です。
 これらは会社という後ろ盾がなければ、とてもではないですが個人でできるようなものではありません。

 現状、フリーランスへ委託する業務はある程度の専門性とスキルが必要になると思われます。
 こういった業務に付いて回るのは、機密保持と守秘義務。
 この点をクリアすることも必要でしょう。
 会社員と比較して相対的に低いフリーランサーのクレジットスコアの問題もあります。

 最後に、日本の正社員は「就業」ではなく「就社」。
 会社が面倒を見る一方、正社員として雇われた者は会社が求める働き方、業務内容、就業場所を提供すると
 いうメンバーシップ型となっています。
 「会社が面倒を見る」という終身雇用は崩壊しかかっていますが、それにしても日本の正社員の大多数がこ
 のメンバーシップ型であることはまだ変化がありません。

 こういった事情が絡み合う中、日本でフリーランスが主な就業形態の一つとして台頭してくるのは、まだま
 だ遠いのではないでしょうか。
 ただ、今後の可能性はもちろん残されています。

働き方のバージョンアップ

 この記事を読んで真っ先に関連記事として思いだしたのは、橘玲氏の著書「働き方2.0vs4.0 不条理な会社
 人生から自由になれる」に関する記事でした。

  ・世界では「絶滅危惧種」、日本のサラリーマンの特殊性とは (マネーポスト)


 橘氏は前述の書籍の中で、働き方を以下のように定義しています。

・働き方「1.0」=年功序列・終身雇用の日本的雇用慣行
・働き方「2.0」=成果主義に基づいたグローバルスタンダード
・働き方「3.0」=プロジェクト単位でスペシャリストが離合集散するシリコンバレー型
・働き方「4.0」=フリーエージェント(ギグエコノミー)※組織に所属しない働き方
・働き方「5.0」=機械がすべての仕事を行なうユートピア/ディストピア

 現在日本が進めようとしているのは、働き方「1.0」から「2.0」へのバージョンアップ。
 しかし、世界はすでに「3.0」から「4.0」へのバージョンアップを目指しており、日本が例え「2.0」になっ
 たとしても到底追いつけないとのことです。
 この「4.0」というのが、ランサーズが掲げるフリーランサーの働き方に相当します。


 もちろん、ランサーズとしても全てがフリーランスでなければならない、とまでは言っていません。
 多様な働き方があっていいのではないか、と言う問題を提起しているわけです。

「その選択だけがいいとは思っていなくて、新卒で会社で働く以外にも色々な可能性があって、人それぞれが選べる社会になりつつあることを知ってほしいです」

「選択肢が少ないと勘違いして、万が一自分が選択肢と合っていなかった時に、あたかも外に外れたように見えたとしても、実際はそんなことは全然ないと思います」

「新卒で会社に入ったなら、もちろん頑張って欲しいですが、仮にミスマッチがあったとしても、違う会社や働き方もある。自分らしい選択肢を選べるように支援したいですね」

 (前述、ハフポスト記事より一部引用)

 という、ランサーズ秋好社長の言葉が全てです。
 言葉尻だけを捉えて悪く言う人はどこにでもいますが、要は「色々な可能性」を提示しているということ。
 そして、選べる自由がないことに比べれば、なんであれ選べる自由はあった方がいいと思うわけです。
 (無論、選ばない自由もあることが前提ですが)

個人は好きに選べばいいと思います

 日本における正社員信仰を打ち破るハードルは高いですが、「働き方1.0」がグローバルで勝負するのに不利
 な事はまちがいありません。となれば、いずれ会社組織は変わる必要があるでしょう。
 最近でも経団連やトヨタのトップが、終身雇用に関する発言をして話題になりました。二人の発言の中身は
 方向性が異なっているようですが、これも一つの「変わらざるを得ない」端緒だと思います。

 ただ重要なのは、その変化が会社組織の課題であり、労働者個人に帰属する課題ではないということです。
 労働者の身分であれば、自らが最も有利になるように働き方を選ぶべきです。
 決して会社のために選ぶものではありません。会社でトップに上り詰めたいならともかく。


 今が正社員であれば、その立場を自ら手放すように動くのは得策とは言えません。
 自らはバージョンアップを行い、働き方2.0〜4.0に適応できるようにする必要はありますが、その上で正社
 員としての立場を最大限利用することが大事だと思います。
 会社が潰れても、自分は生き延びる。個人としてはそれができれば満点ではないでしょうか。


