ナンカンといえば台湾に本社を構えるいわゆる「アジアンタイヤ」といわれるメーカーのひとつ。とりわけ北海道では「安くて使えるスタッドレスタイヤメーカー」として人気が上昇中のブランドだ。管理人は今から5年前ほどに軽自動車用として14インチのESSN-1を購入して使ってみたのだが特段滑って使えないという印象はなく、普通に交換前の国産のスタッドレスタイヤ(当時のアイスガードのIG30)と同じように乗れた。ただ、濡れたアイスバーンが国産よりも苦手な印象とゴムが柔らかすぎてフニャフニャした印象があった。
その後は3年ぐらい履いて4年目に交換時期を迎えたが14インチだと値段的に国産と数千円程度しか価格差がなく、コスパの面で魅力がないことから国産のヨコハマ・アイスガードIG60を購入した。ただ、昨年あたりからYoutubeで海外製スタッドレスタイヤをレビューしている「雪道太郎」さんの動画を見てESSN-1から数年後に次モデルである「WS-1」が新登場したのを知り、さらに今年はESSN-1の後継モデルとして「AW-1」が登場。「性能アップしているとのことでかなり興味がわいた次第だ。
まずは専売しているオートウェイの宣伝動画から。氷盤路、圧雪路、登坂路(+氷盤路、+圧雪路)でのテストの様子がわかる。
もう一つは北海道のYoutuberで主にスタッドレスタイヤのレビューをやっている雪道太郎さんの動画から。モノは一つ前のSW-1だが、VRX2と比較しても謙遜ないアイスバーン性能が確認できる。
さらに新作AW-1の購入動画。過去のナンカンのスタッドレスタイヤのいずれよりもサイドウォールが硬いらしく、それでいてトレッド面は柔らかくなっており確実な進化が伺える。
最後にAW-1のテスト動画。
ということでこの動画を見る限りではナンカンのAW-1の性能は問題ないことが理解できると思う。この性能で国産の半値以下で購入できるのでかなりコストパフォマンスが高いと思う。ただし自分の経験上、軽自動車とかコンパクトカーが履いている14インチあたりまでだと国産との価格差が数千円程度しか無いのでナンカンを選ぶ理由はあまりないと思う。逆に16インチとか17インチ以上だと半分以上違って4本で4万円以上も安く済む場合があるので大きいタイヤの人ほど検討する価値はあると思う。ナンカンのスタッドレスタイヤ、自信を持ってオススメできるアジアンスタッドレスタイヤである。
2021年01月08日
2016年10月21日
スタッドレスタイヤを新調。ナンカン ESSN-1
今年もあっと言う間に自転車シーズンが終了をむかえ、移動手段が自転車からそれ以外にシフトする時期になった。管理人が住んでいる地域では自家用車がメインで、それ以外はバス。電車(機動車)は一応あるが通っている地域が限られるためバスよりも利用者は少ない。
雪がない時期は自転車がメインだが、雪が降り積もってかつ温度が氷点下になってくると自家用車やバスに頼らざるをえない。特に自家用車の人は数年おきにやってくるスタッドレスタイヤの買い替えが悩みどころだ。
北海道の積雪地域でスタッドレスに求められる性能は雪と氷とアイスバーンの3つ。住んでいる地域の積雪量や気温によって道路のコンディションは異なるが、やっかいのなのはアイスバーン。これはスタッドレスタイヤの性能がもろに発揮される部分で、特に濡れたアイスバーンや交差点前のミラーバーンでは5年落ちのスタッドレスタイヤ(ゴムが硬化し氷上性能が極端に低下)では話にならない。よって北海道では3〜4年程度で買い換えるのが普通となっている。
ただ、スタッドレスタイヤは夏タイヤよりも高価で夏タイヤなら5年以上使えてもスタッドレスではそうはいかない。そのため出費がかさむという問題がある。そこで最近注目なのが「アジアンスタッドレスタイヤ」である。ここでいうアジアンというのは、日本以外のアジア諸国のことで国産よりも大幅に安いという特徴がある。アジアンスタッドレスが日本に入ってきたときはその性能の低さから「スタッドレスと言う名の夏タイヤ」という異名がネット上で与えられていたが、ここ数年で性能が向上。特に台湾製の「ナンカン」というメーカーの「ESSN-1」というタイヤの評判が良い。
