2016年02月28日

「くまもん」と学ぶ自転車の交通ルール

自転車の交通ルールを手軽に学べる動画になんと「くまもん」を用いたものを見つけた。

kumamon_cyicle.png


作成元は熊本県 環境生活部 県民生活局 くらしの安全推進課と熊本県立大学飯村研究室のムービー制作部「彩」との協同制作。くまもんという熊本県PRマスコットキャラクターを使い小学生を対象とした交通安全動画となっていて、基本的なルールをクイズ形式で説明している。

kumamon_cyicle2.png


内容的には原則車道や位置停止などかなり基本的なものでちょっと実用性には欠ける感じがするが、小さい子供(小学1・2年生)だと堅苦しい物は画面すら見てもらえないかもしれないのでとりあえずくまもんを使って興味を持ってもらおうみたいな動画に感じた。これを導入として次のステップに入るとちょうど良いだろう。

できればくまもん自身が自転車に乗って交通ルールを説明するともっと良いと感じたが、短足・短手なくまもんでは絶対無理でしょうね…

2016年02月27日

ファットバイクで冬もサイクリング

ここ最近、ちまたでファットバイクが流行ってきたと感じてるがこれを活用しようという動きがある。

canondeal_fatbike.png


ファットバイクは元々雪道でも走行できるようにと開発された自転車だが、これを雪国や積雪地帯で「冬のスポーツ」として活かせないかというものだ。具体的にはスキー場や公園でファットバイクが走れる特設コースを設け、レース大会のようにタイムを競わせるというもの。あるいは「雪道でのファットバイク体験!」とイベントを設け(無料もしくは有料で)ファットバイク未経験を対象にファットバイクを楽しんでもらおうとするもの、これにツアーを組んでホテル込みのプランにするなど「雪&ファットバイク」の組み合わせを生かしたイベントが増えてきている。

去年のNHK北海道ではファットバイクを取り扱った特集(幕別町忠類の取り組み)も組まれ、その盛り上がりが良く分かる。



このように北海道でもレースイベントが開催されたり、一般道を走るイベントや、スキー場でのイベントが増えてきている。

fatbike_hokkaido.png
※写真は「滝野スノーフェスティバル」から


特にスキー場の歩くスキー(クロスカントリー)コースを開放してファットバイクを体験してもらうイベントもあるようで、元々歩くスキーコースで設定されたコースは景色もよくファットバイクとの相性も良さそうだ。さらにスキー場開催であれば、スキーやスノーボードが出来ない人でも自転車なら乗れるのでスキー場利用者を掘り起こす効果もあり、新たなスキー場の救世主ともなりえる可能性を秘めている。

これまでの北海道の冬といえば冬タイヤのマウンテンバイクで走る人が希にいたものの、基本は冬眠という形で外で自転車に乗ることは無かった。それが冬こそ本番なファットバイクの登場によりその概念が変わりつつある。特にスキー場でイベントを組んだり走れるコースを用意すればあたらなスキー場利用客を確保できたり、先の動画のようにファットバイク大会で町おこしができるなど新たな可能性を秘めるものである。現段階ではブームの延長かもしれないが、これが定着してくればスキー、スノーボードに続く新たな冬のスポーツとしての地位を確立できるかもしれない。
管理人がこのファットバイクを初めて見た時は「えらいタイヤのデカイ面白い自転車だなぁ」としか感じていなかったが、活用次第で新たな文化、スポーツを誕生させることが出来る素晴らしい乗り物だったのである。開発者にとても感謝したい。

2016年02月19日

大阪府 自転車保険を義務化

全国自転車事故ワースト1の不名誉を持つ大阪府が自転車保険を義務化するようだ。

自転車保険を義務化した自治体といえば、兵庫県が全国初だった。兵庫県では平成20年9月、当時小学5年生の少年が当時67歳の女性を自転車ではねて意識不明の重体になった事故に対し、その母親に対して9500万円の賠償命令が出る判決が出た。この事故は全国的に有名となり「自転車でも重大事故によっては(保護者に)多額の賠償命令」というイメージが定着する大元となった。

この重大事故やこれに準ずる高額賠償事故の増加を背景に兵庫県では県レベルでの条例が制定された。一方、大阪府ではご存知の通り「自転車が絡む事故ワースト1」という不名誉の事実があり、これ以外にも全国レベルで自転車事故に関する高額賠償が増えていることが背景のようだ。

その自転車が絡む事故ワースト1を裏付ける動画がある。以前にも記事で扱ったが、大阪の街を走る自転車を自転車車載カメラで撮影した動画だ。



動画主の「危険運転 自転車実況チャンネル」さんでは既にかなりの数の違反自転車をアップロードしているのだが、そのうち最近アップロードされた2016年1月下旬の動画を見て欲しい。11分とちょっと長めだがかなりの数の違反自転車を確認できる。逆走、逆走、一時停止無視、信号無視、逆走からの信号無視、一時停止無視からの逆走などとにかくキリがない。

動画からちょっとピックアップすると...

