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2020年01月07日
クロスバイク用スパイクタイヤ シュワルベ・マラソンウィンタープラスの700×40Cを購入
今冬シーズン初めにミシュランの自転車用スタッドレスタイヤのスターグリップを購入していくらか走ってみたのだが、やはりアイスバーンにおいては多少なりの不安が残ることがわかった。グリップしないわけではないが2輪という自転車の特性上アイスバーン上でのブレーキングが難しい部分があり改善の余地ありと感じていた。
ちなみにクロスバイク用のスターグリップは35Cと40Cの2種類があって、管理人はクリアランスの関係上フロントを40C、リアは35Cという2種類のサイズで使用している。以前にも書いたが35Cと40Cとではタイヤの幅に明確な差があり、スターグリップという特殊なブロックパターンで雪道でのグリップ力を稼ぐタイヤの特性上、35Cよりも40Cの方が接地面積が大きいためアイスバーンではグリップ力が強いことがわかった。すなわちリアの35Cの方が滑りやすいのである。
そこでブレーキング時にアイスバーンでも強力な制動力を得れるスパイクタイヤを導入することにした。といっても既に購入したスターグリップが勿体ないのでとりあえずまぁまぁアイスバーンでも効くフロントのスターグリップ40Cは残して効きの悪いリアをスパイクタイヤ化することに。購入したのはクロスバイク用スパイクタイヤとしてはとてもメジャーな「シュワルベ ウィンターマラソンプラス」の40Cサイズ。定価は1本9000円ぐらいでクロスバイクのタイヤとしてはかなり高価なのだがイギリスの通販サイト(Wiggle)でウィンターマラソンが再入荷。値段も3500円ぐらいになっていたので1本だけ購入してみた。送料を入れると4000円ぐらいの値段だった。国内で買うよりもかなり安い。
スターグリップは台形の形状が特徴的だったがこちらは一般的な楕円状。表面のトレッドもブロックパターンが浅いので深い雪に行くとタイヤの溝が埋まってグリップ力が低下しそうだが圧雪や多少の積雪であれば大丈夫かと。それよりも表面に散りばめられた200個のタングステン鋼製スパイクピンが氷に食いつきそうでこれならアイスバーンでもブレーキングに不安が無いものと予想する。
※タイヤには回転方向が付いている。
高さもホイールから42mmとスターグリップの40C(こちらは46mmぐらいあった)よりも低め。そのためクリアランス的には大丈夫だと思うが一部懸念されるフロントディレイラー部分で干渉する場合は交換用のディレイラーを買ったのでそれに交換して装着することにする。今月末には中川町でスノーライドイベント(雪道サイクリング)があるのでそれまでに調整して是非とも参加してみたい。
ちなみにクロスバイク用のスターグリップは35Cと40Cの2種類があって、管理人はクリアランスの関係上フロントを40C、リアは35Cという2種類のサイズで使用している。以前にも書いたが35Cと40Cとではタイヤの幅に明確な差があり、スターグリップという特殊なブロックパターンで雪道でのグリップ力を稼ぐタイヤの特性上、35Cよりも40Cの方が接地面積が大きいためアイスバーンではグリップ力が強いことがわかった。すなわちリアの35Cの方が滑りやすいのである。
そこでブレーキング時にアイスバーンでも強力な制動力を得れるスパイクタイヤを導入することにした。といっても既に購入したスターグリップが勿体ないのでとりあえずまぁまぁアイスバーンでも効くフロントのスターグリップ40Cは残して効きの悪いリアをスパイクタイヤ化することに。購入したのはクロスバイク用スパイクタイヤとしてはとてもメジャーな「シュワルベ ウィンターマラソンプラス」の40Cサイズ。定価は1本9000円ぐらいでクロスバイクのタイヤとしてはかなり高価なのだがイギリスの通販サイト(Wiggle)でウィンターマラソンが再入荷。値段も3500円ぐらいになっていたので1本だけ購入してみた。送料を入れると4000円ぐらいの値段だった。国内で買うよりもかなり安い。
