2017年04月05日

2017年・春の交通安全運動が4月6日からスタート

平成29年度(2017年)最初の交通安全運動となる「春の交通安全運動」が4月6日に全国一斉にスタートする。

poster_tate_01.jpg

今回の重点項目は

・子供と高齢者の交通事故防止

・自転車の安全利用の推進(特に、自転車安全利用五則の周知徹底)

・後部座席を含めた全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底

・飲酒運転の根絶



となっている。毎回、高齢者の事故防止と自転車が重点項目に入ることが多いが春は新入学のシーズンということで、一番トップに子供と高齢者がきている。特に近年では通学中の児童が細い道などでそこを通った自動車にはねられて多数死傷するという痛ましい事故が発生しており、次世代を担うかけがえない子供の命が依然として道路において危険にさらされていることと、高齢者の交通事故者数が交通事故死者数全体の半数以上を占めることからその減少が強く求められていることが背景となる。

このほか2番目には自転車対策が入っており、これも含めて具体的には下記のような推進項目が掲げられている(※内閣府のサイトより一部抜粋)。

-------------------------------------------
 2 全国重点に関する推進項目

(1) 歩行中・自転車乗用中の交通事故防止(自転車については,特に自転車安全利用五則の周知徹底
 歩行中・自転車乗用中の交通事故を防止するため,次の項目を推進する。

ア 歩行者に対する街頭での交通安全指導,保護・誘導活動の促進
イ 歩行者に対し,横断時等歩行者自身の交通ルールの遵守や歩きながらのスマートフォン等の操作等(特にゲーム)の危険性等を含めた交通マナーの周知
ウ 歩行者・自転車利用者の反射材用品等の着用の推進
 衣服,履物等,身の回り品への反射材等の組み込みの促進と各種広報媒体を活用した反射材用品,明るい目立つ色の衣服等の着用効果などに関する広報啓発活動の促進
エ 交通混雑や視認性の低下などによる夕暮れ時と夜間の危険性及び反射材用品や明るい目立つ色の衣服などの着用効果等を理解・認識させる交通安全教育等の推進
オ 自転車利用者に対する「自転車安全利用五則」(平成19年7月10日交通対策本部決定)を活用した前照灯の点灯,通行方法等の車両としての交通ルール・交通マナーの周知と,街頭指導の強化や交通安全教室等による自転車の交通ルールの遵守徹底
カ 自転車乗用の際の飲酒運転,二人乗り,並進の禁止の徹底と,傘差し,スマートフォン等使用,イヤホン使用等の危険性の周知徹底
キ 幼児・児童の乗車用ヘルメット着用の徹底を図るほか,高齢者や中学・高校生等の自転車利用者に対しても,ヘルメットの着用を促進する
ク 幼児を幼児用座席に乗車させる際のシートベルト着用と幼児二人同乗用自転車の安全利用の促進
ケ 自転車事故被害者の救済に資するための損害賠償責任保険等への加入促進
コ 自転車の安全性能に関する情報提供及び自転車の点検整備の励行
サ 夕暮れ時における自動車の前照灯の早め点灯の励行
シ 夜間の対向車や先行車がいない状況における走行用前照灯(いわゆるハイビーム)の使用の励行
ス 運転中のスマートフォン等の操作等の禁止の徹底
セ 歩行者・自転車利用者の安全な通行を確保するための交通安全総点検の促進
-------------------------------------------

実施期間は4月6日から4月15日までの10日間。4月10日は交通事故死ゼロを目指す日とし、交通安全運動が実施される。
【このカテゴリーの最新記事】

2017年04月02日

春は自転車事故が急増

気温が暖かくなり自転車に乗りやすい季節が近づいてきた。当方の北海道でも雪解けが進み、地域によっては既に乗れるような状況になったが毎年この時期は自転車事故が多くなる時期でもある。この手の記事は以前にも書いた気がするが大事なことなので今年も書こうと思う。春先に事故が多くなる要因としては次のようなものがある(※これ以外もあると思うが管理人が考えられるものをあげてみた)。

・春になって気温が上昇し自転車に乗りやすくなったことで街中の自転車の数が多くなる。
・それまで自転車に乗っていなかったが心機一転で乗り始めようとする
・自転車通学など中高生の利用が増える

spring_jiko.jpg
※画像は日テレNEWS24より


この要因に比例するように春は自転車が一番売れる時期で、自転車に乗り始めるひとが増えることが想像できる。

spring_jiko3.jpg
※画像は日テレNEWS24より


また、4月における中・高校生の自転車事故も中学から高校に進学すると急増する。これは中学校では自転車通学が出来なかったが高校になって自転車通学が可能となるケースがあるためで、それまであまり乗っていなかった人も行きと帰りの往復で利用したり、交通量が多く事故の起きやすい通勤や帰宅時の朝8時ごろや夕方17時から18時ごろに利用するなどリスクが増えるためである。

