全国レベルで自転車の安全やマナー向上を図ろうと、条例を制定する都市が増えているが福岡市でも2012年度中に制定することが決まった。
この条例の中で注目したいのは、「全国ではじめて小中高での安全教室の義務化」、「自転車販売店など業者にも安全教育を推進する責務」を明記したこと。さらに、大学や企業での安全教育の必要性をうたっていること。
やはり小学校の時だけの安全教室では、効果は薄いと思う。中学や高校でも継続的に安全教室を開く必要があるだろう。特にスタントマンを使った実演型は視覚的に効果がある。
さらに、大人もきちんとしたルールを守ることも重要。子供は大人の姿を見て育つのだから、ルールを平気で無視するのでは子供もに示しがつかない。
今後も全国レベルで自転車条例を制定する都市が増えていくと思う。自転車道の整備とあわせて増えていけば確実にマナー向上やルールの徹底は改善していくだろう。
西日本新聞
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「止まる時は右手を斜め下に出して合図する」「踏切では左右の安全を確かめ自転車を押して渡る」…。大分市の小学生向け副読本「自転車の正しい乗り方」には、大人も意外に知らない道交法上のルールやマナーが紹介されている。
これを読んで街を行き交う自転車を見ると、正しく乗っている人は皆無に等しいことを思い知らされる。自転車は自動車と同じ車両である。交通規則を守らない自転車が多くなれば、歩行者にも迷惑をかけ、事故に遭う危険性も増す。
何とかしなければならない。
福岡市が、市内で多発している自転車20+ 件が関係した交通事故を減らすため、安全教育の充実などを盛り込んだ条例を2012年度中に制定することを決めた。自転車の安全利用に特化した条例は、九州の自治体では初めてという。
市によると、11年に発生した自転車絡みの交通事故は3279件に上った。01年と比べて243件増え、11年の全交通事故の4分の1を占める。とくに目立つのが、歩行者との事故だ。11年は56件を数え、01年の4倍以上に増加した。
歩行者の間を猛スピードで走り抜け、携帯電話で話したり、イヤホンで音楽を聴いたりしながら運転するなど、利用者のモラル低下も問題となっている。市民から苦情も多く、自転車の安全利用対策は福岡市の大きな課題といえる。
市民や学識経験者らで構成する検討委員会で条例の内容を協議し、7月にも市長に提言する。利用者の責務や啓発活動をする安全利用推進員の導入などを中心に議論するという。道交法違反時の罰則規定の有無も焦点となりそうだ。
具体的に、どのようなことが考えられるのか。参考となるのが、10年に京都市が制定した自転車安心安全条例だ。
全国で初めて市立小中高での安全教育を義務化し、市のほか自転車販売店など業者にも安全教育を推進する責務があることを明記した。罰則規定はないが、自転車損害保険への加入奨励も掲げた。
注目したいのは、大学や企業での安全教育の必要性をうたったことだ。いくら子どもが正しい乗り方を学んでも、大人がルールを無視しては元も子もない。
現状は、市民から「警官でさえ正しい乗り方をする人は少ないのではないか」との声が出てくるほどだ。それを物語るように、警察庁は昨年10月の通達で警察職員へ自転車通行ルールの教育を徹底するよう、都道府県警に求めている。
学校での安全教室の際に父母らも参加できるようにし、運転免許更新時に自転車の安全講習をすることも考えていい。安全教育が普及するには、子どもに範を示す大人の自覚が重要なはずだ。
とはいえ、安全教育の推進や啓発活動だけでは限界があるのも事実である。「車道通行が原則」の自転車だが、交通量の多い道路では危険性も高まる。自転車の安全走行を目指すなら、併せて専用道などハード面の整備も欠かせない。
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2012年02月16日
2012年02月15日
河川敷 自転車 歩行者 ランナー
河川敷に整備された道路は、自動車が進入でないので車に対するストレスから解放され、景色を楽しみながら長距離を走れる。ゆえに自転車好きに好まれる傾向があるが、ここ最近は歩行者やランナーとのトラブルが絶えない。
参照した記事中にもあるように、"そもそも自転車と歩行者を同じ空間に押しこむ"ことに問題があると思う。やはりここには"自転車を歩行者の仲間"と見なして歩道上に追いやった過去のツケが未だに生きているのかもしれない。
