2018年01月02日

重大事故 車社会を見直すきっかけに...

ここ最近、自動車の危険運転による事故が多く報じられている。一番大きいものとしては昨年(2017年)の6月に東名高速で起きた事故。サービスエリアでの口論から煽り運転に発展し、最終的に男女二人が死亡する事故が発生。管理人の北海道でも昨年(2017年)の11月末ぐらいに登別市で市内の飲食店で飲酒運転後、スポーツカーに煽り運転を行ってから接触事故。相手から警察を呼ばれると怖くなって逃げて時速100kmで赤信号の交差点に進入。横断中の専門学校生をはねて死なせた事故が発生した。どちらも危険運転致死傷罪で起訴となっているがドライバーの身勝手な危険運転が引き起こした事件といっていいだろう。



今回このニュースをとりあげたのは自転車とは無関係ではないと思ったからだ。というのも自転車は自動車よりも弱い存在で、いくらこちらがルールを守っていてもキチガイなドライバーが居ると車道上での危険性がアップするためである。管理人が聞いた話では車道の左端をきちんと走っているにも関わらずクラクションを鳴らされてたり、あるいは走行中に横付けされてウィンドウ越しに文句を言われたりと腑に落ちない場面に出くわす場合があるらしい。この手の人達はハンドルを握ると攻撃的になったり自転車や原付きが車道を走るのを許せない人達で煽り運転など危険な運転をする可能性を持っている(こういう危険な人には免許を与えてはいけないと思うが...)

今の法律では誰もが比較的簡単にお金があれば自動車の運転免許を取得できるようになっていて、自動車の危険性、「走る鉄の箱」という凶器になりうるという認識が薄いような気がする。海外では重大事故を起こすと二度と免許が取得できないところがあるようだが、日本ではどんなに重大な事故を起こしても最大10年で再取得可能となっている。それはクルマが主体の「車社会」の延長にあって歩行者が一番偉いという弱者保護の考え方が一般的でない社会に起因するのかもしれない。

クルマは確かに便利だしこれを否定するつもりは無い。ただ、あまりにもクルマ優先すぎる社会、あるいはクルマ主体の社会というのも考えるべき時期に来ているのではないだろうか。日本の道路は狭く構造的に自転車と自動車がシェアせざるをえない道も多い。そういった道路では弱者保護やお互いの思いやりの運転が必要になり、逆にこれが無い限り事故は永遠に減らせないと思う。クルマが圧倒的に強い日本社会。ほんとうにこのままでいいのだろうか...

2017年12月19日

学生の重大自転車事故 就活にも影響

数日前のYahooニュースやライブドアニュースでタイトルに書いたような記事が載っていた。自転車事故が発生するとニュースでは事故の場所や時間帯、事故状況と被害者や加害者のことが報じられるが事故を起こした加害者の後について書いてある記事はあまりみない。管理人が見た記事では大学2年生の女子学生が乗る電動アシスト自転車と歩行中の77歳女性が接触し、女性を死亡させた事故のその後が書かれていた。

参照元:ライブドアニュース
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2017年12月17日

横浜市鶴見区 河川敷で自転車と歩行者が衝突し死亡事故

2017年12月、横浜市の鶴見区にある河川敷で中学三年生の運転する自転車がそこを歩いていた79歳の女性に衝突する事故が発生。女性が死亡する事故が発生した。以下、NHK NEWS WEBから

yokohama_jitensya_jiko.jpg

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12日夕方、横浜市鶴見区で、中学3年の男子生徒が運転する自転車が歩いていた79歳の女性に衝突し、女性が死亡しました。

12日午後6時ごろ、横浜市鶴見区下末吉で、中学3年の男子生徒が運転する自転車が、正面から歩いてきた近くに住む崎山法子さん(79)に衝突しました。2人はいずれも病院に搬送されましたが、このうち崎山さんはおよそ3時間後に搬送先の病院で死亡しました。男子生徒は命に別状はないということです。