スターグリップは台形の形状が特徴的だったがこちらは一般的な楕円状。表面のトレッドもブロックパターンが浅いので深い雪に行くとタイヤの溝が埋まってグリップ力が低下しそうだが圧雪や多少の積雪であれば大丈夫かと。それよりも表面に散りばめられた200個のタングステン鋼製スパイクピンが氷に食いつきそうでこれならアイスバーンでもブレーキングに不安が無いものと予想する。
※タイヤには回転方向が付いている。
高さもホイールから42mmとスターグリップの40C(こちらは46mmぐらいあった)よりも低め。そのためクリアランス的には大丈夫だと思うが一部懸念されるフロントディレイラー部分で干渉する場合は交換用のディレイラーを買ったのでそれに交換して装着することにする。今月末には中川町でスノーライドイベント(雪道サイクリング)があるのでそれまでに調整して是非とも参加してみたい。
2019年12月15日
ミシュラン・スターグリップのテスト走行 その3(圧雪&浅い新雪)
クロスバイク用に購入したスタッドレスタイヤ、スターグリップのテスト走行の続き。これまではシャーベットやアイスバーン、深い新雪と試したが今回はメインともいえる圧雪道でのテスト走行を行ってみた。
今回のテスト走行以前にもちょっと試しているのだが圧雪道においてこのスターグリップはかなり優秀で、雪上においても夏タイヤに劣らないぐらいのグリップ感とブレーキングを実感できた(※ただし時速はゆっくりの12〜13km程度)。
一方で前にも指摘したがアイスバーンや濡れた氷は苦手なのでこのような交差点では特に注意が必要だ。急なブレーキをしないかぎりはすぐに転倒したりはないのだが、ゆっくりとあせらないブレーキング操作で急激なストップはご法度。特に前輪よりも後輪を強めにブレーキングすると後ろから滑ってバランスを崩しやすい。どちらかというと前ブレーキの方を強めでかつ自動車の運転と同じように細かく数回にブレーキグをする「ポンピングブレーキ」がここ数回乗ってみて有用に感じている。ただし路面状況がスタッドレスタイヤで最も過酷ともいえるスケートリンクのようなツルツル&テカテカアイスバーンの時は乗らないほうが良いと思う。その点は高価なスパイクタイヤに大きなアドバンテージがある。
総評としてはスパイクなしのタイヤにしてはグリップ力が素晴らしく、圧雪やシャーベット路においてはかなり有用。その一方でスケートリンクのようなアイスバーンやブラックアイスバーンでは要注意。価格は本格的な自転車用スパイクタイヤの半分か3分の1程度で購入できたので気軽に雪道を乗ってみたい人にはオススメなタイヤである。ただしタイヤサイズが700×35Cと700×40Cの2種類しかなく(※公式には26インチ用も設定されているが買えるところが見当たらない)、これに対応するのはクロスバイクかクリアランスに余裕のあるロードバイク(※シクロクロス、グラベルロード含む)、あるいは29インチ規格のMTBなど車種が限られるのが難点だろうか(元々はシティ用タイヤとして設計されたので妥当ではあるのだが)。
今回のテスト走行以前にもちょっと試しているのだが圧雪道においてこのスターグリップはかなり優秀で、雪上においても夏タイヤに劣らないぐらいのグリップ感とブレーキングを実感できた(※ただし時速はゆっくりの12〜13km程度)。
一方で前にも指摘したがアイスバーンや濡れた氷は苦手なのでこのような交差点では特に注意が必要だ。急なブレーキをしないかぎりはすぐに転倒したりはないのだが、ゆっくりとあせらないブレーキング操作で急激なストップはご法度。特に前輪よりも後輪を強めにブレーキングすると後ろから滑ってバランスを崩しやすい。どちらかというと前ブレーキの方を強めでかつ自動車の運転と同じように細かく数回にブレーキグをする「ポンピングブレーキ」がここ数回乗ってみて有用に感じている。ただし路面状況がスタッドレスタイヤで最も過酷ともいえるスケートリンクのようなツルツル&テカテカアイスバーンの時は乗らないほうが良いと思う。その点は高価なスパイクタイヤに大きなアドバンテージがある。