特にスポーツタイプに乗ったことのな人は、ママチャリの速度が全ての自転車の速度と勘違いしているだろうから、(遅い)自転車を歩行者と一緒にすることに抵抗は無いのだろう。
自転車を有効活用すれば、良いことはたくさんある。しかしながら今の日本ではその自転車を使うための空間がきちんと整備されていない。そして自転車が歩道上を走り続けてきたゆえの弊害(マナーが悪かったり、交通ルールが浸透していない)も多く存在している。
こういったニュースからも今の日本の自転車のあり方を考えるいい機会だと思う。
参照記事
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荒川河川敷 自転車スピード制限折り合わず
荒川河川敷の通称「荒川サイクリングロード」の一部で、歩行者との事故を防止するために設けられた自転車の「20キロ規制」を巡って、自転車愛好家と歩行者の双方が不満を募らせている。自転車愛好家は「遅すぎる」と反発。歩行者からは「ルールは守られず、いまだに危険」との声が聞かれ、両者が折り合えるルール作りが課題となっている。(鶴田裕介)
荒川サイクリングロードは東京湾河口から埼玉県熊谷市まで、荒川沿いの河川敷に延びる全長68キロの舗装道路。車やバイクが通れず、自転車で長距離を続けて走れるため、自転車愛好家の人気スポット。週末には、ランナーや散歩する人の間をスポーツタイプの自転車が猛スピードで走り抜けることも。
下流の約30キロは災害時に緊急車両を通す目的で国が整備した道路で、国土交通省荒川下流河川事務所は「自転車専用道ではない」と強調する。歩行者と自転車のトラブルを避けようと、周辺2市8区と河川敷利用ルールの検討部会を設立。2010年4月に自転車について、「いつでも止まれるスピード」として「時速20キロ以下」の目安を定めた。
河川敷道路は道路交通法の規制が及ばず、罰則もないが、道路には自転車のマークと制限速度を示す「20」の数字が描かれている。
だが、河川敷グラウンドで少年野球チームを指導する最上正義さん(66)は「ルールができてからも、ごく少数だが、子どもが集まる場所に猛スピードで突っ込んでくる自転車がいる」と憤る。
一方、自転車愛好家は「車と同じ法定速度が適用される車道に比べ、20キロでは遅すぎる」と批判。市民グループ「グッド・チャリズム宣言プロジェクト」が昨年実施したアンケートでも、回答者33人中29人が「(20キロルールを)守る自信がない」と答え、「守っている」としたのはわずか3人だった。
同グループではランナーや野球チーム関係者らを招いて議論し、昨年10月に〈1〉自転車は車であるという自覚を持つ〈2〉人に近づく時、声をかける――などの「あらかわマナーアップ宣言」をまとめた。だが、制限速度については「30キロならいいのか、と言い出せばきりがない」などの意見が出て、盛り込まなかった。
自治体が自転車道を整備する多摩川では調布市が道に高さ2センチの段差を付け、強制的に自転車の速度を落とさせる措置を取っている。このため同グループの韓祐志(はんゆうじ)さん(47)は「一般の利用者の反発を招いて、さらに厳しい規制がとられることがないよう、ルールはルールとして守るよう呼びかけたい」と話している。
今回の問題について、国の有識者会議「安全で快適な自転車利用環境の創出に向けた検討委員会」の委員を務める徳島大の山中英生教授(都市交通計画)は「自転車にいくら制限速度を設けようと、本質的な解決にはならない」と指摘した上で、「自転車と歩行者が場所を一緒に使っていること自体が問題で、自転車や歩行者の交通量が増えてくれば、互いの不満が高まるのは当然」とする。
同じ委員会の委員で東工大の屋井鉄雄教授(環境交通工学)は「自転車と歩行者が共存するなら、どこかで折り合わなければならず、速度規制が必要になるかもしれない。ただ、場所に応じた制限速度の根拠を見いだすのは難しいこともあり、荒川以外で自転車の制限速度を設けたという例は知らない」と話した。
自転車専用コースを設けている代々木公園(渋谷区)は坂道などで「スピード落として」と書いた看板を設置しているが、制限速度はない。「自転車の国サイクルスポーツセンター」(静岡県伊豆市)の5キロサーキットでは約10年前まで下り坂に速度感知器が付き、時速40キロを超えると「ゆっくり走ってください」というアナウンスが流れていたが、「今は速度は自己責任でお任せしている」という。
