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2016年06月26日
2016年の「旭川市民サイクリングの日」に行ってみた
前々回の記事で紹介した「旭川市民サイクリング」に参加してきた。
その前にだが、管理人のスマフォトラブルにより撮影したはずの写真が保存されておらず、当日の写真が1枚も無い事態に... ほぼ文章のみであまり伝わらないかもしれないがご勘弁を。
当日の天気は週末の全国的な雨の影響を受け旭川でも小雨となった。そこまでひどい降り方ではなかったので「小雨決行」に。集合場所は去年と同じ市民活動交流センター「CoCoDe」。ある情報によれば中級者コースが約40人。初心者コースも20人が参加。申し込み時点では中級者コースは定員一杯の50名だったので雨にもかかわらず中級者コースでは8割以上が参加したことに。サイクリング好きの人たちが集まった。
開会式は雨のためCoCoDeの倉庫内で。旭川市企画なので市役所の人の挨拶があったり、実施協力の旭川サイクリング協会さんの挨拶があった。10分程度挨拶とサイクリングの注意点やコース説明を受けていざスタート。
中級者コースは参加人数が40名ほどだったため10人ほどの少分隊でスタート。前後にサイクリング協会の方が先導&後方をサポートするかたちで出発した。なお、参加者の年齢層だが、中級コースは結構年配の方が多めで逆に若い人は少なかった。一方の初心者コースは中学生前後の親子連れや弱虫ペダルの影響と思われる若い女子も若干居て華やかさは初心者コースが上のようだった。
コースは一番上の画像のようにCoCoDeをスタートしてすぐ河川敷へ。そのまま忠別川サイクリングロードを進んで途中東神楽町役場近くの「東神楽福祉会館」第1休憩所に到着した。時速は23km前後とゆっくりめ。
第1休憩所ではスポーツドリンク(紙コップ)が用意され快適だったがあいにくの天気のためスポーツドリンクよりも暖かいお茶かコーヒーが欲しい感じもした。
10分程度休憩後、再び忠別川サイクリングロードに戻り川沿いに進む。
しばらく走ると水門が見え道道294号線にぶつかる。ここの大きな橋でサイクリングロードから離れ橋を下って大きな道路(道道1160号線)を右に曲がると第2休憩所の「東川道の駅」に到着。
ここではスポーツドリンクではなく「大雪旭岳源水」というミネラルウォーターが配られた。
ただしここでもあいにくの天気のため寒く、手にしている人は少なかった。10分程度休憩し再スタート。ここまでで走行距離は全工程の半分となる約25km。ここからは再び道道1160号を引き返し道道294号に戻って今度は行きとは反対側の河川敷に入る。
ここを川沿いに道なりにすすむ。ここから少しスピードアップして時速は27km前後に。ただし30km以上は出ていないのでハードではない。反対側の河川敷は草が生い茂り道幅が狭いところがあった。雨の日で歩行者等がほとんど居なかったが晴れなら要注意ということで改善ポイントだろうか。ここからは河川敷と一般道が交差するところが出てきたが運営側で準備した交通整理の人が立っていた。危険な場所によっては「旭川交通安全協会」が交差点で誘導(車を止めて自転車を通)してくれたのでかなり走りやすかった。
道なりに走ると交通量の少ない一般道とぶつかるところで右折。ここからひたすら北上し牛朱別川の河川敷を目指す。このあたりで走行距離は35kmだ。
牛朱別川河川敷に入るとあとは再び似たような風景が広がる。永山の水田地帯、永山の工業団地、永山ウェスタンを抜け日本製紙旭川工場を河川沿いに進む。と、ここでアクシデントが。なんと前輪から勢い良く「プシュー」と音が出てパンクしてしまった。若干すり減り気味のタイヤに雨のせいで耐久性が落ち異物で負けてしまったのだろうか。
集団から抜けて持参していた替えチューブで応急修理を行う。10分ほどで修理は完了し再スタートしようとすると後方から参加者の若干年配の女性が。どうやら集団が彼女には速すぎてついてけずひとりぼっちになってしまったようだ。聞けばルートも良くわからず不安そうだったのでゴールまで一緒に行くことにした。