総評としてはスパイクなしのタイヤにしてはグリップ力が素晴らしく、圧雪やシャーベット路においてはかなり有用。その一方でスケートリンクのようなアイスバーンやブラックアイスバーンでは要注意。価格は本格的な自転車用スパイクタイヤの半分か3分の1程度で購入できたので気軽に雪道を乗ってみたい人にはオススメなタイヤである。ただしタイヤサイズが700×35Cと700×40Cの2種類しかなく(※公式には26インチ用も設定されているが買えるところが見当たらない)、これに対応するのはクロスバイクかクリアランスに余裕のあるロードバイク(※シクロクロス、グラベルロード含む)、あるいは29インチ規格のMTBなど車種が限られるのが難点だろうか(元々はシティ用タイヤとして設計されたので妥当ではあるのだが)。
2019年12月08日
ミシュラン・スターグリップのテスト走行 その2(深い新雪)
ようやく根雪になるぐらいの雪が積もってきたので本格的なスターグリップのテスト走行を行ってみた。
とまぁやる気マンマンで走ってみたは良いものの、結論からすると新雪でかつ深いものとなると全然ダメだった。ファットバイクでもかなり深い新雪はダメな場合があるようだが、クロスバイクにスターグリップの組み合わせではリムよりも高い新雪の雪となるとペダリングがかなり重くなって進まなくなり、結果的に不安定になって走らせることは難しいという結論に至った(高さ的には40Cの場合5cm以上。35Cの場合は4cm以上の新雪だとかなりの抵抗感があった)。歩道も似たような状況で(まだ除雪されていない状態)ほとんど自転車を押して歩いたのでとても疲れた。これ以上は今回は無理と判断しここまでとした。
あとは試せていない圧雪や圧雪&アイスバーンあたりを試してみようと思う。
※2019年12月22日追記
当初は深い新雪は全然ダメと書いたが、大丈夫な場合もあったので追記。大丈夫な場合は新雪でもサラサラで軽めの雪の場合。これだと雪の抵抗が重たくならず意外と前に進む。雪の厚みがタイヤの高さよりも上の5cm程度でも大丈夫だった。ただしこれは雪の下がきれいない状態にかぎる。例えば除雪された上に雪が積もったとか、雪がない状態のアスファルトに新たに雪が積もった時など。逆に新雪でもその土台に雪が残っててグチャグチャだったり荒れた状態だとフロントタイヤで舵を取れなくなって非常に不安定(コケやすい)。また全然前にも進まない。
とまぁやる気マンマンで走ってみたは良いものの、結論からすると新雪でかつ深いものとなると全然ダメだった。ファットバイクでもかなり深い新雪はダメな場合があるようだが、クロスバイクにスターグリップの組み合わせではリムよりも高い新雪の雪となるとペダリングがかなり重くなって進まなくなり、結果的に不安定になって走らせることは難しいという結論に至った(高さ的には40Cの場合5cm以上。35Cの場合は4cm以上の新雪だとかなりの抵抗感があった)。歩道も似たような状況で(まだ除雪されていない状態)ほとんど自転車を押して歩いたのでとても疲れた。これ以上は今回は無理と判断しここまでとした。
あとは試せていない圧雪や圧雪&アイスバーンあたりを試してみようと思う。
※2019年12月22日追記
当初は深い新雪は全然ダメと書いたが、大丈夫な場合もあったので追記。大丈夫な場合は新雪でもサラサラで軽めの雪の場合。これだと雪の抵抗が重たくならず意外と前に進む。雪の厚みがタイヤの高さよりも上の5cm程度でも大丈夫だった。ただしこれは雪の下がきれいない状態にかぎる。例えば除雪された上に雪が積もったとか、雪がない状態のアスファルトに新たに雪が積もった時など。逆に新雪でもその土台に雪が残っててグチャグチャだったり荒れた状態だとフロントタイヤで舵を取れなくなって非常に不安定(コケやすい)。また全然前にも進まない。
2019年12月01日
ミシュラン・スターグリップでテスト走行 その1(アスファルト〜シャーベット系)