一方、標識のない一般道では、自転車を含む軽車両についての速度規制はない。警察庁によると、速度規制の標識がある場合は自転車も従わなければいけないが、2011年までの5年間で自転車を速度超過で摘発した例はない。速度超過による重大事故が頻発しているという統計がないことや、自転車に速度計の設置が義務付けられていないことが理由という。
(2012年2月15日 読売新聞)
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参照した記事中にもあるように、"そもそも自転車と歩行者を同じ空間に押しこむ"ことに問題があると思う。やはりここには"自転車を歩行者の仲間"と見なして歩道上に追いやった過去のツケが未だに生きているのかもしれない。
特にスポーツタイプに乗ったことのな人は、ママチャリの速度が全ての自転車の速度と勘違いしているだろうから、(遅い)自転車を歩行者と一緒にすることに抵抗は無いのだろう。
自転車を有効活用すれば、良いことはたくさんある。しかしながら今の日本ではその自転車を使うための空間がきちんと整備されていない。そして自転車が歩道上を走り続けてきたゆえの弊害(マナーが悪かったり、交通ルールが浸透していない)も多く存在している。
こういったニュースからも今の日本の自転車のあり方を考えるいい機会だと思う。
参照記事
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荒川河川敷 自転車スピード制限折り合わず
荒川河川敷の通称「荒川サイクリングロード」の一部で、歩行者との事故を防止するために設けられた自転車の「20キロ規制」を巡って、自転車愛好家と歩行者の双方が不満を募らせている。自転車愛好家は「遅すぎる」と反発。歩行者からは「ルールは守られず、いまだに危険」との声が聞かれ、両者が折り合えるルール作りが課題となっている。(鶴田裕介)
荒川サイクリングロードは東京湾河口から埼玉県熊谷市まで、荒川沿いの河川敷に延びる全長68キロの舗装道路。車やバイクが通れず、自転車で長距離を続けて走れるため、自転車愛好家の人気スポット。週末には、ランナーや散歩する人の間をスポーツタイプの自転車が猛スピードで走り抜けることも。
下流の約30キロは災害時に緊急車両を通す目的で国が整備した道路で、国土交通省荒川下流河川事務所は「自転車専用道ではない」と強調する。歩行者と自転車のトラブルを避けようと、周辺2市8区と河川敷利用ルールの検討部会を設立。2010年4月に自転車について、「いつでも止まれるスピード」として「時速20キロ以下」の目安を定めた。
河川敷道路は道路交通法の規制が及ばず、罰則もないが、道路には自転車のマークと制限速度を示す「20」の数字が描かれている。
だが、河川敷グラウンドで少年野球チームを指導する最上正義さん(66)は「ルールができてからも、ごく少数だが、子どもが集まる場所に猛スピードで突っ込んでくる自転車がいる」と憤る。
一方、自転車愛好家は「車と同じ法定速度が適用される車道に比べ、20キロでは遅すぎる」と批判。市民グループ「グッド・チャリズム宣言プロジェクト」が昨年実施したアンケートでも、回答者33人中29人が「(20キロルールを)守る自信がない」と答え、「守っている」としたのはわずか3人だった。
同グループではランナーや野球チーム関係者らを招いて議論し、昨年10月に〈1〉自転車は車であるという自覚を持つ〈2〉人に近づく時、声をかける――などの「あらかわマナーアップ宣言」をまとめた。だが、制限速度については「30キロならいいのか、と言い出せばきりがない」などの意見が出て、盛り込まなかった。
自治体が自転車道を整備する多摩川では調布市が道に高さ2センチの段差を付け、強制的に自転車の速度を落とさせる措置を取っている。このため同グループの韓祐志(はんゆうじ)さん(47)は「一般の利用者の反発を招いて、さらに厳しい規制がとられることがないよう、ルールはルールとして守るよう呼びかけたい」と話している。
今回の問題について、国の有識者会議「安全で快適な自転車利用環境の創出に向けた検討委員会」の委員を務める徳島大の山中英生教授(都市交通計画)は「自転車にいくら制限速度を設けようと、本質的な解決にはならない」と指摘した上で、「自転車と歩行者が場所を一緒に使っていること自体が問題で、自転車や歩行者の交通量が増えてくれば、互いの不満が高まるのは当然」とする。