警察によりますと、現場は鶴見川沿いの幅5.5メートルの道路で、歩行者と自転車は通ることができますが、街灯はなく、当時、辺りは暗く見通しは悪い状況だったということです。

自転車の男子生徒は自宅に帰る途中で、警察は男子生徒から当時の状況を聴くなどして、事故のいきさつについて詳しく調べることにしています。
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事故の状況を分析すると発生した時間帯は午後6時。12月の午後6時というとすでに真っ暗で車の運転でも歩行者や自転車が居ないか神経を使う時間帯だ。加えて事件現場は河川敷。NHKの動画によれば事故現場はまわりの道路に街灯があるものの、河川敷そのものに街灯はないようで見通しがかなり悪いように見える(※キャプチャー画像は撮影カメラの照明で手前が明るく映っている)。


※参考 どんなライトなら夜のサイクリングロードを走れるか?

一般的にこういった街灯の無い河川敷を自転車で走る際はかなり明るめのライトで前方を照らし、そこを歩く歩行者に要注意して走行することが求められる。特に歩行者は暗めの服装や反射材がない場合闇夜に溶け込んで遠くからではその存在に気づきづらいため、いつ接触事故が起きても不思議ではない。このような悪条件と対応方法を念頭に入れつつ河川敷を走ることが求められるのだが、加害者は中学三年生。午後6時頃といえば部活帰りかもしくは遊んだ帰り道かもしれないが体力は小学生よりもあり自転車のスピードが出やすい。死亡事故に至っている点からも衝突時にそれなりにスピードが出ていたことが予想され、河川敷の危険性を熟知していなかった可能性が高い。
死亡事故に至ってしまったのは非常に残念だが、こういったニュースをきっかけに中高生を持つ親で自転車を利用している子供がいる場合は今一度、河川敷の危険性について再度認識しその走り方を見直すきっかけにしてほしいと感じだ。

2017年11月13日

自転車活用推進研究会でも「おもいやり1.5m運動」

サイクリングに力を入れた政策を行っている愛媛県では「おもいやり1.5m運動」という運動を2015年11月より実施している。これは自動車等の運転者に対し、自転車の側方を通過するときは1.5メートル以上の安全な間隔を保つか、又は徐行していただくよう呼び掛けるもの。車道を走る自転車は常に後ろから来る自動車の恐怖があるものだが、クルマのドライバーに対してサイクリストの恐怖心を軽減できるよう自転車の立場に立って思いやりのある運転をしましょうという運動である。

15dezain.png

近年は先進国等での自転車利用の増加に伴いクルマ側に自転車を認識してもらう運動が世界的におきているらしい。その中でも日本の一つの取組みとして自活研こと自転車活用推進研究会がこの愛媛県のおもいやり1.5m運動」を日本中に広げるため伊豆の民間団体が愛媛県の了解を得てマグネットシートとステッカーを作った。これをクルマのリアゲートやリアガラスに貼ってもらい、自分自身の運転を再認識することと、追随するクルマに呼びかけることを企図しているとのこと。ちょうど子供が乗っていることを意味する「Baby in Car」があるがこれと同じ類と思ってもらうとはやい。

A.jpg

シールは自転車活用推進研究会のHPより購入できるようになっていて、全部で3タイプ。Aは上のようなステッカーシールの4枚組で1000円。Bは図の左下のやつを縦型マグネットシートにしたもので1000円。Cは右下のを横型マグネットシートしたもので同じく1000円。

DLwCpR6VYAEYHfX.jpg

実際にシールやマグネットシートを付けたイメージはこんな感じ。参照元はツイッターの「レッドマーキュリーサイクリングチーム @red_cycling」より。ある程度近づかないとわからない感じもするが、信号待ちなんかでこれの後ろに停まったドライバーが疑問に思ってあとでネット検索して興味を持ってもらうといった感じだろうか。とりあえず何もしないよりはいいのかな。。。

と、まぁちょっと微妙な点もあるかもしれないがこれと同時に自転車レーンの整備や警察の自転車部隊による啓蒙活動、子供に対する自転車教育など複数を絡めてやっていくと効果があるかもしれないと感じた。一番いいのは自転車に対して危険な運転をするドライバーに対する取り締まりだろうが、イギリスと違ってそこまで警察の本気度はないんだろうなぁ...