というわけで、5年前に買ったヨコハマのアイスガードIG30(現行モデルの4つ前の製品)のゴムがかなり硬かったことからこのナンカン、ESSN-1を買ってみることにした。タイヤはオートウェイという福岡の通販サイトからネット注文し、わずか3日で到着。価格は165/70R14で1本3980円。送料は1本1080円なので4本で合計20000円ちょいだった。これにIG30のときに買ったアルミホイールを流用しスタンドでタイヤのはめ替え&バランス調整を激安でやってもらったので総額は23000円程度かかった。
なお、通販でタイヤを買った後気づいたのだが、この165/70R14のサイズであればヨコハマの最新モデル「IG50+」との価格差は2000円程度でそこまでリーズナブルではなかった。まぁ「試してみたい」という衝動があったのでよしとしよう... どうやらコストパフォーマンに優れるのは17インチ以上の大きなサイズで、このあたりだと1本あたり国産と比較して1万円以上差額が生まれる。4本買うと4万円も違うのでネット上では大人気のようだ。

タイヤ面を見る限り左右非対称パターンでB社の某GZに似ている。ゴムも触った感じやわらかい。ぱっとみ期待できる感じ。
で、肝心の性能はというとこのサイトが詳細にレビューしているので詳しくはそちらを見てほしいが簡単にいうと「雪道は期待以上。氷と雪の組み合わせでは十分で、アイスバーンやミラーバーンだと(国産に比べ)厳しい部分がある」タイヤのようだ。ただ、アイスバーンやミラーバーンは国産タイヤ(ブリジストンやヨコハマ)でも滑るときは滑るし、個人の主観の部分もあるので、実際に使って感じてみないとわからない部分もあるかと思う。
ちなみにスタッドレスの効き(氷上性能)は2年程度が限界で3年目では怪しくなるとのレビューをみかけた。価格差が2000円程度の管理人のサイズではかなり微妙な交換スパンとなりそうだが、価格差1万円であればそこそこ良いかもしれない。さらに北海道ではなく滅多に雪が振らないあるいは振っても数回という地域なんかでは安く買えるスタッドレスとしての需要がありそうな製品である。
※2021年1月追記→ナンカンのスタッドレスタイヤにESSN-1の後継モデルとして「AW-1」が登場。記事はこちらから。
雪がない時期は自転車がメインだが、雪が降り積もってかつ温度が氷点下になってくると自家用車やバスに頼らざるをえない。特に自家用車の人は数年おきにやってくるスタッドレスタイヤの買い替えが悩みどころだ。
北海道の積雪地域でスタッドレスに求められる性能は雪と氷とアイスバーンの3つ。住んでいる地域の積雪量や気温によって道路のコンディションは異なるが、やっかいのなのはアイスバーン。これはスタッドレスタイヤの性能がもろに発揮される部分で、特に濡れたアイスバーンや交差点前のミラーバーンでは5年落ちのスタッドレスタイヤ(ゴムが硬化し氷上性能が極端に低下)では話にならない。よって北海道では3〜4年程度で買い換えるのが普通となっている。
ただ、スタッドレスタイヤは夏タイヤよりも高価で夏タイヤなら5年以上使えてもスタッドレスではそうはいかない。そのため出費がかさむという問題がある。そこで最近注目なのが「アジアンスタッドレスタイヤ」である。ここでいうアジアンというのは、日本以外のアジア諸国のことで国産よりも大幅に安いという特徴がある。アジアンスタッドレスが日本に入ってきたときはその性能の低さから「スタッドレスと言う名の夏タイヤ」という異名がネット上で与えられていたが、ここ数年で性能が向上。特に台湾製の「ナンカン」というメーカーの「ESSN-1」というタイヤの評判が良い。
というわけで、5年前に買ったヨコハマのアイスガードIG30(現行モデルの4つ前の製品)のゴムがかなり硬かったことからこのナンカン、ESSN-1を買ってみることにした。タイヤはオートウェイという福岡の通販サイトからネット注文し、わずか3日で到着。価格は165/70R14で1本3980円。送料は1本1080円なので4本で合計20000円ちょいだった。これにIG30のときに買ったアルミホイールを流用しスタンドでタイヤのはめ替え&バランス調整を激安でやってもらったので総額は23000円程度かかった。