同じ委員会の委員で東工大の屋井鉄雄教授(環境交通工学)は「自転車と歩行者が共存するなら、どこかで折り合わなければならず、速度規制が必要になるかもしれない。ただ、場所に応じた制限速度の根拠を見いだすのは難しいこともあり、荒川以外で自転車の制限速度を設けたという例は知らない」と話した。
自転車専用コースを設けている代々木公園(渋谷区)は坂道などで「スピード落として」と書いた看板を設置しているが、制限速度はない。「自転車の国サイクルスポーツセンター」(静岡県伊豆市)の5キロサーキットでは約10年前まで下り坂に速度感知器が付き、時速40キロを超えると「ゆっくり走ってください」というアナウンスが流れていたが、「今は速度は自己責任でお任せしている」という。
一方、標識のない一般道では、自転車を含む軽車両についての速度規制はない。警察庁によると、速度規制の標識がある場合は自転車も従わなければいけないが、2011年までの5年間で自転車を速度超過で摘発した例はない。速度超過による重大事故が頻発しているという統計がないことや、自転車に速度計の設置が義務付けられていないことが理由という。
(2012年2月15日 読売新聞)
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2012年02月14日
歩行者と接触 自転車で追い越し時
皆さんは歩行者を自転車で追い越す際、どのように走っているだろうか。
自動車免許を持っている人なら、自動車で歩行者や自転車を追い越すときは次のように習ったはずである。
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歩行者や自転車のそばを通るときは、歩行者との間に安全な間隔をあけなければなりません。安全な間隔がとれないときは徐行しなければなりません。(歩行者と対面の場合は、1メートル、背面の場合は、1.5メートル以上の間隔をあける。)
------------------------------------------------------------------------------------
実はこれは自動車を運転する際に限った話ではない。自転車を運転するときも適用したほうが良い。歩行者や自転車の脇をスレスレで追い越すのは、万が一歩行者や自転車が方向転換したり、道路上の障害物を避けようとそれた場合、接触してしまう危険性がある。
実際、スレスレで追い越したとこが原因ではないだろうかと思う自転車事故のニュースも報道された。
日テレNEWS
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自転車の女性、歩行者に接触転倒し重体
(愛知県)
11日夕方、愛知県春日井市の歩道で、自転車と歩行者が接触する事故があり、自転車に乗っていた女性が意識不明の重体となっている。事故があったのは、春日井市坂下町の国道19号の歩道。警察の調べによると、11日午後5時ごろ、近くに住む無職・酒井古子さん(75)が自転車で歩道を走行中、前方を歩いていた女性(44)を追い抜こうとしたところ、女性の左腕と自転車が接触。酒井さんは自転車ごと転倒し、病院に運ばれたが、頭を強く打って意識不明の重体。歩いていた女性にケガはなかった。現場は幅約3メートルほどある広い歩道で、やや下り坂という。警察で事故の原因を調べている。
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下り坂でスピードが出やすい環境であったことと、腕が接触したせいでバランスを崩し、自転車利用者が転倒したのだろう。
自転車利用者が自分だけ事故るならまだしも、歩行者を転倒させたり、巻き込む危険性もある。なので歩行者を追い越す際は
@安全な間隔を取る
→概ね人1人分+αかそれ以上。
A特に狭い歩道上で追い越す場合は徐行(時速10km前後)で通行する
→万が一、想定以上に歩行者が自転車側に寄ってしまったとしても徐行なら大事故に至らない。
※歩道上を走行中、追い越すのに十分な幅が確保できない場合は、安全を確認して車道に出るか、自転車を降りて押して追い越す。