スターグリップの装着に成功したので本格的に河川敷で性能を試そうとしたのだが...未だ今年の旭川は積雪が少なく、想定したような路面コンデションには至っていない。それでも多少は雪が残っているので走りに行ってきた。
今回は以前買った中華製アクションカメラをハンドルにくくりつけて動画を撮影してみた。このカメラを使うのは実に久しぶりだったのだが、激安ながら意外ときちんと撮影できていたことに再度びっくり。
路面コンデションは全然雪がない状態で残雪からアスファルト、シャーベット、一部部分的に氷といったところ。前回記事でも述べたがスターグリップはシャーベット系が得意でこのようなアスファルトとシャーベットの混合時にもっとも適するようだ。逆に圧雪で特にアイスバーンとなると走れなくはないがちょっと苦手で特にブラックアイスバーンとなると滑りやすいので要注意。この動画を撮影する前に夜の氷点下で試走してみたがブラックアイスバーンに差し掛かったところで普段どおりのブレーキングを行うとリアから横滑りしてそのまま転んでしまった。これが滑りやすい交差点で転んでしまうとかなり危険なのでツルツル路面時は本当に慎重に走るかあるいは押してあるくか素直にスパイクタイヤを使ったほうが無難だろう。ちなみにアイスバーンでは全然グリップしていないわけでなく、自分の冬靴よりは確実にグリップしていた。ただし、走行時にブレーキングすると滑ったときにバランスを崩しやすいようでこの点はテクニックも必要になってくると思う。このあたりは車の居ない河川敷で練習することにしよう。
前置きが長くなったが、走行自体はこの程度の雪であれば何の問題もなく走行できた。スピードは出ないものの全然普通に走れる。スパイクタイヤと比較するとピンが減る心配もないのでこういったアスファルト混じりでシャーベット系の雪の時は自転車用スタッドレスタイヤは有用だろう。今回は雪が少なくて他のコンデションが試せていないが、本格的に積もったら再び動画を交えて試走してみようと思う。
今回は以前買った中華製アクションカメラをハンドルにくくりつけて動画を撮影してみた。このカメラを使うのは実に久しぶりだったのだが、激安ながら意外ときちんと撮影できていたことに再度びっくり。
路面コンデションは全然雪がない状態で残雪からアスファルト、シャーベット、一部部分的に氷といったところ。前回記事でも述べたがスターグリップはシャーベット系が得意でこのようなアスファルトとシャーベットの混合時にもっとも適するようだ。逆に圧雪で特にアイスバーンとなると走れなくはないがちょっと苦手で特にブラックアイスバーンとなると滑りやすいので要注意。この動画を撮影する前に夜の氷点下で試走してみたがブラックアイスバーンに差し掛かったところで普段どおりのブレーキングを行うとリアから横滑りしてそのまま転んでしまった。これが滑りやすい交差点で転んでしまうとかなり危険なのでツルツル路面時は本当に慎重に走るかあるいは押してあるくか素直にスパイクタイヤを使ったほうが無難だろう。ちなみにアイスバーンでは全然グリップしていないわけでなく、自分の冬靴よりは確実にグリップしていた。ただし、走行時にブレーキングすると滑ったときにバランスを崩しやすいようでこの点はテクニックも必要になってくると思う。このあたりは車の居ない河川敷で練習することにしよう。
前置きが長くなったが、走行自体はこの程度の雪であれば何の問題もなく走行できた。スピードは出ないものの全然普通に走れる。スパイクタイヤと比較するとピンが減る心配もないのでこういったアスファルト混じりでシャーベット系の雪の時は自転車用スタッドレスタイヤは有用だろう。今回は雪が少なくて他のコンデションが試せていないが、本格的に積もったら再び動画を交えて試走してみようと思う。
2019年11月27日
ジャイアント・GLIDE R3(クロスバイク)にミシュラン・スターグリップの装着成功
一週間かけてスペインの通販サイトから届いたスターグリップの35Cを早速装着してみた。前回はシートチューブとチェーンステーが交わる付近でタイヤがフレームに干渉していたのだが...