次はローカルな情報として、北海道警察が出している「自転車利用者の交通事故の実態(平成27年中)」を見てみよう。これも過去に扱ったのだがデータが最新(H27)に更新されているのでおさらいの意味も含めて扱う。まず基本情報として北海道における平成27年度中の自転車利用中の死傷者は1,755人。このうち死者は12人(前年比+3人)。負傷者は1,743人(前年比−104人)。うち重傷者は232人で軽症者は1,511人だった。改正道交法による自転車危険運転講習が適用されて以降のデータで、多少は負傷者が減っているのだろうか。

jitensya_jiko3.jpg

次に発生時期について。北海道のデータのため雪で自転車に乗れない冬季(12月〜3月)はほとんどなく、雪解けが進んで乗れるようになる4月から急増。6月にピークを迎える。この傾向は全国と同じだ。

jitensya_jiko4.jpg

次に発生時間別。通勤&通学時間帯となる午前8〜10時と午後16時〜18時に集中している。

jitensya_jiko5.jpg

次に曜日別と事故類型、地形・道路形状別に道路別をまとめて。まず曜日別には月曜日〜金曜日の平日が多く、意外と日曜日は少ない。事故類型は出合い頭が最も多く地形・道路形状別では交差点。道路別では市町村道が一番多い

まとめると事故が多いの平日の市町村道の交差点で、出合い頭が一番多いことになる。

jitensya_jiko6.jpg

次に死傷者の年齢層。10代・20代の若年層は負傷が多く、死者は60代・70代の高齢者が多い。

jitensya_jiko6.jpg

次はその若年層と高齢者をさらに分類すると高校生と65歳以上の高齢者で死傷者が多くなる。

jitenstya_jiko8.jpg

次は死傷者の通行目的。通勤がトップで2番目は買い物。3番目は通学となる。

jitensya_jiko9.jpg

最後に死傷者の法令違反。事故を起こした自転車の約4割は自転車側に違反があり、特に交差点に関する違反が多い。一番は「交差点安全進行義務」、2番目は安全不確認。3番めは一時停止不停止。意外と信号無視はトップ3に入っていない。

と、このようにかなり詳細な実態がデータとして示されている。多いものに関して全体をまとめると次のようになる

発生時期:4〜6月
時間帯:8〜10時と16〜18時(朝・夕の通勤、通学時間帯)
発生曜日:月曜日〜金曜日の平日
事故類型:出合い頭
地形・道路形状別:交差点
道路別:市町村道
年齢層:10・20代(特に高校生)と60・70代
目的:通勤や買い物、通学
法令違反:交通安全運動進行義務、安全不確認、一時不停止

となる。上の方の日本テレビのニュースでも高校生1年生が多いとあるが、この北海道のデータからもそれがいえそうだ。それぞれの項目のトップ要因はどれも通勤や通学に由来するものばかりで、曜日をみても全生徒が学校のある月曜日〜金曜日。時間も通勤や通学時間。見通しが良く道路の広い国道や道道よりも狭くて住宅街につながるような市町村道が多く、そこで出合い頭が最も多いという感じだ。自転車側にも法令違反があり、約4割はルールを守っていないことになる。

ここまではっきりとどの年齢層でどの時間帯、どういった道路で道路のどの場所で事故が多いことがデータとして出ているので、逆にこれを最重要ポイントとして対策を行うことで事故を減らすことに繋がりそうだ。具体的には自転車通学のある高校では必ず自転車に関する安全教室を実施するほか、自転車を利用する高齢者や買い物利用の主婦など向けに地域の住民センターやショッピングセンターなど人が集まりやすいところで周知が必要かと思う。特に高校で既存の安全教室で効果があまり得られていない場合は道交法に関係のない独自の「自転車免許制度」などの導入も視野に入れて対策を行うとより事故を減らせるかと思う。

2017年03月25日

東川町 キトウシサイクリングが2017年6月11日に開催

東川町は旭川市に隣接する市町村の1つで、近年では「写真甲子園(全国高等学校写真選手権大会)」の開催地として有名な町だ。また、大雪山からの豊富な伏流水を利用した地下水も有名で、北海道内で唯一上水道が存在しない町(地下水で生活)でもある。