歩道上をまるで蛇のように、歩行者との間をスレスレで走る自転車をたまに見かける。あれはいつ事故が起きてもおかしく無い状況で、きっと本人はその危険性を理解していない。やはりそこには"歩行者の仲間"としての認識が強いと見ていいと思う。
"自転車=車"と理解して乗ることはとても重要だと思う。
自動車免許を持っている人なら、自動車で歩行者や自転車を追い越すときは次のように習ったはずである。
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歩行者や自転車のそばを通るときは、歩行者との間に安全な間隔をあけなければなりません。安全な間隔がとれないときは徐行しなければなりません。(歩行者と対面の場合は、1メートル、背面の場合は、1.5メートル以上の間隔をあける。)
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実はこれは自動車を運転する際に限った話ではない。自転車を運転するときも適用したほうが良い。歩行者や自転車の脇をスレスレで追い越すのは、万が一歩行者や自転車が方向転換したり、道路上の障害物を避けようとそれた場合、接触してしまう危険性がある。
実際、スレスレで追い越したとこが原因ではないだろうかと思う自転車事故のニュースも報道された。
日テレNEWS
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自転車の女性、歩行者に接触転倒し重体
(愛知県)
11日夕方、愛知県春日井市の歩道で、自転車と歩行者が接触する事故があり、自転車に乗っていた女性が意識不明の重体となっている。事故があったのは、春日井市坂下町の国道19号の歩道。警察の調べによると、11日午後5時ごろ、近くに住む無職・酒井古子さん(75)が自転車で歩道を走行中、前方を歩いていた女性(44)を追い抜こうとしたところ、女性の左腕と自転車が接触。酒井さんは自転車ごと転倒し、病院に運ばれたが、頭を強く打って意識不明の重体。歩いていた女性にケガはなかった。現場は幅約3メートルほどある広い歩道で、やや下り坂という。警察で事故の原因を調べている。
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下り坂でスピードが出やすい環境であったことと、腕が接触したせいでバランスを崩し、自転車利用者が転倒したのだろう。
自転車利用者が自分だけ事故るならまだしも、歩行者を転倒させたり、巻き込む危険性もある。なので歩行者を追い越す際は
@安全な間隔を取る
→概ね人1人分+αかそれ以上。
A特に狭い歩道上で追い越す場合は徐行(時速10km前後)で通行する
→万が一、想定以上に歩行者が自転車側に寄ってしまったとしても徐行なら大事故に至らない。
※歩道上を走行中、追い越すのに十分な幅が確保できない場合は、安全を確認して車道に出るか、自転車を降りて押して追い越す。
歩道上をまるで蛇のように、歩行者との間をスレスレで走る自転車をたまに見かける。あれはいつ事故が起きてもおかしく無い状況で、きっと本人はその危険性を理解していない。やはりそこには"歩行者の仲間"としての認識が強いと見ていいと思う。
"自転車=車"と理解して乗ることはとても重要だと思う。
2012年02月13日
全輪駆動(二輪駆動自転車)の自転車 量産 被災地や積雪地帯へ
全輪駆動の自転車の量産がスタートされた。Youtubeでこの自転車のことを調べると次のような出てきた。たぶんこの動画は試作段階であるが、メカニズムは十分理解できる内容である。
僕はこの自転車のことを耳にした時、電動アシストの応用でモーターを使って前輪を動かすのかなと思っていたら、そうではなく、チェーンを使って後輪で発生した動力を前輪に伝える方式を取っている。なので、電動アシストのように高コストにならず、バッテリー残量を気にしなくて良いというメリットがあると思う。
そしてこの自転車の最大のメリットは悪路に強いという点。自転車という構造上、走り続けなければバランスは取りづらいという弱点はあるが、後輪駆動の普通の自転車よりは前も駆動する分、推進力があり、前に進むことができるだろう。
かなりの雪が積もって、悪路となっている場合を除いて少しくらいの雪とか、圧雪路面なら十分通用するのではないだろうか。
自転車の常識に新たな1ページが生まれたかもしれない。
記事の参照元
