2019年06月24日

案件は終了しているとは言え・・・これは厳しい。TATERUに業務停止命令の方針。



広告
TATERUへの処分

 TATERUの話題です。

 TATERUにとってはかなりの窮地にあると言っていいでしょう。
 関東地方整備局による聴聞が6月21日に開かれ、国土交通省はTATERUに対して業務停止命令を出す方針を
 固めた
とのことです。

 これを受けてTATERUの株価は2230〜240円レンジから200円未満まで急落しています。
 当初は2500円の高値を付けたこともあったことを考えると、目も当てられない状況でしょう。

  ・TATERUに業務停止命令へ 融資資料改ざんで国交省


 TATERUの2019年第一四半期売上高は急落しており、前年同期比で約7割減。
 純利益も前年同期4.3億円の黒字から、60億円超の大幅な赤字に落ち込んでいます。
 このまま何も手を打たなければ、現預金はあと4〜5か月で尽きる計算になります。

  20190624TTR1.jpg


 ここにさらに業務停止処分が下れば、TATERUは行き詰まる可能性が高いと思われます。
 不動産の売買部門はともかく、管理部門まで業務停止が行われれば既存のアパートの管理すら覚束なくなり
 結果としてまともに投資していたオーナーまで迷惑をこうむる可能性が高くなっています。

TATERUとTATERU Funding

 IoTアパートを展開しているTATERUは、そのアパートの運用開始までの資金を集めるためにTATERU 
 Fundingという不動産投資型クラウドファンディング(CF)を運営していました。
 TATERU Fundingは日本における本格的な不動産投資型CFのはしりとも言える存在で、

  ・利率は4〜5%程度(無理のない利率)
  ・TATERUの劣後出資割合は30%と、同種サービスの中で最大
  ・累計募集金額38億円


 という実績を持っていました。
 その後、一連の問題(大家さんへの銀行融資を通りやすくするため、預金口座の残高を改ざんするなど)が
 発覚し、さらにその当時話題となっていた不動産投資絡みの問題を巻き込み(*)、かなり大きな騒ぎと
 なりました。

 (*)「かぼちゃの馬車」の問題は、間接的にソーシャルレンディングにも影響しています。

 ただ腐っても一部上場企業と言いましょうか、TATERU Fundingは一連の問題を受けてすぐに「投資してい
 るファンドの買い取り」
を全投資家に対して申し出ました。
 希望者はTATERUに対してファンドを買い取ってもらい、元本を支払ってもらうことができる措置です。

 私は結局買い取りの申し込みをしませんでしたが、結局として私の投資していた案件を含むすべての案件は
 無事に償還されました。
 一部には期間延長となる案件もありましたが、それも延長部分の利息を含めて返済されています。


  s-tax-office-4007106_960_720.jpg

 
所感

 TATERUの行った改ざんは擁護の余地もなく、あってはならないことというのはもちろん前提です。
 その上で言えば融資を行った銀行も、さらに言えば無理な資金計画で投資判断を行った大家さん側も責任を
 逃れることはできないでしょう。
 マンションのローンもそうですが、数百万足らずの自己資金でほぼフルローンを組むリスクは、我々一人
 一人が肝に銘じなければならないと思います。

 さらに今回、もしTATERUのアパート管理部門も業務停止処分を受ければ、既存の大家さんにも影響は甚大
 となります。見せしめのために多くの関係者を巻き込むのはあまり適切なやり方とは思えません。
 それを行えば、もともと低い日本人の投資への関心をさらに冷え込ませることにもなりかねないからです。

 とは言え、売買部門のみ業務停止処分にしてもいずれは資金ショートとなるわけでこれも悩ましい。
 厳格な金融統治と善意の関係者の保護、どちらを優先するかという問題はどこにでも付きまといます。ソー
 シャルレンディングでもずいぶん痛い目を見ましたし。


 TATERUの問題がどこに落着するかわかりませんが、一応投資したことのある身としては応援したい気持ち
 も少しはあります(少なくとも、元・ソーシャルレンディング最大手の某社よりは)。
 道のりは厳しいと思いますが、がんばってもらいたいものです。
 *それとあと、TATERUが業務停止なら某何とかパレスは良いのか? とも思います。