ここから残りは管理人がよく走るいわばホームコース。牛朱別川沿いに旭橋(常磐公園)方面を進む。そこから旭川商業、旭川駅、北彩都公園まで進みスタート地点のCoCoDeに到着し無事ゴール。パンクによるタイムロスとゆっくりな彼女と一緒に進んだため予定終了時間の12:30ギリギリの到着だった。
完走の参加賞として「完走証」、「反射ベルト」、「反射シール」、「ポカリスエットゼリー」、「アルミ製ボトル(500ml)ASAHIKAWA CYCLING DAYロゴ入り」をもらった。参加費がたった500円なのに保険料や休憩所の水に加え参加賞、特にアルミボトルまでもらえたのにはすこしびっくり。かなり大盤振る舞いな参加賞だった。
最後に感想はというと...去年に比べ規模が拡大し初心者コースと中級者コースを設定するなど確実にレベルアップしたサイクリングイベントだった。あいにくの天気で大変な部分もあったがこれが晴れていれば良いイベントになったと思う。一方で中級者コース参加者の中にはスピードが遅すぎて退屈だったり不満に感じる人も居たため、来年以降は「上級者コース」を設定し走行距離を伸ばしたり平均速度を上げるなどもうワンランク上の人のコースの設定があると良いと思った。ただ初心者には良いコースと調度良いスピードなのでこの部分は満足だと思う。走行距離や平均速度から初心者コースはママチャリやシティサイクルでも大丈夫だと思うので、今回のようにスポーツ車に限定せずより裾野を広げる意味でも初心者コースはママチャリ&シティサイクルも対象とするとより参加者が増えるかもしれない。
その前にだが、管理人のスマフォトラブルにより撮影したはずの写真が保存されておらず、当日の写真が1枚も無い事態に... ほぼ文章のみであまり伝わらないかもしれないがご勘弁を。
当日の天気は週末の全国的な雨の影響を受け旭川でも小雨となった。そこまでひどい降り方ではなかったので「小雨決行」に。集合場所は去年と同じ市民活動交流センター「CoCoDe」。ある情報によれば中級者コースが約40人。初心者コースも20人が参加。申し込み時点では中級者コースは定員一杯の50名だったので雨にもかかわらず中級者コースでは8割以上が参加したことに。サイクリング好きの人たちが集まった。
※写真が無いので去年の開会式(イメージ画像)。実際は雨なので屋内。
開会式は雨のためCoCoDeの倉庫内で。旭川市企画なので市役所の人の挨拶があったり、実施協力の旭川サイクリング協会さんの挨拶があった。10分程度挨拶とサイクリングの注意点やコース説明を受けていざスタート。
中級者コースは参加人数が40名ほどだったため10人ほどの少分隊でスタート。前後にサイクリング協会の方が先導&後方をサポートするかたちで出発した。なお、参加者の年齢層だが、中級コースは結構年配の方が多めで逆に若い人は少なかった。一方の初心者コースは中学生前後の親子連れや弱虫ペダルの影響と思われる若い女子も若干居て華やかさは初心者コースが上のようだった。
コースは一番上の画像のようにCoCoDeをスタートしてすぐ河川敷へ。そのまま忠別川サイクリングロードを進んで途中東神楽町役場近くの「東神楽福祉会館」第1休憩所に到着した。時速は23km前後とゆっくりめ。
※画像はストリートビューより(イメージ図)
第1休憩所ではスポーツドリンク(紙コップ)が用意され快適だったがあいにくの天気のためスポーツドリンクよりも暖かいお茶かコーヒーが欲しい感じもした。
10分程度休憩後、再び忠別川サイクリングロードに戻り川沿いに進む。
※ストリートビューより
しばらく走ると水門が見え道道294号線にぶつかる。ここの大きな橋でサイクリングロードから離れ橋を下って大きな道路(道道1160号線)を右に曲がると第2休憩所の「東川道の駅」に到着。
ここではスポーツドリンクではなく「大雪旭岳源水」というミネラルウォーターが配られた。