---------------------------------------------------------
自転車20+ 件メーカーのアルテ(東京都渋谷区)が東日本大震災の被災地や豪雪地帯での利用拡大を目指し、今月から二輪駆動型(2WD)の自転車「トレッタ」の量産に入った。これまでのテストでは、がれき道、雪道、坂道などの悪路に強いことが実証されており、「雪道などでの通勤、通学はもちろん、警察や消防が使用すれば、現場に急行できるなどメリットは大きい」と同社。今後は販路を拡大するとともに、トレッタを被災地の各自治体や警察、自衛隊などに寄付する。
トレッタは街乗りタイプのシティー型、クロスバイク型、マウンテンバイク型(想定価格5万円台)、ビーチバイク型(3万円台)の4タイプを用意。2WD自転車20+ 件を扱うメーカーは国内ではほとんどなく、社団法人自転車20+ 件協会は「今までにない画期的な試み。2WD自転車の利用者が増えるかどうか注目しています」と期待している。
2WD自転車は2011年3月に受注販売をスタート。約800台が完売した。しかし、前輪の金属部品に大きな負担がかかるため、量産化は難しいとされてきた。同社の松原哲社長(55)によると、東京理科大が試作した自転車を参考に、約3年にわたってパーツの強度を上げ、前輪チェーンを保護するなど改良を加え、量産態勢を整えたという。
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僕はこの自転車のことを耳にした時、電動アシストの応用でモーターを使って前輪を動かすのかなと思っていたら、そうではなく、チェーンを使って後輪で発生した動力を前輪に伝える方式を取っている。なので、電動アシストのように高コストにならず、バッテリー残量を気にしなくて良いというメリットがあると思う。
そしてこの自転車の最大のメリットは悪路に強いという点。自転車という構造上、走り続けなければバランスは取りづらいという弱点はあるが、後輪駆動の普通の自転車よりは前も駆動する分、推進力があり、前に進むことができるだろう。
かなりの雪が積もって、悪路となっている場合を除いて少しくらいの雪とか、圧雪路面なら十分通用するのではないだろうか。
自転車の常識に新たな1ページが生まれたかもしれない。
記事の参照元
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自転車20+ 件メーカーのアルテ(東京都渋谷区)が東日本大震災の被災地や豪雪地帯での利用拡大を目指し、今月から二輪駆動型(2WD)の自転車「トレッタ」の量産に入った。これまでのテストでは、がれき道、雪道、坂道などの悪路に強いことが実証されており、「雪道などでの通勤、通学はもちろん、警察や消防が使用すれば、現場に急行できるなどメリットは大きい」と同社。今後は販路を拡大するとともに、トレッタを被災地の各自治体や警察、自衛隊などに寄付する。
トレッタは街乗りタイプのシティー型、クロスバイク型、マウンテンバイク型(想定価格5万円台)、ビーチバイク型(3万円台)の4タイプを用意。2WD自転車20+ 件を扱うメーカーは国内ではほとんどなく、社団法人自転車20+ 件協会は「今までにない画期的な試み。2WD自転車の利用者が増えるかどうか注目しています」と期待している。
2WD自転車は2011年3月に受注販売をスタート。約800台が完売した。しかし、前輪の金属部品に大きな負担がかかるため、量産化は難しいとされてきた。同社の松原哲社長(55)によると、東京理科大が試作した自転車を参考に、約3年にわたってパーツの強度を上げ、前輪チェーンを保護するなど改良を加え、量産態勢を整えたという。
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2012年02月12日
自転車は車道上で右側通行が安全? Yahoo知恵袋
たまにYahoo知恵袋を見ることがある。
ここに変な回答をするカテゴリマスターがいる。そのカテゴリマスターが主張するのが「右側通行が安全」という意見だ。
この意見を知るきっかけとなった質問のリンク先に、すこし首を傾げる回答内容があった。
まず質問はこれ
------------------------------------------------------------
自転車で道路を逆走する人、怖くないんですか?
