購入前には少し不安だったのでネットでクロスバイクやMTBのフロントダブルについて調べてみると、ほとんどの人がダブルで十分という意見だった。というのもクロスバイク時代にフロントがトリプルギア(48-38-28T)だったのだが、街乗りでは一番大きいギア(48T)を使う機会がほとんどなく、ほぼ真ん中のギアだけ使うことが多かった。まれに超激坂が出てきたら登りで一番小さいギアを使うことがあるが、使っても車重が重いためそんなにスピードが出るわけではないし、出してもすぐに疲れるので一番大きなギアの出番は殆どなかった。これだとダブルギア(22/36T)でも十分物足りるとは感じていたのだがまさその通り。これにリアの一番小さいスプロケットの12Tと27.5インチタイヤの組み合わせだと最高スピードは時速30kmぐらいが限界スピードとなるがMTBではそんなにスピードを出そうとは思わないので問題なし。
さらにメリットがあってフロントギアの入りがトリプルに比べて2枚しか無いため入りやすく、またワイヤー交換時のメンテナンス(調整)も楽になった。見た目もトリプルに比べるとスッキリで軽量化にもなるためよほどのことが無い限り街乗りメインではフロントは多くてダブルギアで十分かと。
つい最近までは消費者ウケがいいためなのか低価格帯の街乗り用クロスバイクやMTBにはリア8速による変速数の少なさを多く見せるためか当たり前のようにフロントトリプルが付いていたが、ジャイアントあたりなどでは思い切って一部車種でフロントダブルに変更するようになってきた。価格面でも少し抑えることができるし実用上はこちらで問題ないのでこの流れは消費者よりでいいと思う。