ただしここでもあいにくの天気のため寒く、手にしている人は少なかった。10分程度休憩し再スタート。ここまでで走行距離は全工程の半分となる約25km。ここからは再び道道1160号を引き返し道道294号に戻って今度は行きとは反対側の河川敷に入る。
※ストリートビューより
ここを川沿いに道なりにすすむ。ここから少しスピードアップして時速は27km前後に。ただし30km以上は出ていないのでハードではない。反対側の河川敷は草が生い茂り道幅が狭いところがあった。雨の日で歩行者等がほとんど居なかったが晴れなら要注意ということで改善ポイントだろうか。ここからは河川敷と一般道が交差するところが出てきたが運営側で準備した交通整理の人が立っていた。危険な場所によっては「旭川交通安全協会」が交差点で誘導(車を止めて自転車を通)してくれたのでかなり走りやすかった。
※ストリートビューより
道なりに走ると交通量の少ない一般道とぶつかるところで右折。ここからひたすら北上し牛朱別川の河川敷を目指す。このあたりで走行距離は35kmだ。
牛朱別川河川敷に入るとあとは再び似たような風景が広がる。永山の水田地帯、永山の工業団地、永山ウェスタンを抜け日本製紙旭川工場を河川沿いに進む。と、ここでアクシデントが。なんと前輪から勢い良く「プシュー」と音が出てパンクしてしまった。若干すり減り気味のタイヤに雨のせいで耐久性が落ち異物で負けてしまったのだろうか。
集団から抜けて持参していた替えチューブで応急修理を行う。10分ほどで修理は完了し再スタートしようとすると後方から参加者の若干年配の女性が。どうやら集団が彼女には速すぎてついてけずひとりぼっちになってしまったようだ。聞けばルートも良くわからず不安そうだったのでゴールまで一緒に行くことにした。
ここから残りは管理人がよく走るいわばホームコース。牛朱別川沿いに旭橋(常磐公園)方面を進む。そこから旭川商業、旭川駅、北彩都公園まで進みスタート地点のCoCoDeに到着し無事ゴール。パンクによるタイムロスとゆっくりな彼女と一緒に進んだため予定終了時間の12:30ギリギリの到着だった。
完走の参加賞として「完走証」、「反射ベルト」、「反射シール」、「ポカリスエットゼリー」、「アルミ製ボトル(500ml)ASAHIKAWA CYCLING DAYロゴ入り」をもらった。参加費がたった500円なのに保険料や休憩所の水に加え参加賞、特にアルミボトルまでもらえたのにはすこしびっくり。かなり大盤振る舞いな参加賞だった。
最後に感想はというと...去年に比べ規模が拡大し初心者コースと中級者コースを設定するなど確実にレベルアップしたサイクリングイベントだった。あいにくの天気で大変な部分もあったがこれが晴れていれば良いイベントになったと思う。一方で中級者コース参加者の中にはスピードが遅すぎて退屈だったり不満に感じる人も居たため、来年以降は「上級者コース」を設定し走行距離を伸ばしたり平均速度を上げるなどもうワンランク上の人のコースの設定があると良いと思った。ただ初心者には良いコースと調度良いスピードなのでこの部分は満足だと思う。走行距離や平均速度から初心者コースはママチャリやシティサイクルでも大丈夫だと思うので、今回のようにスポーツ車に限定せずより裾野を広げる意味でも初心者コースはママチャリ&シティサイクルも対象とするとより参加者が増えるかもしれない。
2016年06月15日
深川サイクリングロード(深川砂川自転車道)に行ってみた
いつもはダイエットメインで河川敷を走っているが、今回は気分転換にとなり町の河川敷へ行ってみた。
河川を持つ街では河川敷が整備され"通称:サイクリングロード"となっていることが多い。北海道でも札幌市、旭川市など大きな川を持つところは大規模に整備され、サイクリングや散策が可能な道が作られている。ちょっと例外なのは観光で有名な函館。函館は海沿いに面し街が扇状に発展した都市なため内陸の川とは異なりよくある河川敷の走行空間は整備されていない。