なお、通販でタイヤを買った後気づいたのだが、この165/70R14のサイズであればヨコハマの最新モデル「IG50+」との価格差は2000円程度でそこまでリーズナブルではなかった。まぁ「試してみたい」という衝動があったのでよしとしよう... どうやらコストパフォーマンに優れるのは17インチ以上の大きなサイズで、このあたりだと1本あたり国産と比較して1万円以上差額が生まれる。4本買うと4万円も違うのでネット上では大人気のようだ。
タイヤ面を見る限り左右非対称パターンでB社の某GZに似ている。ゴムも触った感じやわらかい。ぱっとみ期待できる感じ。
で、肝心の性能はというとこのサイトが詳細にレビューしているので詳しくはそちらを見てほしいが簡単にいうと「雪道は期待以上。氷と雪の組み合わせでは十分で、アイスバーンやミラーバーンだと(国産に比べ)厳しい部分がある」タイヤのようだ。ただ、アイスバーンやミラーバーンは国産タイヤ(ブリジストンやヨコハマ)でも滑るときは滑るし、個人の主観の部分もあるので、実際に使って感じてみないとわからない部分もあるかと思う。
ちなみにスタッドレスの効き(氷上性能)は2年程度が限界で3年目では怪しくなるとのレビューをみかけた。価格差が2000円程度の管理人のサイズではかなり微妙な交換スパンとなりそうだが、価格差1万円であればそこそこ良いかもしれない。さらに北海道ではなく滅多に雪が振らないあるいは振っても数回という地域なんかでは安く買えるスタッドレスとしての需要がありそうな製品である。
※2021年1月追記→ナンカンのスタッドレスタイヤにESSN-1の後継モデルとして「AW-1」が登場。記事はこちらから。
2015年01月31日
新型(8代目)アルト からみる軽自動車らしさ
以前記事にしたスズキの8代目新型アルトだが、ネット上のレビュー記事や動画を見る限りどこも評価が高い。
それらレビュー記事に共通している点は”原点回帰”という言葉である。軽自動車は元々"貧乏人の車"と称されるように、「軽自動車だから」という言葉がしっくりくる乗り物で、普通車に比べれば性能のほとんどが劣るのが常識だった。それがここ10年ぐらいで目覚ましい進化を遂げて、「気づいたら軽自動車だった」とも呼ばれるまでに普通車との違いがなくなりつつある。中には高級路線をうたう軽自動車も登場し価格的にもコンパクトカーより高くなってしまうのが現状だ。
そんな中登場した8代目アルトは、本来あるべき軽自動車の姿へ戻るフルモデルチェンジとなっている。特に素晴らしいのはその軽さ。徹底的に軽量化を測ったことで車重は600kg台を実現。これは20年前ほどの550CC時代の重量に匹敵し、それでいて強度は保っている。そして一番の点は価格だ。現状で売れ筋となっているタントのカスタムモデル「タントカスタム」は最低でも160万円台からと普通車びっくりな価格設定だが、この新型アルトは最低でも80万円台から購入可能で、かなり良心的な価格設定なのだ。
軽自動車の本来あるべき姿からすれば、普通車よりも高い軽自動車は本末転倒なわけで、新型アルトはその部分を再認識させるモデルといえる。軽自動車だからと割り切った思い切りと良心的な値段設定、そして個性的なデザインは軽自動車市場に新たなムーブメントを生み出すかもしれない(個人的にはライバルのミライースよりも一歩先をリードした形だと思う)。
2014年には軽自動車の新車販売台数が普通車を含めた中で4割に達し、メーカーとしてもその存在がますます大きくなりつつある。数年前からトヨタを含めた全メーカーが軽自動車を何らかの形で手がけているが、これからもその傾向は続くとすると、さらなる競争が激化する。そんな中で似たようなジャンルならば個性が選ばれる市場になってきており、8代目アルトで見られた原点回帰は他社でも見られるのか注目だ。