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※車種に関係なく乗る人みんな違法状態 ロードバイクでもこのように逆走



oosaka_gyasou2.png

※「安心してください。ちゃんとヘッドホンまでしてますよ!」


このような現状でかつ自転車利用者が多い大阪府でワースト1になるのは当然であり、いずれ9500万円賠償のような事故が起きてもおかしくない。大阪府の自転車保険義務化はあまりにひどすぎる自転車利用者の実態を反映しての動きなのだろう。

条例案は2月に議会提出、7月施行を目指しているとのこと。自転車利用者に対して保険加入を義務付け、未成年者に対していはその保護者を対象とする。ただし、違反に関するペナルティ(罰則規定)はなくあくまでも努力義務となる。罰則規定が無い点は先行する兵庫県と同じだ。罰則規定が無い点から強力な条例とはいえないが、自転車の安全意識向上や万が一の事故に対する対応が期待でき、自転車利用者が多くかつ事故が多い自治体では今後似たような条例制定の動きが出てくるのかもしれない。

2016年02月13日

茨城県 筑西市関城西小学校でも独自の「自転車-運転免許証」

中高生の通学許可として独自の自転車免許制度を導入する学校をいくつか紹介してきたが、小学校でも独自の免許制度の動きが広がりつつある。

といってもこちらは通学許可ではなく、自転車安全教室を受講した修了証としての自転車運転免許。自動車の運転免許そっくりに作られた自転車免許証は交通ルールを守ろうとする意識を高めさせる他、自転車が歩行者ではなく、「車両の仲間」として認識させる効果もある。実際、栃木県宇都宮市では小学4年生を対象に実技と学科を含め修了証としてオリジナルの自転車免許を交付。2010年〜2015年の間に自転車に乗っている時に事故にあった小中学生の数か81人から50人と約4割も減少。確実に効果が出ているようだ(ソース元:公明党ニュース)。

今回紹介する茨城県筑西市立関城西小でも学科講習のあと実技講習を行い、修了証としてオリジナルの自転車免許を交付。交通ルール厳守と車両の仲間としての認識を持たせる効果が期待できる。

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動画内では学科として係員からの説明があり、この後実技講習の様子が。

sekisiro_menkyo2.png


模擬的な信号機や一時停止箇所を作り、実際の障害物を置いてすぐ横で一時停止の重要性を教えていた。自転車教育で大事なのは「ルールだから守る」ではなく、「危ないから守る」という点にあるので、この教え方はかなり好印象だ。危ないとわかれば自ずと危険行為はしなくなるし、必然とルールも守られてくる。

今までの小学校の自転車安全教室というのは地域によってレベルが様々だと思うが、「修了証として独自の自転車免許証を交付する」といった行為がひとつのパターンとして普及しそうな気がする。現状の自転車利用者のルール無視の背景には「自転車は車両の仲間」という認識不足によるものが大きいため、小学生の段階から確実にその認識を与えることが改善の近道になってくるはずだ(※もちろんただ免許証を交付するのではなく、きちんとした自転車教育がセットで必要だ)。

2016年02月12日

自転車 ながらスマフォの危険 JAF動画から

スマートフォンが急速に普及し、問題となっている「ながらスマフォ」。ながらスマフォとはスマートフォンを操作しながら移動することだが、歩行者だけでなく自転車に乗りながらスマートフォンを操作する光景もたまにみかける。

自転車というのは両手でブレーキと進行方向を操作し、常に前方をよく見ながら自転車を運転しないといけない乗り物だが、スマートフォンを操作しながら運転するとで片手がふさがり、かつ前方への注意も散漫になってしまう。

nagara_sumafo2.png


これは自転車でよく問題となる「傘さし運転」よりも危険な行為。傘さし運転では片手が塞がるものの前方は見ているが(※傘さし運転はそれでも十分危険だが)、スマートフォンでは片手に加え視線が手元の画面を中心に狭くなってしまうため、ブレーキ操作と前方不注意のダブルパンチで危ないのだ。

その「自転車ながらスマフォ」の危険性を例のJAF動画では教習所のテストコースで実証している。20代〜30代の男女計4人にスマフォありとスマフォなしの両方で教習所内に作った特設コースを走ってもらいその危険性を比較している。動画内ではながらスマフォのせいで前方の障害物への反応が遅れたり、急な飛び出しに反応できなかったり、さらに危険なのは赤信号や一時停止を見落とす危険性が高いことが検証されていた。
急な飛び出しは小さい子供に多く、これが住宅街で起こるものなら自転車と子供が衝突し、大事故になりかねない。一時停止と赤信号の件も交差点で対面する自動車などと接触する危険性を高めるものでやはりこれも見逃せない危険行為。

nagara_sumafo1.png


動画最後には「ながらスマフォ」を見かけた時のドライバーへの対応方法が述べられていたが、自転車に乗っている時も、向かって来る自転車がながらスマフォだったら非常に注意したいところである。相手は画面に夢中でこちらに気づいていなかもしれないし、その間に相手との距離がどんどん近づくし、さらにはすぐ手間でようやく気づいて同じ方向によける→接触といったケースも考えられる。相手の動きをよく確認し、かなり手前からこちらが回避するような行動をこころがけたい。

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