このように見事収まった。やはり40Cではタイヤの厚みと横幅がありすぎてこのフレームには合わなかったようだ。
反対側。前回記事のときにも指摘したがこのスターグリップはタイヤの断面が平面的で、角もかなり立っている。このため夏タイヤで対応可能なサイズでもこのスターグリップにすると角でクリアランス不足となる場合があるので要注意(実際、管理人も700C×38Cが純正サイズだったので40Cでもいけると踏んだらダメだった)。
フレームには干渉していないがフロントディレイラーの出っ張り部分でかなり余裕が狭い。もし不都合があれば安いアルタスグレードの3段用フロントディレイラーを買ったのでいずれ交換しよう。
クリアランスはシートチューブ下部とチェーンステーが交わるところで5〜10mm程度。
フロントディレイラーの付近では5mm以下だった。結果的にGLIDE R3ではフロントは40Cまで。リアは35Cのみ装着可能という結論に至った(※恐らく似たようなクロスバイクでも同じようなことがいえそうで、サスペンション付きクロスであればフロントだけ40Cぐらいはいけるかも)。で、装着に成功したので試走...と思ったのだが先週末の季節外れ的な暖気で今年の旭川は雪がまだ本格的に積もっておらず、このタイヤを本格的に試すには至らなかった。唯一試せたのは河川敷で一部シャーベットに近い積雪部分と歩道のあまり滑らない氷のような雪の塊の2種類。本格的なレビューはアクションカメラを交えてまた後日ということで今回は簡単にレビューしようと思う。
まずシャーベットのような雪の上。状況としては溶け気味の雪が凍ってシャーベットっぽくなった状態。この雪に対してはスターグリップはきちんとグリップし安定して走れた。夏用のスリックタイヤだと後輪が空転する場合があるがスターグリップでは空転せずきちんと雪を噛んでいる印象だ。また、雪に残った上の写真のタイヤ跡を見てほしいのだが、真ん中がスターグリップの星型トレッド。外側は車用のスタッドレスタイヤのような跡が付いていて、雪上においては平面タイヤの全体で雪を噛んでいることがわっかった。実に良くできた自転車用スタッドレスタイヤだと思った。
ちなみにシャーベット系の雪を進んでいると後輪でクリアランスに余裕のないところで雪が溜まることが判明。今回は走行には支障がなかったが本格的な雪だとどうなるのかと乗ったあとにお手入れが必要に感じた。
残るはもうひとつのあまり滑らない乾燥した氷の上。こちらでも平面的なトレッドパターンにより比較的安定して走行することができた。乾いた氷のような雪の上ではブレーキングしてもすぐ止まったが、濡れた氷のような雪の上では(自動車のスタッドレスタイヤのように)ズルズル滑ったのでこの点は注意。こういった路面では恐らくスパイクタイヤのほうが安定していると思われる。
今回装着したスターグリップはあいにく2種類ぐらいの雪上でした試せなかったが意外と使える印象を受けた。こちらのブログにもこのスターグリップの感想が書いてあったが適した路面はシャーベットが最も適合し、新雪、圧雪は次点。滑りやすいアイスバーンは気をつけたら走れる程度といったところ。シャーベットでもザクザクになってタイヤの高さより1/3以上あるときは機能しないと思うが、多少のシャーベットだとスパイクタイヤよりも優れたグリップ性能があるので雪の降り始めや雪解けに近い時期だとスターグリップの得意な時期かと思う(アスファルトの上は普通に走れてスパイクタイヤのようにピンが減る心配は皆無)。ただしコンパウンドがかなり柔らかいのでアスファルトメインで使うと摩耗は早いと思う。今回はじめて使ってみたがスターグリップは北海道の冬でも使えそうな感じがする(反対に似たような通勤用スパイクタイヤ、シュワルベのウィンターマラソンあたりは完全な圧雪やアイスバーン以外では適さないらしい)。また本格的に雪が積もったら再レビューしようと思う。