それらレビュー記事に共通している点は”原点回帰”という言葉である。軽自動車は元々"貧乏人の車"と称されるように、「軽自動車だから」という言葉がしっくりくる乗り物で、普通車に比べれば性能のほとんどが劣るのが常識だった。それがここ10年ぐらいで目覚ましい進化を遂げて、「気づいたら軽自動車だった」とも呼ばれるまでに普通車との違いがなくなりつつある。中には高級路線をうたう軽自動車も登場し価格的にもコンパクトカーより高くなってしまうのが現状だ。
そんな中登場した8代目アルトは、本来あるべき軽自動車の姿へ戻るフルモデルチェンジとなっている。特に素晴らしいのはその軽さ。徹底的に軽量化を測ったことで車重は600kg台を実現。これは20年前ほどの550CC時代の重量に匹敵し、それでいて強度は保っている。そして一番の点は価格だ。現状で売れ筋となっているタントのカスタムモデル「タントカスタム」は最低でも160万円台からと普通車びっくりな価格設定だが、この新型アルトは最低でも80万円台から購入可能で、かなり良心的な価格設定なのだ。
軽自動車の本来あるべき姿からすれば、普通車よりも高い軽自動車は本末転倒なわけで、新型アルトはその部分を再認識させるモデルといえる。軽自動車だからと割り切った思い切りと良心的な値段設定、そして個性的なデザインは軽自動車市場に新たなムーブメントを生み出すかもしれない(個人的にはライバルのミライースよりも一歩先をリードした形だと思う)。
2014年には軽自動車の新車販売台数が普通車を含めた中で4割に達し、メーカーとしてもその存在がますます大きくなりつつある。数年前からトヨタを含めた全メーカーが軽自動車を何らかの形で手がけているが、これからもその傾向は続くとすると、さらなる競争が激化する。そんな中で似たようなジャンルならば個性が選ばれる市場になってきており、8代目アルトで見られた原点回帰は他社でも見られるのか注目だ。
2015年01月14日
J SPORTS 栗村修さんのダイハツ ウェイク PV
2014年12月に発表されたダイハツの新型軽自動車「ウェイク」はアウトドアを考慮し、その中でも自転車に特化した装備がある軽自動車だ。
そんなウェイクをジェイ・スポーツの解説で有名な(宇都宮ブリッツェン、テクニカルアドバイザーの)栗村修さんが紹介する動画がダイハツ公式アカウントから公開された。
※ちなみにウェイクとスズキ・ハスラーの違いについてはこちらを参照してほしい。
動画自体は2分しかないのだが、ウェイクと自転車(特にロードバイク)を輪行する際の良い点が簡単にまとめられておりとても参考になる仕上がり。動画内でのポイントは「タイヤを外さずにそのまま車に積むことが出来、かつバンドで車体を固定できて路面が跳ねても自転車に傷が付く心配がいない」という点。
実際のところ車に積み込む際にはタイヤを外すケースが多く、軽自動車でそのまま積めるという点はかなりのアドバンテージ。ルーフにつけるサイクルキャリアであればタイヤを外す必要がないが雨の日は濡れてしまう。
もちろんウェイクでなくとも既存のワンボックス軽自動車(ダイハツで言えばアトレーワゴン)で似たようなことができるが、車自体のメンテナンス製を考えるとボンネットにアクセスできるウェイクの方が利便性が高い。
というわけで、ウェイクはアウトドア(動画ではロードバイクの輪行)に特化していることがよくわかる動画だった。地方では(軽自動車という性質上)ファーストカーで買う人もいるだろうが、余裕のある家庭なら遊び専用のセカンドカーとしての需要もありそうだ。
そんなウェイクをジェイ・スポーツの解説で有名な(宇都宮ブリッツェン、テクニカルアドバイザーの)栗村修さんが紹介する動画がダイハツ公式アカウントから公開された。
※ちなみにウェイクとスズキ・ハスラーの違いについてはこちらを参照してほしい。
動画自体は2分しかないのだが、ウェイクと自転車(特にロードバイク)を輪行する際の良い点が簡単にまとめられておりとても参考になる仕上がり。動画内でのポイントは「タイヤを外さずにそのまま車に積むことが出来、かつバンドで車体を固定できて路面が跳ねても自転車に傷が付く心配がいない」という点。