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2019年06月02日

ルールについての一考察(見分け方、付き合い方、取り込み方)



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ルールについて

 今回は雑記です。

 世の中には様々なルールがあります。
 国ごと、会社ごと、自治体ごと、コミュニティごとなど「集団」があるところには必ずルールが存在し、
 また所違えばその内容も様々。
 あるところと別のところのルールが相反する、ということもたびたび起こり得ます。

 そんな様々なルールについての一言です。
 なお、本記事におけるルールは基本的に日本の法律等に定められたもの「以外」を念頭においています。
 色々言いたいことはありますが、私は原則として法律は遵守すべきという考えです。


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ルールであるための条件

 様々なルールが世の中にあると言いましたが、その中にはルールであるための必要要件を満たしていないも
 のも多くあると思います。
 私の考える「ルールがルールであるための要件」は、基本的に2つ。

  @センサーがあるか
  Aペナルティがあるか


 です。
 @については、「そのルールを破った時に感知する事のできる仕組みがあるかどうか」ということ。
 破ってもバレないルールがあるとすれば、それはルール側の不備でしょう。

 Aについては言葉通り、「そのルールを破ったらペナルティがあるか」ということ。
 ルールがあっても、それを感知するセンサーがあっても、罰則がなければルールとは言えません。
 スポーツで考えれば、審判がいて、罰則規定があるからこそルールは守られるのと同じです。

 これ以外に

  B明文化されているか

 も付け加えるかどうか迷ったのですが、@やAほど必須ではないと思います(重要ではありますが)。
 世の中に不文律はいくらでもあります。文書に書き起こされていなくとも、センサーとペナルティがあるな
 らそれは実質的になルールになると思います。


 @とAを満たしていないものは、ルールと名乗っても守るかどうかはその人任せになるでしょう。
 @とAを満たしても、Bを満たさないものはより上位のルール(例えば裁判など)でひっくり返る可能性が
 あります。
 私はルールは破るべきではないという考えですが、そこで言うルールとは@やA、できればBも満たしてい
 るものに限ります。

ルールとの付き合い方

 先ほど私は「ルールは破るべきではない」と書きました。
 しかしそれは、「ルールに従うべき」と同じ意味ではありません。

 ルールは破るものでも従うものでもなく、うまく利用するものだと私は認識しています。

 ルールに真っ向から背いたら、ペナルティがあります。
 (それが無いようなら、それはルールではありません)
 かといってただ従うだけでは、そこからは何も生まれません。利用するべきだと思います。


 みんながルールを利用するようになると、ルールの利点も欠点も良く見えるようになります。
 そうすればルールを作る側は、より適切なルールに変えていく必要に迫られるでしょう。
 結果として、その集団におけるルールは最適化されていくのではないか、というのが私の考えです。

 もちろん、ルールを変えられる立場であれば変えてしまえばいいのですが、誰もがそんな立場に上り詰めら
 れるものではありません。
 ルールを作る側にならなくてもルールを改善できる方法は、それを利用することだと思います。


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どうせやるなら意味のある行動を

 国にも自治体にも会社にも、多分どんなところでもそうでしょうが、世の中には必要なルール以外に理不尽
 なルールもあります。
 そういう場合に思わず反抗してしまいたくなる気持ちは私にもありますが、真っ向から対立してもだいたい
 はロクなことになりません。
 勝ち目の薄い勝負に挑むのは、蛮勇かギャンブルの類だと思います。

 また、理不尽なルールに愚痴や不満の声を上げる気持ちも分かりますが、それも意味がありません。
 結果としてルールが変えられるのならいいでしょうが、そういう人は往々にして黙って実行に移します。
 効果のない不満の声を上げるくらいなら、何か一つ行動する方が生産的でしょう。
 (一回くらいの愚痴なら、精神のデトックスにはいいかもしれませんが)


 考えは人それぞれあり、それを否定するつもりも揶揄するつもりもありません。
 ただもしあなたが様々なルールに厭いている、もしくは消耗しているのであれば、一度こういう考え方をし
 てみてはどうでしょうか、という内容でした。

 私はこのような考えで、様々なルールを自分の中に取り込んでいます。
 だから私はルールを破らず、ただ適当に(アバウトに)利用していくだけです。



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