このように見事収まった。やはり40Cではタイヤの厚みと横幅がありすぎてこのフレームには合わなかったようだ。
反対側。前回記事のときにも指摘したがこのスターグリップはタイヤの断面が平面的で、角もかなり立っている。このため夏タイヤで対応可能なサイズでもこのスターグリップにすると角でクリアランス不足となる場合があるので要注意(実際、管理人も700C×38Cが純正サイズだったので40Cでもいけると踏んだらダメだった)。
フレームには干渉していないがフロントディレイラーの出っ張り部分でかなり余裕が狭い。もし不都合があれば安いアルタスグレードの3段用フロントディレイラーを買ったのでいずれ交換しよう。
クリアランスはシートチューブ下部とチェーンステーが交わるところで5〜10mm程度。
フロントディレイラーの付近では5mm以下だった。結果的にGLIDE R3ではフロントは40Cまで。リアは35Cのみ装着可能という結論に至った(※恐らく似たようなクロスバイクでも同じようなことがいえそうで、サスペンション付きクロスであればフロントだけ40Cぐらいはいけるかも)。で、装着に成功したので試走...と思ったのだが先週末の季節外れ的な暖気で今年の旭川は雪がまだ本格的に積もっておらず、このタイヤを本格的に試すには至らなかった。唯一試せたのは河川敷で一部シャーベットに近い積雪部分と歩道のあまり滑らない氷のような雪の塊の2種類。本格的なレビューはアクションカメラを交えてまた後日ということで今回は簡単にレビューしようと思う。
まずシャーベットのような雪の上。状況としては溶け気味の雪が凍ってシャーベットっぽくなった状態。この雪に対してはスターグリップはきちんとグリップし安定して走れた。夏用のスリックタイヤだと後輪が空転する場合があるがスターグリップでは空転せずきちんと雪を噛んでいる印象だ。また、雪に残った上の写真のタイヤ跡を見てほしいのだが、真ん中がスターグリップの星型トレッド。外側は車用のスタッドレスタイヤのような跡が付いていて、雪上においては平面タイヤの全体で雪を噛んでいることがわっかった。実に良くできた自転車用スタッドレスタイヤだと思った。
ちなみにシャーベット系の雪を進んでいると後輪でクリアランスに余裕のないところで雪が溜まることが判明。今回は走行には支障がなかったが本格的な雪だとどうなるのかと乗ったあとにお手入れが必要に感じた。
残るはもうひとつのあまり滑らない乾燥した氷の上。こちらでも平面的なトレッドパターンにより比較的安定して走行することができた。乾いた氷のような雪の上ではブレーキングしてもすぐ止まったが、濡れた氷のような雪の上では(自動車のスタッドレスタイヤのように)ズルズル滑ったのでこの点は注意。こういった路面では恐らくスパイクタイヤのほうが安定していると思われる。
今回装着したスターグリップはあいにく2種類ぐらいの雪上でした試せなかったが意外と使える印象を受けた。こちらのブログにもこのスターグリップの感想が書いてあったが適した路面はシャーベットが最も適合し、新雪、圧雪は次点。滑りやすいアイスバーンは気をつけたら走れる程度といったところ。シャーベットでもザクザクになってタイヤの高さより1/3以上あるときは機能しないと思うが、多少のシャーベットだとスパイクタイヤよりも優れたグリップ性能があるので雪の降り始めや雪解けに近い時期だとスターグリップの得意な時期かと思う(アスファルトの上は普通に走れてスパイクタイヤのようにピンが減る心配は皆無)。ただしコンパウンドがかなり柔らかいのでアスファルトメインで使うと摩耗は早いと思う。今回はじめて使ってみたがスターグリップは北海道の冬でも使えそうな感じがする(反対に似たような通勤用スパイクタイヤ、シュワルベのウィンターマラソンあたりは完全な圧雪やアイスバーン以外では適さないらしい)。また本格的に雪が積もったら再レビューしようと思う。
2019年11月17日
ミシュラン・スターグリップ(自転車用スタッドレスタイヤ)を装着しようとしたら...