実際のところ車に積み込む際にはタイヤを外すケースが多く、軽自動車でそのまま積めるという点はかなりのアドバンテージ。ルーフにつけるサイクルキャリアであればタイヤを外す必要がないが雨の日は濡れてしまう。
もちろんウェイクでなくとも既存のワンボックス軽自動車(ダイハツで言えばアトレーワゴン)で似たようなことができるが、車自体のメンテナンス製を考えるとボンネットにアクセスできるウェイクの方が利便性が高い。
というわけで、ウェイクはアウトドア(動画ではロードバイクの輪行)に特化していることがよくわかる動画だった。地方では(軽自動車という性質上)ファーストカーで買う人もいるだろうが、余裕のある家庭なら遊び専用のセカンドカーとしての需要もありそうだ。
2014年11月19日
アルトワークス 復活か?
もうひとつ書いているブログ(「軽自動車マニア」)の関係で普段から軽自動車の情報を拾っているのだが、こんな情報を見つけた。
「2014年12月にフルモデルチェンジの8代目アルトでワークスが復活する」
というもの。ソースは価格.comの口コミページで、リンク先はスズキの営業マンから聞いたというツイッターのつぶやきなので、信頼はできそう。ただし、現段階ではネーミングが「アルトワークス」になるかは不明。「ターボRS」が有力か。
こちらがそのベースとなる8代目アルトの画像。

ホンダのN ONEのような昔のモデルのオマージュ的なデザインで、先代からはかなりのイメージチェンジだ。個人的にはこういった面白いデザインは好みだが、アルトの層となるターゲットに受け入れられるかどうか。
ちなみにアルトワークスといえば軽自動車が550ccの時代に軽々と64馬力を達成し、軽自動車の自主規制の元となったハイパフォーマンス軽。その軽さを武器に軽自動車とは思えない加速を見せ、維持費の安さからも絶大な人気をほこったモデルだ。1987年に初代アルトがデビューし、軽新規格後の1998年まで4回フルモデルチェンジを行ったが、1998年代に入るとワゴンRなどをはじめとするワゴンタイプが売れ筋となり、普通車でもそうだったがスポーツタイプというの売れない時代になっていた。その後アルトワークスはモデルから消滅しKeiワークスにバトンを引き継ぐものの、そのKeiワークスも2008年に生産を終了し、スズキのホットな軽自動車は現行モデルでは存在しなくなっていた。
軽自動車は「全てスペース重視の実用性ありきで、スポーツタイプは全く売れなくなったのか」と思ったいたのだが、実はそうでは無くなってきている。たしかにワゴンRやムーブが爆発的売れるようになった時はそうであったが、ここ数年は新車販売における軽自動車の割合が以前よりも増し、より多くの人々が軽自動車を買うようになった。そうなると実用的な軽自動車以外にも、個性的だったり、走りの良い軽を求める人も当然増えてくる。セカンドカー的に買う以外にも地方の若年層ではファーストカーとして買う傾向もあり、そうなるとデザインや走行性能といったアイデンティティの需要も出てくる。
もちろん趣味的要素の強いこのような車種は、販売の主力とはならないが、ただ単に車を道具として見る人とは違って、メーカを好きになってくれたり、以後もそのメーカーの車種と乗ってくれたり、口コミで他人に勧めてくれたりとファンユーザーとしての魅力がある。こういった点でこのようなホットな車種を出すことは意義があるのでは。
走行性能的にはダイハツの新型コペン、近々発売予定のホンダS660がライバルとなるが、写真のように5ドア(もしくは3ドア?)ハッチバックの実用的なタイプなので、直接的なライバルとはならず、走りと実用性の高い軽自動車が欲しい層がターゲットとなる。今でも中古のアルトワークスを大事乗っている人が多いから、そういった人の乗り換え需要がありそうだ。ベースよりも60kg程度軽量化するとのことなで、現行アルトエコのFF・CVTが710kg程度であることを考えると、昭和のアルトワークス並みの車重となるのか?
