2016年05月21日

北海道増毛でブルペ走行中の自転車をひき逃げ&自転車持ち去りの犯人が自首 

5月のゴールデンウィーク中、北海道の増毛町のトンネルを走行中の自転車がはねられ犯人はひき逃げ。さらにそのはねた自転車を持ち去り証拠隠滅を図ろうとした事故&事件が起きた。

masike_hikinige1.png

この自転車はブルベとよばれる長距離ライドイベントに東京都出身の男性が北海道まで来て参加していたもので、ちょうど増毛町の大別苅トンネルを走行中に後ろから車にはねられ、ひき逃げされたものだ。わざわざ北海道まできてかつイベント参加中とあって非常に残念な事故である(被害者は骨を折るなどの重症)。もっと残念というか卑劣なのは事故を起こした犯人は救助することなくあろうことか事故を起こした自転車をクルマに積み込み、逃走したとされている点。気が動転しとっさの行動で証拠となる自転車が無くなることで罪が重くなるのを回避しようとしたのだろうか...

masike_hikinige2.png

事故を起こした車は増毛町内の山中で事故から4日後の5月10日に発見。それからおよそ1週間後に知人に連れ添われる形で犯人は出頭。逮捕となった。

トンネルを自転車で走る行為は他の自転車乗りの多くが指摘するように非常に危険を伴う。それが北海道の郊外となればより危険性は高まる。北海道の郊外を走る車は制限速度が60kmであってもそれを厳守するひとは少数派で、だいたい70km〜80kmは出ている。人によっては100km以上出すケースもあり今回の事故も郊外でかなり飛ばしていたような気がする。ブルベという長距離サイクリング参加者だから後ろに赤の点滅ライトを付けいていたと思うが、それを気づかないほど(自転車と認識できないほど)犯人は急いでいたということか?

masike_hikinige3.png

現場の大別苅トンネルをGoogleマップよりキャプチャー。入り口手前はそこそこ路肩が広いがトンネル内はほぼ無いに等しく、かといって端の歩道は走行には危険な広さ。一番安全なのは歩道を押して歩くパターンだが、時間制限があるブルベでは難しい判断である。

今回の事故は非常に残念であるが、同時にトンネルを自転車で走行するのは改めて危険であるという点を再認識させてくれた。こういう点からも日本の車道は自転車走行に適さない作りがされている&され続けてきたという部分も指摘できるだろう。自転車専用トンネルや自転車専用の迂回路なんかがあれば良いのだが新規で工事が必要だったり地理的に無理な場合もあったりですぐには難しい問題である。

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この記事へのコメント
佐藤さん、こんばんは。コメントありがとうございます。

現状のトンネルは自転車の走行に適していない作りのものが多く、歩道が無いばあいは路肩すら十分にないケースが多いです。その場合を考えると自転車や歩行者を専用道で分離するか自動車の制限速度をトンネル内で下げるの2パターンでしょうね。新たに専用道を作るのは工事費と月日を要しますから現実的なのは制限速度を下げオービス設置で規制を強化する案だと思います。

北海道の一般道にもオービスはあるのですがあれはかなり速度が高めに設定されており、たしか100kmぐらい出さないと反応しないはずです。そもそも警察の取り締まり方針が「検挙しやすいところで数を稼ぐ」というやり方ですから道幅が広くてスピードの出しやすいところにあるんだと思います。でもこれでは本当に防ぐべき危ない事故には対応できないわけで、危険な狭い道でこそオービスを設置し、反応速度も下げて「危険ドライバー」をバンバン摘発しないといけないですね。街中でもコソコソと隠れてネズミ捕りをせず、危ない道で移動式オービスを用いて危険ドライバーが減るような取り締まりを進めることが歩行者やドライバーの安全を高めることに繋がると思います。ほんと警察は機能していないです...
Posted by さすらいのクラ吹き at 2016年07月27日 22:51
自動車の害と、各地域、各国の対策とその有効性についてまとめられているページです。
http://greentoptube.hatenablog.com/