ようやく北海道でも積雪のシーズンとなり、旭川市でも雪が積もった(※今年は雪が積もるのが遅く11月2週目でも自転車が乗れるほどだった)。雪が降ったら試そうと思っていたミシュラン製自転車用スタッドレスタイヤのスターグリップをサス付きクロスバクのGLIDER3装着してみることに。だが、大問題が発生してしまった。
前輪は問題なかったのだが写真のように後輪がフレームに干渉し、これ以上何もできなくなってしまった。原因はタイヤサイズをきちんと計算しなかったこと。元々初期装備のタイヤが700×38Cタイヤを履いていたので安易に700×40Cでもいけるんじゃいかと判断して両方とも40Cのスターグリップを購入したのだが、ここが問題となった。フロントはサスペンションのフォークによりクリアランスはものすごくあるのだけど後輪はチェーンステーの部分で余裕がなくなって可動不能に。そこでタイヤの厚みを測ってみると
スターグリップの700×40Cはホイールから約40mm
夏タイヤで使用していたミシュラン・プロテックは約30mm(サイズは700×32C)。この差は約10mmだ。
で、この状態でクリアランスが一番狭くなるところを計測すると約10mmの余裕しかないことが判明(※1枚目の写真ではチェーンステーで干渉していたが、このフロントディレイラー付近でも同じように干渉し余裕が10mmしかなかった)。10mmでは確実に干渉するので、これ以下の増加程度しか許されないことになる。解決法としては干渉するフロントディレイラーを撤去するか、あるいは交換し写真のような出っ張りがないものにするか、あるいはサイズダウンしたタイヤを使うかの3択。撤去に関しては一番手っ取り早いのだがせっかく取り付けた3段クランクが勿体ないので却下。交換は手持ちのアルタスグレードのフロントディレイラーがあるので可能なのだがチェーンを切断する必要があり、大工事になるのでこれも却下。最後のタイヤを買い直すことにする。実はもう一つスターグリップにはタイヤサイズがあってそれは700×35Cというサイズのもの。ETRTO表記すると700×35Cは「37×662」。プロテックの700×32Cは「32×662」。37mm-32mmでプロテックよりもプラス5mm程度の増加で済みそうだ。これであれば後輪が収まるであろう(※スターグリップの700C×40Cは「42×662」。42mm-37mmでこれよりも5mm余裕がある)。もしこれでもフロントディレイラーに干渉する場合は交換も視野に入れることにする。早速同じBikeinnで35Cのスターグリップを注文したのであとは到着を待つのみ。スターグリップの実走行レビューはもう少しあとになりそうだ。それにしもてクリアランス問題は痛かった...同じようにスターグリップを使ってみようという方は十分お気をつけください。
前輪は問題なかったのだが写真のように後輪がフレームに干渉し、これ以上何もできなくなってしまった。原因はタイヤサイズをきちんと計算しなかったこと。元々初期装備のタイヤが700×38Cタイヤを履いていたので安易に700×40Cでもいけるんじゃいかと判断して両方とも40Cのスターグリップを購入したのだが、ここが問題となった。フロントはサスペンションのフォークによりクリアランスはものすごくあるのだけど後輪はチェーンステーの部分で余裕がなくなって可動不能に。そこでタイヤの厚みを測ってみると
スターグリップの700×40Cはホイールから約40mm
夏タイヤで使用していたミシュラン・プロテックは約30mm(サイズは700×32C)。この差は約10mmだ。
で、この状態でクリアランスが一番狭くなるところを計測すると約10mmの余裕しかないことが判明(※1枚目の写真ではチェーンステーで干渉していたが、このフロントディレイラー付近でも同じように干渉し余裕が10mmしかなかった)。10mmでは確実に干渉するので、これ以下の増加程度しか許されないことになる。解決法としては干渉するフロントディレイラーを撤去するか、あるいは交換し写真のような出っ張りがないものにするか、あるいはサイズダウンしたタイヤを使うかの3択。撤去に関しては一番手っ取り早いのだがせっかく取り付けた3段クランクが勿体ないので却下。交換は手持ちのアルタスグレードのフロントディレイラーがあるので可能なのだがチェーンを切断する必要があり、大工事になるのでこれも却下。最後のタイヤを買い直すことにする。実はもう一つスターグリップにはタイヤサイズがあってそれは700×35Cというサイズのもの。ETRTO表記すると700×35Cは「37×662」。プロテックの700×32Cは「32×662」。37mm-32mmでプロテックよりもプラス5mm程度の増加で済みそうだ。これであれば後輪が収まるであろう(※スターグリップの700C×40Cは「42×662」。42mm-37mmでこれよりも5mm余裕がある)。もしこれでもフロントディレイラーに干渉する場合は交換も視野に入れることにする。早速同じBikeinnで35Cのスターグリップを注文したのであとは到着を待つのみ。スターグリップの実走行レビューはもう少しあとになりそうだ。それにしもてクリアランス問題は痛かった...同じようにスターグリップを使ってみようという方は十分お気をつけください。
2019年10月14日
ミシュラン・プロテック(シティタイヤ)の感想・レビュー
プロテックの簡易レビュー
今年オーバーホール作業を行った10年選手のサス付きジャイアント製クロスバイク、「GLIDE R3(2008)」で使用しているシティタイヤのミシュラン・プロテックの特徴がつかめたので簡単に再レビューしようと思う。ちなみにこのプロテック。ネット上だとAmazonや楽天にレビューがあるぐらいでブログ等にはほとんどない。やはり有名所はパナレーサーのツーキニストやシュワルベのマラソンあたりだからマイナーの部類なのかな。
ミシュランのプロテックとは?