スズキの会長が過去に「軽自動車は貧乏人の車だ! スポーツカーは要らない」と言っていたが、まぁ実用的なハッチバックならスポーツカーじゃないよね(^^) 「ストリートでもサーキットでも遊べる軽!」ということにしておこう。デビューが楽しみだ。
「2014年12月にフルモデルチェンジの8代目アルトでワークスが復活する」
というもの。ソースは価格.comの口コミページで、リンク先はスズキの営業マンから聞いたというツイッターのつぶやきなので、信頼はできそう。ただし、現段階ではネーミングが「アルトワークス」になるかは不明。「ターボRS」が有力か。
こちらがそのベースとなる8代目アルトの画像。

ホンダのN ONEのような昔のモデルのオマージュ的なデザインで、先代からはかなりのイメージチェンジだ。個人的にはこういった面白いデザインは好みだが、アルトの層となるターゲットに受け入れられるかどうか。
ちなみにアルトワークスといえば軽自動車が550ccの時代に軽々と64馬力を達成し、軽自動車の自主規制の元となったハイパフォーマンス軽。その軽さを武器に軽自動車とは思えない加速を見せ、維持費の安さからも絶大な人気をほこったモデルだ。1987年に初代アルトがデビューし、軽新規格後の1998年まで4回フルモデルチェンジを行ったが、1998年代に入るとワゴンRなどをはじめとするワゴンタイプが売れ筋となり、普通車でもそうだったがスポーツタイプというの売れない時代になっていた。その後アルトワークスはモデルから消滅しKeiワークスにバトンを引き継ぐものの、そのKeiワークスも2008年に生産を終了し、スズキのホットな軽自動車は現行モデルでは存在しなくなっていた。
軽自動車は「全てスペース重視の実用性ありきで、スポーツタイプは全く売れなくなったのか」と思ったいたのだが、実はそうでは無くなってきている。たしかにワゴンRやムーブが爆発的売れるようになった時はそうであったが、ここ数年は新車販売における軽自動車の割合が以前よりも増し、より多くの人々が軽自動車を買うようになった。そうなると実用的な軽自動車以外にも、個性的だったり、走りの良い軽を求める人も当然増えてくる。セカンドカー的に買う以外にも地方の若年層ではファーストカーとして買う傾向もあり、そうなるとデザインや走行性能といったアイデンティティの需要も出てくる。
もちろん趣味的要素の強いこのような車種は、販売の主力とはならないが、ただ単に車を道具として見る人とは違って、メーカを好きになってくれたり、以後もそのメーカーの車種と乗ってくれたり、口コミで他人に勧めてくれたりとファンユーザーとしての魅力がある。こういった点でこのようなホットな車種を出すことは意義があるのでは。
走行性能的にはダイハツの新型コペン、近々発売予定のホンダS660がライバルとなるが、写真のように5ドア(もしくは3ドア?)ハッチバックの実用的なタイプなので、直接的なライバルとはならず、走りと実用性の高い軽自動車が欲しい層がターゲットとなる。今でも中古のアルトワークスを大事乗っている人が多いから、そういった人の乗り換え需要がありそうだ。ベースよりも60kg程度軽量化するとのことなで、現行アルトエコのFF・CVTが710kg程度であることを考えると、昭和のアルトワークス並みの車重となるのか?
スズキの会長が過去に「軽自動車は貧乏人の車だ! スポーツカーは要らない」と言っていたが、まぁ実用的なハッチバックならスポーツカーじゃないよね(^^) 「ストリートでもサーキットでも遊べる軽!」ということにしておこう。デビューが楽しみだ。