2019年06月18日
あなたは「管理したい人」ですか?
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私が上司にお願いしていること
今回は雑記になります。
私はとある会社、それなりに大きな会社に、そこそこ長く勤めています。
長く勤めているので、ある程度の役職にはなっています。
そんな私が、ここ最近ずっと上司となった人に言っていることがあります。それは、
「私に部下を付けないで下さい」
という言葉です。
もちろん、会社組織において「部下を持たない」ということがどれだけのデメリットになるか(主に人事考
課や昇格において)は分かっていますし、それを呑み込んだ上での発言です。
また、ここで言う「部下を付ける」というのは、一時的に業務を一緒にこなすとか、私の業務を教えるなど
チームを作ることとは異なります。
そういった協働や教育ならいつでもやります。
しかし、恒常的に私の命令系統に入るような従業員を割り当てるのはやめてくれ、という意味です。
ビジネスユニットとしての人間
だいぶ暴論になりますが、私は個々の人間は当然尊重するべきという前提で、ビジネスの上において人間は
RPGのようにステータスで表されるユニットだと思っています。
例えば会社業務において、個人能力と回りを巻き込む能力(言い換えれば、実務者としての能力と管理者と
しての能力)は、厳密に区別されるべきでしょうし、人柄ももちろんそうです。
もちろん、そう思わない人がいてもそれは自由ですし否定する気はありません。
私のこういう考え方は日本的な会社における命令系統、上司部下のあり方とはそぐわないと判断しているた
めに、部下を付けないで欲しいと上司には要求しています。
まあ平たく言うと、指示を聞くのはともかく指示を出すのが苦手なだけなのですが。
もし上記の「部下を付けないで下さい」という要望に関わらず、業務命令でマネジメントをしろと言われた
ら渋々するでしょう。
そこそこやれる自信もあります。しかし、途中で面倒になって放り投げると思います。
また、人にはユニット能力しか求めないのに、自分はユニットの扱いはイヤとはもちろん言いません。
上司には私をうまく使ってもらいたいと考えています。
その業務内容が私の指向(あるいは嗜好)と合っていれば結果を出しますし、合っていなければ「うまく
失敗する」だけです。
管理したい人
世の中や会社の中を見ていると、管理したい人が多いなという印象を受けます。
特にいわゆる日本的な大企業を見ていると、管理職になって多くの部下を管理して・・・というのが未だ
成功のモデルとして一般化されているところから見ても、それは明らかです。
(それはそれで個人の考えであり、否定するものではありませんが)
あなたはどうでしょう。「管理したい人」ですか?
私はもちろんNOで、自分一人も管理できないのに他人を管理するつもりはありません。
それに、他人に指示を出して成し遂げたことは、その人の功績です。私の功績ではありません。
だから私は、自分の手で成し遂げたこと以外に興味がありません。
会社の組織的に、人を管理しない(できない)、人を巻き込まない(巻き込めない)人に高い地位は与えら
れないことは知っています。
しかし、それでもいいから個人の実務能力を最重視したい、という人がいてもいいのではないでしょうか。
それこそ、多くの会社が標榜している「多様性」の一種だと思います。
残念ながら私の勤めている会社では、まだまだそういう考えは少数派です。
私一人が主張したところで会社全体が変わるとも思えませんが、それでもいいのでこういう考え方は今後も
続けていこうと考えています。
それがおそらく、今後日本や世界の変化に対応するための最適解ではないでしょうか。
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posted by SALLOW at 17:15
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