話を戻して今回訪れたのは旭川の隣町である「深川市」。深川市にも旭川と同じ石狩川が流れ川沿いは整備されている。名前は「深川砂川自転車道」というもので、実は数年前に訪れた滝川市にもあるサイクリングロードの一部にあたる。今回は始点の砂川からスタートしてみた。
北海道建設部土木局道路課よりサイクリングロードの図面を拝借。スタート地点は右上の「深川橋」付近。
体力のあるサイクリストなら深川まで自走するだろうが管理人は自身がないので途中まで車による輪行を行なった。駐車場は深川市総合体育館がある深川総合運動公園。駐車料金もかからないので手軽だ。ここから自転車を組み立ててサイクリングロードへと向かう。この写真はちょうど「深川橋」から見たものでGoogleマップだとこのあたり
向かって左手の車両通行止めを通り下の道路へとわたる。
河川敷によるある下りをとおる。
先ほどの深川橋が真上に見える。管理人はこういう風景は好きだ。
途中には野球場があったりと河川敷空間を有効利用している。
これを過ぎると中央線入のサイクリングロードが永遠に続く。
途中には車止めが何箇所もある一方で車側は未整備と未完成?な部分が感じられた。自歩道によくある看板は古かったが、ランニング用の案内札は新しくこっちがメインなのだろうか。
しばらく進むと上に登るS字道が。
上に出ると道幅が倍以上広くなった。ここからしばらく走ると下に降りる道が出現してもとの道幅に。これを2回ほどくりかした。
ランニング用の案内札は10km地点まででここから折り返し点となっていた。
10km札からもう少し走ると「妹背牛橋」付近に到着。事前でも調べていたがこのサイクリングロードは未完成でここから迂回路となるようだ。
迂回路の案内札によれば妹背牛橋の向こうに続きがあるらしい。狭い橋を渡り案内の通り向こう側のサイクリングロードを見つけだが、木の枝だらけでパンクのリスクを感じたためここで引き返すこととした。ここまでで11kmぐらい。
というわけで全行程20kmほどのライトサイクリングだったが、サイクリングしているひとがほとんど居なく、ウォーキングが2人、サイクリストも2人程度しかすれ違わなく(土曜の昼間という点もあるが)閑散とした様子だった。街によっては河川敷の走行空間が皆無なところもあるので、勿体無いなぁというのが正直な感想だ。さらに迂回路は国道12号の妹背牛橋を渡らないといけないので初心者にはちょっと怖いかも。この不便で危険な迂回路がこのサイクリングロードの魅力を下げている要因かもしれない。それと比べると札幌や旭川の河川敷&サイクリングロードはとても走りやすいと感じだ。
河川を持つ街では河川敷が整備され"通称:サイクリングロード"となっていることが多い。北海道でも札幌市、旭川市など大きな川を持つところは大規模に整備され、サイクリングや散策が可能な道が作られている。ちょっと例外なのは観光で有名な函館。函館は海沿いに面し街が扇状に発展した都市なため内陸の川とは異なりよくある河川敷の走行空間は整備されていない。
話を戻して今回訪れたのは旭川の隣町である「深川市」。深川市にも旭川と同じ石狩川が流れ川沿いは整備されている。名前は「深川砂川自転車道」というもので、実は数年前に訪れた滝川市にもあるサイクリングロードの一部にあたる。今回は始点の砂川からスタートしてみた。
北海道建設部土木局道路課よりサイクリングロードの図面を拝借。スタート地点は右上の「深川橋」付近。
体力のあるサイクリストなら深川まで自走するだろうが管理人は自身がないので途中まで車による輪行を行なった。駐車場は深川市総合体育館がある深川総合運動公園。駐車料金もかからないので手軽だ。ここから自転車を組み立ててサイクリングロードへと向かう。この写真はちょうど「深川橋」から見たものでGoogleマップだとこのあたり
向かって左手の車両通行止めを通り下の道路へとわたる。
河川敷によるある下りをとおる。
先ほどの深川橋が真上に見える。管理人はこういう風景は好きだ。
途中には野球場があったりと河川敷空間を有効利用している。
これを過ぎると中央線入のサイクリングロードが永遠に続く。