最後に悪意のある幅寄せからの左折動画を。

2017年09月23日

JAFの危険予知トレーニング 自転車編その6

YoutubeにあるJAFの「危険予知トレーニング 自転車編」が久々に更新された。この「危険予知トレーニング 自転車編」は元々クルマのドライバー向けだった「危険予知トレーニング」を自転車目線で作ったもの。JAF会員であれば毎月届く冊子に「危険予知トレーニング」のコーナーがあるが、Youtube上ではこれをわかりやすく動画という形でしかも誰でも無料で見れるようになっている。家庭や学校での自転車教育には非常に有用なため、ぜひとも活用して頂きたい。

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第6回となる「その6」では街中の歩道上を走っている時によくある事故のパターンが取り上げられている。動画では自転車が通行可能な歩道を走っていて、自転車が走るところに歩行者がいたため一旦建物側に回避。このまま信号のない交差点にさしかかったところでシンキングタイムとなる。

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結果はというと...交差点に差し掛かったところで左手方向から進んできた自動車が停止線を越えて直進。あわや接触しかけた。このケースのポイントは街中の信号のない交差点では上の画像のように建物や塀、木々などで自転車からは左手方向の交差点の様子がわかりずらいことが多い。この場合自転車側からも自動車側からも互いに発見が遅れて交差点に入ったところではじめてその存在に気付いて急ブレーキとなってしまう。最悪はこれで接触して自転車側が怪我をするケースもあるため意外と危ないパターンなのである。

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別アングルから見るとこんな感じ。反対側から見るとわかりやすいが塀が大きな死角となりともに発見が遅れる大きな要因となっている。こういったケースを避けるため歩道上を走る際は法律通り「常に車道寄りを徐行する」必要がある。車道よりであれば塀の死角から自転車が見える位置までに余裕が生まれボンネットの幅程度のタイミングが遅らせることが可能だ。

kiken_yosoku_bicyle5_6.jpgkiken_yosoku_bicyle5_7.jpg

さらにこのような見通しの悪い交差点では過去に接触事故が起きているケースが多く、注意喚起のための看板やミラーが設置されているケースがある。これらを見つけた場合はミラーを活用し死角から車が来ていないかなど特に注意してほしい。

kiken_yosoku_bicyle5_4.jpg

また、動画内では歩道上でスピードをあげているがこれもご法度で特に死角がある場合は徐行し今回のように突然交差点で出会うようなケースでもブレーキで接触を避けれるようなスピードで走る必要がある。自転車安全利用五則の「自転車が歩道を通行する場合は、車道寄りの部分を徐行しなければなりません」とはまさにこのケースを想定しての決まりなのである。歩道上は一見安全のように思えるがこのような街中の歩道では逆に死角による危険が潜んでおり、それは子供であっても危険予測や徐行などが欠かせない。

kiken_yosoku_bicyle5_5.jpg

なお、最後にクルマ側の対応も指摘されていてこれは良いと感じた。今回のケースのように交差点の先が見えない場合は3段階停止という3つの動作が必要と述べられていた。具体的には

1.停止線で一時停止
2.車の先端を少し出して停止
3.目視できる位置で再び停止

の3つ。このように止まると死角となっている交差点の歩道にいる歩行者や自転車に車の存在を知らせることができ、安全向上につながる。また、2の動作では細かく左右を確認しながら前に出るといいだろう。なぜなら自転車は歩道上での進行方向に決まりがなく、交差点の右からも左からも出てくるためである。さらにスピードは歩行者よりも断然速いのでゆっくりとが肝心だ。最後に3で交差点が完全に目視できる位置で再び左右確認でようやく完了。非常に面倒に感じるが歩道を自転車が走る状況ではこれが最善策で、逆にこれをやらないと今回のような交差点で事故をおこすと思うのでドライバーの人は要注意してほしいと思う。

最後にこれらの動画リンクを。

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