今後の投資

 不動産投資型CFのはしりであるTATERUは残念な状態になっていますが、投資商品としての不動産投資型
 CFは、現物所有と比べて小口・短期間で済むという特徴があります。
 今回、TATERUの大家さんへの影響はこれから出てきますが、TATERU Fundingに投資した投資家は何とか
 ノーダメージで済んだのもその特徴がゆえでしょう。

 今月末には同じ不動産投資型CFのCREAL(クリアル)で大型案件が登場。
 FANTAS Fundingでも明日、新案件が登場します。これらの投資は今後も継続していく予定です。


  CREAL(広告リンク)
  CREAL


  FANTAS Funding(広告リンク)
  FANTAS funding


 ランキングに参加しています。
 リンク先には同じ話題を取り扱うブログが沢山あります。こちらもいかがでしょうか。
 にほんブログ村 株ブログ ソーシャルレンディングへ にほんブログ村 投資ブログ 投資でセミリタイア生活へ  



この記事へのコメント
yos 様
不動産担保の案件がすべて危ないのではなく、個人向け(大家さん)案件が危ないのだと思います。
それに伴って不動産の業界自体が少し冷え込んでいるリスクはありますが、一方で機関投資家及び(超)富裕層からの引き合いはまだまだ底堅いとか。
問題の根底には、不動産投資全体のパイを増やそうとしたために、資力が十分ではない個人までむりやり取り込まざるを得なかったところがあると思います。
(事業拡大のためにはやむを得ないところもありますが)
Posted by SALLOW at 2019年06月27日 12:47
スルガ銀行が一足早く業務停止されていましたね。
去年の一連のアパートローンの問題の影響もあり、個人は不動産投資ローンの審査が厳しくなっているらしく、不動産は買い手が減って難しい状況のようです。
maneoで連発している延滞も、多くは不動産担保が上手く売れないって説明ですね。
不動産担保の案件はちょっと危ないかな〜と現状では思っています。
Posted by yos at 2019年06月26日 07:45
未入力 様
けにごろうさんの場合は資金も持っていますし、おそらくはフルローンを組んで低利での資金融通を受けたほうが総合的に有利だと考えたのではないでしょうか。
そういったリスクの考慮やきちんとした戦略があっても、なおこういった状況になるのは怖いですね。
私は臆病者なので、「明日返せないお金は借りない」を信条にしています。
Posted by SALLOW at 2019年06月24日 16:17
TATERUのアパートといえば、SALLOWさんと相互リンクしているけにごろうさんがフルローンで買っていました。
多額の借金はこういう場合があるから怖いですよね・・。
Posted by at 2019年06月24日 14:11
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバックURL
http://fanblogs.jp/tb/8915259
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック


<ピックアップ広告>
「実名化案件」を扱うSAMURAI
サマーキャンペーン実施中!
会員登録方法はこちらをご覧下さい。
SAMURAI_banner.jpg

(2019/6/29)
電子書籍を書きました。
こちらもよろしくお願いします!

  3wari.jpg
世界中のモノを「3割引き」で買う技:
一生使える知恵袋 お金の勉強


(2018/12/19)
ソシャレン投資本を書きました。
かんき出版様より発売中。
是非、お手に取って下さい!


ランキング参加しています。
クリックを宜しくお願いします。

にほんブログ村 株ブログ ソーシャルレンディングへ にほんブログ村 投資ブログ 投資でセミリタイア生活へ


広告


プロフィール
SALLOWさんの画像
SALLOW
プロフィール
問い合わせは各記事のコメント、もしくはquantumアットマークsaturn.dti.ne.jpまでどうぞ。

PVアクセスランキング にほんブログ村
検索
カテゴリーアーカイブ
リンク集
最新記事
アフィリエイトリンク(全て、管理人が実際に利用しています)

SBIソーシャルレンディング
SBIソーシャルレンディング

クラウドバンク
クラウドバンク

OwnersBook
オーナーズブック


クラウドクレジット

LENDEX
LENDEX

Pocket Funding

s-SAMURAIバナーA.jpg
SAMURAI

CREAL
CREAL

WealthNavi
ウェルスナビ

FUNDINNO(ファンディーノ)
FUNDINNO

楽天証券
楽天証券

さとふる
さとふる


楽天カード


A8.net

最新コメント
以下のメディアで掲載されました。