途中には車止めが何箇所もある一方で車側は未整備と未完成?な部分が感じられた。自歩道によくある看板は古かったが、ランニング用の案内札は新しくこっちがメインなのだろうか。
しばらく進むと上に登るS字道が。
上に出ると道幅が倍以上広くなった。ここからしばらく走ると下に降りる道が出現してもとの道幅に。これを2回ほどくりかした。
ランニング用の案内札は10km地点まででここから折り返し点となっていた。
10km札からもう少し走ると「妹背牛橋」付近に到着。事前でも調べていたがこのサイクリングロードは未完成でここから迂回路となるようだ。
迂回路の案内札によれば妹背牛橋の向こうに続きがあるらしい。狭い橋を渡り案内の通り向こう側のサイクリングロードを見つけだが、木の枝だらけでパンクのリスクを感じたためここで引き返すこととした。ここまでで11kmぐらい。
というわけで全行程20kmほどのライトサイクリングだったが、サイクリングしているひとがほとんど居なく、ウォーキングが2人、サイクリストも2人程度しかすれ違わなく(土曜の昼間という点もあるが)閑散とした様子だった。街によっては河川敷の走行空間が皆無なところもあるので、勿体無いなぁというのが正直な感想だ。さらに迂回路は国道12号の妹背牛橋を渡らないといけないので初心者にはちょっと怖いかも。この不便で危険な迂回路がこのサイクリングロードの魅力を下げている要因かもしれない。それと比べると札幌や旭川の河川敷&サイクリングロードはとても走りやすいと感じだ。
2016年06月04日
自転車の改正道交法から1年が経過…
2015年6月に自転車の14項目の危険行為を盛り込んだ改正道交法が施行され1年が経過した。
管理人も街中を自転車で乗っていると以前よりはルール通りに走る自転車を見かけるようになった気がするものの、依然として違反者はみかけるのが現状である。1年足らずで劇的に改善するとは考えづらいので仕方ない部分だろうか...
そして新聞やテレビ、WEBニュースでもまる1年が経過したことに対する報道があった。2つほどピックアップしてみよう。まずは静岡新聞。
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自転車違反登録499人 制度開始1年で静岡県内
(2016/6/1 11:30)
自転車で危険な法令違反をした人を登録し、違反登録が2回になった場合に講習を課す「自転車運転者講習制度」のスタートから1日で1年。静岡県警の31日のまとめによると、県内で1回目の違反登録をされた人は30日現在、499人(速報値)だった。このうち10代が237人で約半数を占め、高校生が178人と目立った。
2回以上違反を繰り返し、講習の対象になった人はいなかった。
県警によると、499人のうち大半が事故を起こすなどして警察の調べを受けた際に違反登録された。事故形態は、交差点で車両や歩行者と出合い頭に衝突するケースが8割近くを占めた。
違反登録された人を世代別にみると、65歳以上の高齢者が96人、20代が57人、30代が40人。違反の行為別では、一時不停止が247人で最多。前方不注意などの安全運転義務違反101人、信号無視81人と続いた。
一方、この期間の県内の自転車事故は4145件(前年同期比381件減)で、死者は21人(同4人減)だった。
県交通安全対策協議会は同制度や自転車ルール・マナーを伝える副読本6万7千部を作成し、県内全ての中学、高校の1年生に配布する。県警の担当者は「自転車は手軽で便利な乗り物だが、一歩間違えば悲惨な事故につながると知ってほしい」と話した。
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要点を抜き出すと静岡県内で1回目の違反登録(すなわち赤切符交付)をされたのは499人。このうち約半分が10代。違反項目別に見ると一時不停止が最多の247人となっている。管理人も交差点で一時停止しない自転車をよくみかけるが、これはそれが原因で事故となった結果を示している。特に住宅街では建物や塀、木々なんかで左右の見通しが悪い交差点が多い。広い道路ではなくこういった住宅街の小さな交差点での事故ではないかと思われる。