ミシュランのプロテックはミシュランが展開する自転車用タイヤの中でも「シティツーリング用」に部類されるもので、マウンテンバイク用の26インチ用とクロスバイクの700C用のほか、小径車用も含めて合計6種類のタイヤサイズが販売されている。
ミシュランの自転車用タイヤといえばロードバイク用のプロシリーズとか廉価版トレーニングタイヤのリチオンが個人的に思いつくのだが、そういう完全なロード用ではなくこれはアーバン。街乗りや通勤で使うマウンテンバイやクロスバイクにミニベロ、あるいはツーリングメインのロードバイク用のタイヤといったところ。
タイヤそのものには鋭利なトゲからチューブを守るプロテクションが内蔵されており、トレッド下に厚さ1mmのパンク防止補強が施されている。また、夜間でも車から目立ちやすいようにサイドには反射塗料が塗られていて横からのアピールも十分だ。
プロテックの簡易レビュー
で、早速レビュー。外観からタイヤそのものはミシュラン独特のモチモチ感が少し感じられ適度にグリップしそうな感じ。購入したタイヤ重量は32Cでカタログ値600gもあるためかなり重たい。トレッドはシティサイクルのように溝が掘ってあるのだが回転方向に指定があってこのあたりは転がり抵抗の良さに影響していそう。
実際走ってみると漕ぎ出しはロードバイクのリチオン3と比較すると明らかに重たい。ただしこれは街乗り用であり、そんなにレーシーな走りをしないと思うのでそういった面では不満はないように感じた。ロードノイズはブロックタイヤのようなブォーという音が少し感じられ、時速30km以上では結構大きめになる。リチオン3のロードノイズだと心地良く感じたのだがこちらはちょっと不快に思えた。ただしあくまで街乗り用タイヤであるのでそんな高速移動しないのであれば問題ないだろう。巡航性能としてはある程度スピードが出るとそれなりに回ってくれるので(マウンテンバイク用のブロックタイヤのような明らかなタイヤ抵抗感はないので)快適だ。タイヤ幅も結構広めなのだが実際転がすと路面と接地するのはロードバイクのように狭く、実際は2cm幅ぐらいしかないためこのあたりも転がり抵抗に影響しているのだろう。
摩耗に関してはすでに800kmぐらい走ったが後輪が気持ち減ったかなぁという程度で耐摩耗性もけっこうありそうだ。ロードバイク用のリチオン3と比べると明らかに減りは遅い。乗り心地も耐パンクタイヤにしては比較的柔らかかった。これもミシュラン特徴だろうか。
プロテックの総評
総評としてはタイヤそのものは重いのだが街乗り用タイヤとしては申し分ない性能で個人的にはオススメだと感じた。値段も1本2200円(税抜)と比較的安いのでこのあたりからもお手頃といえそうだ。街乗り用の700Cタイヤを探している人はお試しあれ。サイズ展開は700Cが28C、32C、35Cの3種類。マウンテンバイク用の26インチは26×1.40と26×1.85の2種類。小径車用に20インチ用が1種類ある(20×1.50)。
なお、日本だとマイナーなタイヤなのかあまり情報もなく入手性も悪い。やはり通勤用タイヤでメジャーなのはシュワルベのマラソンとか、パナレーサーのツーキニスト、マキシスのデトネイターあたりの影に隠れまくっている。ちなみにより貫通パンクを強化させた「プロテック・マックス」なんてのもあるけど日本だと販売されてないみたい(海外通販のBikeinnあたりから購入可能)。