2019年09月11日
ネクストシフトファンドの新ファンドへ投資を検討中です
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今度はモンゴル案件
日本初の社会的インパクト投資専門事業者である、ネクストシフトファンドの話題です。
ネクストシフトファンドでは最近、新しいファンドの募集が開始されました。
・【融資先情報公開】モンゴル農家さん応援ファンド1号
予定利率:5.2%(*USD建て)
期間:12ヶ月
貸付総額:1,200万円
担保:なし(モンゴル金融規制委員会から事業免許を取得した、正式な認可機関への貸付のため)
さてこのモンゴル案件ですが、それなりにリスクは高めですが私は少額で投資を検討しています。
その理由について紹介します。
高リスクの理由
高リスクの理由は3つあります。
一つはまずなんと言っても、これがマイクロファイナンス案件であるということです。
直接の貸付はモンゴルのGyals Tugrug社という正式な認可機関へ行うとは言え、最終的な資金の需要先は
モンゴルの農家やマイクロビジネス事業者であり、返済力はあまり高くないと予想されます。
二つめはモンゴルの経済状況。
モンゴルはGDPの約1/4、輸出の9割を鉱業に依存しており、鉱物資源価格の下落により経済が大きな影響を
受けかねません。
また、輸出の9割以上が中国に対してのものであり、中国の経済状況にも大きな影響を受けます。米中貿易
摩擦を考えれば、リスク側に考えておくのは当然のことでしょう。
最後に為替リスク。
この案件は表面上円建てですが、実際は米ドルで運用します。
さらに、モンゴル国内における運用は現地通貨トゥグルグを用います。もし現地通貨が大幅に下落した場合
貸付先の米ドルベースにおける返済額が増え、返済されないリスクが高まることになります。
投資する理由
以上のようなリスクはありますが、私は少額ながら投資をしてみようと思います。
案件のリスクはありますが、事業者のリスクやGyals Tugrug社のリスクは少ないと考えたのが一つ。
(ネクストシフト社は国連の責任投資原則(PRI)にも署名しています)
・(参考)責任投資原則(PRI)
もしかすると投資の一部が焦げ付いたり、あるいは為替レートの問題で円建ての投資が目減りしてしまうか
もしれません。それは呑み込んでいます。
それでも、「社会のためになる」という建前が得られるのは悪いことではないでしょう。
「やらぬ善よりやる偽善」というものです。
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posted by SALLOW at 17:00
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新興国通貨を一様に悪くいうつもりはありませんが、MNTはかなりキツいですね。ネクストシフトの場合はUSDだからという理由が大きいのは確かです。
ネクストシフトの場合、JPYからUSDへ切り替えて貸付を行い、現地機関でUSD→MNTに切り替えます。このためMNT安が起きれば現地機関の返済負担が増えることになります。
クラウドクレジットとは異なり機関が間にありますので、MNT安が資金減少に直結することはない(影響は受けますが)ことから、こちらへの投資を考えています。
クラクレでもモンゴルへの投資を行っているようですが
直近1年で20%以上下落しているMNTでは正に募金感覚になります
ネクストシフトがUSDとMNTの間をどう繋いでいるのか気になるところです