もうひとつは読売新聞。
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自転車の危険運転、全国ワースト1は… 法改正1年
信号無視や一時不停止など、自転車の「危険行為」を繰り返した人に自転車運転者講習(有料講習)を義務づける改正道路交通法の施行から、6月で1年になる。4月末までに各都道府県警で1万件超の危険行為を確認したが、3分の1を占めてワースト1になったのは、大阪だった。取り締まる府警も頭を抱える。
警察庁によると、昨年6月から今年4月末に講習の対象になった危険行為は全国で1万3455件。大阪は4594件(34・1%)で、東京(3184件)、兵庫(1745件)が続いた。違反別では最多の信号無視が全国で5765件で、大阪はそのうち3074件と半数以上を占めた。
危険行為はどのようにカウントされるのか。まずは、その行為を目撃した警察官が「指導警告」をする。従わなければ、刑事処分の対象となる交通切符(赤切符)を切る。これで一つの危険行為となる。
一定期間に危険行為を繰り返すと、有料で講習を受けなければならない。4月末までに全国で21人が講習の対象になったが、このうち大阪が11人だった。府警によると、今後さらに3人の受講が予定されている。
大阪では男女6人がピスト(競技用自転車)などブレーキのない自転車を繰り返し運転して講習を受けた。府警の調べに「ブレーキを外している方がかっこいいから」などと話したという。府警自転車対策室の居島伸一室長は「急に止まれず、事故のもとになる」と悪質性を指摘する。
一方、昨年8月と今年1月に2度の信号無視を摘発されて講習を受けた70代女性は「左右から車が来なかった。急いでいた」などと理由を説明したという。
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このブログでも数回とりあげた大阪の自転車に関するものだ。要点は昨年6月〜今年4月までの間に全国で講習対象となった違反行為は1万3455件。このうち大阪は34.1%の4594件と全国最多となっている。また、赤切符2回以上で発動する違反者講習は全国で21件のうち大阪は約半分の11人とこちらもワースト1。自転車にからむワースト1を過去に紹介しているが、今年もその地位はゆるぎなさそうだ。
ということで1年が経過しての実態をニュースから読み取ることができた。14項目の危険行為で摘発された件数は今年4月までに全国で1万5000件ほどあり、34%は大阪。実際は各都道府県の警察署の取り締まり計画、警察官自体のやる気によって差があったり自転車利用者に対して警察官の数も少ないためこれ以上の違反件数はあるとみていいだろう。
1年足らずではすぐに改善しない部分は仕方ないとして、これら原因は幼少からの自転車教育にあると思うので、少なくとも中高では徹底した自転車教育。早い場合は自転車に乗り出す小学校から継続的に自転車教育が必要だと考える。と同時に自転車が走りやすい走行環境(自転車レーン)の整備も必要だ。特に今回の事例でわかった危険行為からの事故を実際の安全教室などでフィードバックできるとより実体的な安全教室につながるだろう。そしてただ上から教えるのではない受けてが自ら考え、「自転車=車両」と認識できるような自転車教育が望ましい部分である。そういった趣旨を反映できる「通学許可としての(独自)自転車免許」は一定効果の事故減少につながり、少しづづだが全国的に増えてきている。少なくとも昔ながらのふんわりとした自転車教育、もしくは何も教わらなかった事が現状のルール違反を招いている部分は間違いないはず。
管理人も街中を自転車で乗っていると以前よりはルール通りに走る自転車を見かけるようになった気がするものの、依然として違反者はみかけるのが現状である。1年足らずで劇的に改善するとは考えづらいので仕方ない部分だろうか...