接触事故でけがするのは自転車のほうなのに、過失割引が少ないからといってもリスク有りすぎじゃないですか?
補足
事故を起こさないよう気をつける人は多いが、起こされない、巻き込まれないようにすることに鈍感なのでしょうかね。
体が不自由になったら自転車も乗れなくなるのに。
------------------------------------------------------------
で、この回答内容が
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逆走は違反ですが、右側通行のほうが安全です。
車道を走る場合は左側を走らないと違反ですが、路側帯や路肩はどちらを走っても構いません。
歩行者が車と反対になった理由は、ドライバが歩行者の存在に気付かなくても歩行者が気付いて避けられるように逆になりました。
今は歩行者は歩道が整備されたので、自転車も歩行者と同じように右側を走ったほうが安全なのです。
自転車は歩行者のように横っ飛びはできませんが、ドライバが自転車の存在に気付いてなければガードレールに張り付いてやり過ごすことができますが、左側通行では車の接近に気づきませんので後ろからはねられます。
ちなみに順走自転車の事故が38%なのに対して、逆走自転車の事故は2.4%です。
逆走自転車のほうが少ないとはいえ、順走自転車の事故が15倍は多すぎます。
因って右側通行のほうが安全と考えます。
ぶつかった時の衝撃は逆走のほうが大きいが、順走でも死んでしまうことに変わりはありません。
首がちぎれるかちぎれないかの違いだけです。
------------------------------------------------------------
僕は一般的には車道上の逆走は危険であると思う。次の動画の1:32あたりにあるように特に路上駐車を回避する時がもっとも危険だ。
一部例外は歩道上を歩行者のようにゆっくり走った場合。歩行者のようなスピードであれば右側通行でも危険性はほとんない。
みなさんは「自転車は右側通行安全」という意見、どうお考えだろうか?
ここに変な回答をするカテゴリマスターがいる。そのカテゴリマスターが主張するのが「右側通行が安全」という意見だ。
この意見を知るきっかけとなった質問のリンク先に、すこし首を傾げる回答内容があった。
まず質問はこれ
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自転車で道路を逆走する人、怖くないんですか?
接触事故でけがするのは自転車のほうなのに、過失割引が少ないからといってもリスク有りすぎじゃないですか?
補足
事故を起こさないよう気をつける人は多いが、起こされない、巻き込まれないようにすることに鈍感なのでしょうかね。
体が不自由になったら自転車も乗れなくなるのに。
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で、この回答内容が
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逆走は違反ですが、右側通行のほうが安全です。
車道を走る場合は左側を走らないと違反ですが、路側帯や路肩はどちらを走っても構いません。
歩行者が車と反対になった理由は、ドライバが歩行者の存在に気付かなくても歩行者が気付いて避けられるように逆になりました。
今は歩行者は歩道が整備されたので、自転車も歩行者と同じように右側を走ったほうが安全なのです。
自転車は歩行者のように横っ飛びはできませんが、ドライバが自転車の存在に気付いてなければガードレールに張り付いてやり過ごすことができますが、左側通行では車の接近に気づきませんので後ろからはねられます。
ちなみに順走自転車の事故が38%なのに対して、逆走自転車の事故は2.4%です。
逆走自転車のほうが少ないとはいえ、順走自転車の事故が15倍は多すぎます。
因って右側通行のほうが安全と考えます。
ぶつかった時の衝撃は逆走のほうが大きいが、順走でも死んでしまうことに変わりはありません。
首がちぎれるかちぎれないかの違いだけです。
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僕は一般的には車道上の逆走は危険であると思う。次の動画の1:32あたりにあるように特に路上駐車を回避する時がもっとも危険だ。
一部例外は歩道上を歩行者のようにゆっくり走った場合。歩行者のようなスピードであれば右側通行でも危険性はほとんない。
みなさんは「自転車は右側通行安全」という意見、どうお考えだろうか?