制限速度引き下げ、移動式オービスで徹底取り締まり、自動ブレーキ義務化、ドライブレコーダー義務化、自動車自体の削減など。
人の命はなによりも重く、優先されて当然です。そう、自動車のワガママよりも遥かに。それを忘れてはなりませぬ。
自動車企業らに遠慮しては、人々の安全が損なわれ、悲惨な惨事が起きるだけ、という事実は、私たちは共有せねばならないでしょう。
Posted by 佐藤 at 2016年07月27日 15:22
これについては、自転車レーンを整備する以外の即効性のある手法としては、トンネル内の制限速度を時速40か50程度の引き下げ、移動式オービス等で徹底検挙するしか、方法は無いでしょう。
自動車への規制取り締まり強化をしていれば防げた惨事です。自動車のワガママを優先し弱者の安全を考えないような環境を野放しにするのは、日本の恥です。
我々は全力をもって、元凶である自動車への規制取り締まり強化運動を展開するべきでしょう。
歩道の歩行者でさえその交通死における加害車両のほぼ100%は自動車であり、自動車は歩道や横断歩道の安全でさえ破壊しているのですから。
速度超過や横断歩行者等妨害違反の蔓延ぶりも、劣悪の極みであり、徹底した対策が求められて当然です。
制限速度引き下げと移動式オービスでの徹底自動取り締まりは、サイクリストと歩行者の安全を飛躍的に向上させるのは、もはや証明されているのですから。
移動式オービスの配備と制限速度引き下げを、善良な国民は遠慮なく警察や公安、議員や知事等に要請し続けるべしです。
交通死者数一位は歩行者、二位は自動車運転手及び同乗者であり、両者を加害している車両のほぼ100%は自動車です。
自動車への規制取り締まり強化は、確実に交通事故を減少させるのですから、なんらの遠慮も要らないわけです。
Posted by 佐藤 at 2016年07月27日 15:17
トンサンさん、こんばんは。

尾灯に関してはご指摘の通りで、思い違いでした...。ただ、点滅は完全禁止ではなく、少なくとも1個は常時点灯。2個目以降は点滅可能のようです。いわゆる道交法の後部リフレクターの決まりと似ていますね(リフレクターが無い場合は尾灯を点灯させるとう決まり)。

たぶん、尾灯は1個じゃ心配でしょうから少なくとも2個以上点けていたと思います。加えて反射ベストもあったと思いますがこれを後ろからはねるというのは普通じゃ考えられませんね。

そしてその後の行動は本当に卑劣な行為です。こういった人には凶器となりうる車の免許を与えてはいけませんが、現状では防ぎようがないところです...

1年うちに数件は車の重大事故の報道がありますが、便利な半面人をからんで事故を起こすと殺傷能力が高いという点はあまり報道されてない気がします。一節には大企業スポンサーの顔色を伺って嫌がる報道はしないとか?この部分もきちんと報道されないといけませんね。
Posted by さすらいのクラ吹き at 2016年05月21日 22:32
ブルベでは点滅ライトは禁止と聞いたことがあります。
http://www.asahi-net.or.jp/~qb3k-kwsk/diet/bicycle/brevet03.html

反射ベストなどを着ていると思うので、よく目立つ格好をしていたと思います。
それをはねてしまうなんて・・・

驚いたのは事故時の処置。
けがをした人をそのままほっておいて、証拠隠滅のために自転車を持ち去り、車を隠すとは・・・

人間て、こういうときはまともな判断と行動ができないのでしょうか。
いや、その時はそうでも、我にかえるはず。
1週間たってから友人に促されて出頭するなんて、普段も普通の人間じゃないですね。
こういうやつが車という凶器を持っている。
防ぎようがありませんね。
危ないものは持たせないようにしないと。
Posted by トンサン at 2016年05月21日 21:48
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