そして新聞やテレビ、WEBニュースでもまる1年が経過したことに対する報道があった。2つほどピックアップしてみよう。まずは静岡新聞。
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自転車違反登録499人 制度開始1年で静岡県内
(2016/6/1 11:30)
自転車で危険な法令違反をした人を登録し、違反登録が2回になった場合に講習を課す「自転車運転者講習制度」のスタートから1日で1年。静岡県警の31日のまとめによると、県内で1回目の違反登録をされた人は30日現在、499人(速報値)だった。このうち10代が237人で約半数を占め、高校生が178人と目立った。
2回以上違反を繰り返し、講習の対象になった人はいなかった。
県警によると、499人のうち大半が事故を起こすなどして警察の調べを受けた際に違反登録された。事故形態は、交差点で車両や歩行者と出合い頭に衝突するケースが8割近くを占めた。
違反登録された人を世代別にみると、65歳以上の高齢者が96人、20代が57人、30代が40人。違反の行為別では、一時不停止が247人で最多。前方不注意などの安全運転義務違反101人、信号無視81人と続いた。
一方、この期間の県内の自転車事故は4145件(前年同期比381件減)で、死者は21人(同4人減)だった。
県交通安全対策協議会は同制度や自転車ルール・マナーを伝える副読本6万7千部を作成し、県内全ての中学、高校の1年生に配布する。県警の担当者は「自転車は手軽で便利な乗り物だが、一歩間違えば悲惨な事故につながると知ってほしい」と話した。
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要点を抜き出すと静岡県内で1回目の違反登録(すなわち赤切符交付)をされたのは499人。このうち約半分が10代。違反項目別に見ると一時不停止が最多の247人となっている。管理人も交差点で一時停止しない自転車をよくみかけるが、これはそれが原因で事故となった結果を示している。特に住宅街では建物や塀、木々なんかで左右の見通しが悪い交差点が多い。広い道路ではなくこういった住宅街の小さな交差点での事故ではないかと思われる。
もうひとつは読売新聞。
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自転車の危険運転、全国ワースト1は… 法改正1年
信号無視や一時不停止など、自転車の「危険行為」を繰り返した人に自転車運転者講習(有料講習)を義務づける改正道路交通法の施行から、6月で1年になる。4月末までに各都道府県警で1万件超の危険行為を確認したが、3分の1を占めてワースト1になったのは、大阪だった。取り締まる府警も頭を抱える。
警察庁によると、昨年6月から今年4月末に講習の対象になった危険行為は全国で1万3455件。大阪は4594件(34・1%)で、東京(3184件)、兵庫(1745件)が続いた。違反別では最多の信号無視が全国で5765件で、大阪はそのうち3074件と半数以上を占めた。
危険行為はどのようにカウントされるのか。まずは、その行為を目撃した警察官が「指導警告」をする。従わなければ、刑事処分の対象となる交通切符(赤切符)を切る。これで一つの危険行為となる。
一定期間に危険行為を繰り返すと、有料で講習を受けなければならない。4月末までに全国で21人が講習の対象になったが、このうち大阪が11人だった。府警によると、今後さらに3人の受講が予定されている。
大阪では男女6人がピスト(競技用自転車)などブレーキのない自転車を繰り返し運転して講習を受けた。府警の調べに「ブレーキを外している方がかっこいいから」などと話したという。府警自転車対策室の居島伸一室長は「急に止まれず、事故のもとになる」と悪質性を指摘する。
一方、昨年8月と今年1月に2度の信号無視を摘発されて講習を受けた70代女性は「左右から車が来なかった。急いでいた」などと理由を説明したという。
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このブログでも数回とりあげた大阪の自転車に関するものだ。要点は昨年6月〜今年4月までの間に全国で講習対象となった違反行為は1万3455件。このうち大阪は34.1%の4594件と全国最多となっている。また、赤切符2回以上で発動する違反者講習は全国で21件のうち大阪は約半分の11人とこちらもワースト1。自転車にからむワースト1を過去に紹介しているが、今年もその地位はゆるぎなさそうだ。
ということで1年が経過しての実態をニュースから読み取ることができた。14項目の危険行為で摘発された件数は今年4月までに全国で1万5000件ほどあり、34%は大阪。実際は各都道府県の警察署の取り締まり計画、警察官自体のやる気によって差があったり自転車利用者に対して警察官の数も少ないためこれ以上の違反件数はあるとみていいだろう。
1年足らずではすぐに改善しない部分は仕方ないとして、これら原因は幼少からの自転車教育にあると思うので、少なくとも中高では徹底した自転車教育。早い場合は自転車に乗り出す小学校から継続的に自転車教育が必要だと考える。と同時に自転車が走りやすい走行環境(自転車レーン)の整備も必要だ。特に今回の事例でわかった危険行為からの事故を実際の安全教室などでフィードバックできるとより実体的な安全教室につながるだろう。そしてただ上から教えるのではない受けてが自ら考え、「自転車=車両」と認識できるような自転車教育が望ましい部分である。そういった趣旨を反映できる「通学許可としての(独自)自転車免許」は一定効果の事故減少につながり、少しづづだが全国的に増えてきている。少なくとも昔ながらのふんわりとした自転車教育、もしくは何も教わらなかった事が現状のルール違反を招いている部分は間違いないはず。