2019年06月07日
「見えないものを見る」技術、大手医療機器メーカーからの開発委託で加速するか?
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AI復元超解像度化技術
株式投資型クラウドファンディング(CF)、「FUNDINNO」から次の案件が登場します。
今回の案件は次世代テクノロジー。色々なところに応用が期待されます。
その特徴を一言で言えば、「見えないものを見る」技術。内容を紹介したいと思います。
・リアルタイムで映像の高速鮮明化・復元化を実現
募集開始:6/8 9:00〜
募集金額:1,600万円(上限4,400万円)
技術のキモは、「LiSr(リサ)」による鮮明化技術と、「AI復元超解像度化技術(仮)」の二つ。
このうち「LiSr」は、画像中の色が沈んだ領域、白くとんだ領域、コントラストがはっきりしない領域など
「データとしてはあるが、人間の目で識別できない領域」を鮮明化します。
例えば、以下のような例。
この技術に、さらにもう一つの技術を加えます。
AI(ディープラーニング)を利用して、映像などの「データとしてはあるが、見えていなかったもの」を復
元するという技術が「AI復元超解像度化技術」。
こちらの場合、「加工補正」ではなく「復元」というのがポイントです。
この二つの技術を組み合わせることにより、「見えないものを見る」技術のコアとなります。
これが、今回の案件の核心部分です。
FUNDINNO(アフィリエイトリンク)
ニプロ社と提携
AIによる復元技術は、元画像と低画質の画像を準備するところから始まります。
どんなアルゴリズムを用いても、低画質画像から元画像を復元すればそこには違いが現れます。
かと言って、全てをAIにやらせるのはデータ量が膨大になります。
そこで、復元できる部分は従来のアルゴリズムで行います。そしてその結果に、復元した時の違いを抽出、
学習させたAIのデータを加えることで、小さなデータ量で効率的な復元ができるという仕組みです。
これにより、高解像度を目指す上でのハードルとなる下記のような課題をクリアしています。
現在、事業者は医療機器大手のニプロ(一部上場、直近期売上高4,000億円弱)と「LISr」製品の医療領域に
おける独占販売代理店契約を締結しており、医療領域に参入を果たしています。
・ニプロ社との独占販売代理店契約 ニュースリリース
半年で2回目の募集。その意味は?
さて、今回の事業者ですが、以前にもFUNDINNOで募集を行っています。
それからわずか半年で2回目の募集。その意味については、事業者から説明されていました。
・ニプロ社との委託開発契約が進行中で、独占販売契約も締結
・セキュリティ分野については、東京オリンピックに向けた機種の開発導入に注力
・開発力とスピードの差がビジネスの展開に与える影響が大きい
ということで、「スタートダッシュに向けて力を貯めている最中」ということのようです。
売り上げに必ずつながるものだけでもないでしょうが、各所との契約や提携も進んでいますし、ここで一気
に金額を投下して開発を進めるべき、という経営判断があったのでしょう。
医療部門やセキュリティ部門で有用な技術だけに、うまく行けば大きな成長が期待できそうです。
また、本案件についてはエンジェル税制Aの適用も予定されています。
・エンジェル税制について、詳しくはこちら
・FUNDINNOへの登録方法を紹介します
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posted by SALLOW at 12:00
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