その東川町で大規模なサイクリングイベントが6月11日に開催される。

キトウシサイクリング2017チラシ表.jpg

キトウシとは東川町内にある森林公園のことで、このキトウシ森林公園を起点に初心者やファミリー向けの11km、中級者向けの48km、上級者向けの62kmの3コースを設定。それぞれ東川町の街中や忠別湖、天人峡温泉方面への3つのコースをめぐるサイクリングとなるようだ。サイクリング後は交流会としてバーベキューや大抽選会も予定されており、サイクリングだけに終わらない充実したイベントの模様。

higasikawa_rent_cycle.jpg


また、スポーツタイプの自転車を持っていない参加者向けにレンタルサイクル(計40台)も用意されており、「興味はあるけど自転車が無い....」といった人も参加しやすくなっている。レンタルサイクルはクロスバイク、ロードバイク、ブルホーンハンドルのロードバイクの3種類。メーカーはmont-bell(モンベル)のシャイデックという名前のモデルとなる。

参加費は中学生以上が2500円。小学生は1500円。未就学児童は無料となっている。参加費には交流会や傷害保険料も含まれるため良心的な料金かも。申し込み締め切りは5月19日までで、参加申し込み書をキトウシ森林公園家族旅行村のキトウシサイクリング実行委員会係まで書き留めで送るか、直接申し込むかFAXで送るかの3種類(FAXが家にある人は一番簡単かも)。参加費はゆうちょ銀行の指定口座に振り込む形(ゆうちょ銀行口座を持っている場合は月3回まで手数料無料の「口座間送金」を使うと便利)となる。スポーツエントリーと比べるとちょっと手間がかかるためこの点はネックだろうか。

当日は旭川サイクリング協会のサポートもあり、一人で走るよりもこういうイベントだと走りやすいかと思う。サイクリングを初めてみようという人や既に持っているけどあまり走ってない人。バリバリ乗りまくっている人など多数の参加者で盛大なイベントとなることを期待したい。管理人も都合が悪くならない限りは参加予定なので、その後レビューもしようと思う。申し込みや大会要領についてはこちらから。


----------------------------------------
※2017年6月13日追記

本大会に参加してきました。レビューはこちらから。

2017年03月19日

剣淵町でサイクリングイベント 2017年7月9日に開催

近年、全国的にサイクリングのイベントが増えつつあるが北海道でもその傾向が強くなってきた。サイクリングそのものは環境や健康志向の高まりを受けて、身近なスポーツとして注目されてきているのが大きいが、これに比例するようにイベントも増えつつある。イベントにはスピードを競う競技型イベントと、スピードは競わず完走を目指すサイクリング型イベントの2種類に分別される。

参考:自転車乗用に関する調査研究事業報告書(PDF)

競技型はロードレースやトラックレースなどの公認競技から、非公認のヒルクライムレースや耐久レースなどホビーレスに別れる。サイクリング型は長い距離を走るロングライドやツーリング、逆に短い距離のポタリングやシティサイクリングなどこちらも種類が複数ある。



北海道で大きなサイクリングイベントとしては道北、美瑛町のセンチュリーライドが有名だ。これはサイクリング型イベントのロングライドに分類されるもので美瑛町を2日間で160kmを走るもの。2010年に初開催し2017年度の大会では8回目を迎える。美瑛町独特の連続する波状丘陵と光り輝く美しい田園風景やエイドステーションの美味しい食べ物などが人気で道内の参加者のほか本州からの参加者も多く去年は1000名以上の参加があった。過去にはBS1の自転車番組「チャリダー」で特集されたほか、毎年著名なゲストを迎えてイベントを実施している。

このようなスピードを競わないロングライド型のイベントは他の街にも派生し、ニセコ町の「ネイチャーライドニセコ」、洞爺湖調の「グランフォンド洞爺」、弟子屈町の「グランフォンド摩周」、中札内村の「十勝中札内グルメフォンド」、せたな町の「せたなライド」、清里町の「グランフォンドきよさと」、空知管内の「そらちグルメフォンド」、北空知中心で管理人も去年参加した「北海道スイーツライドin北&中そらち」などポツポツと道内でもサイクリングイベントが盛り上がりをみせている。

そして2017年。道北の北の方に位置する剣淵町を主体にサイクリングイベントが初開催となる。名前は「HOKKAIDO BIG SKY ぐるっとライド」で、同剣淵町にある「VIVAアルパカ牧場」が運営主体となるようだ。

DSC_0224.JPG
※画像はクリックで原寸大に拡大。「剣淵町の丘の様子」


剣淵町ではアルパカ牧場以外の観光施策としてサイクリングを取り入れる試みが去年あたりから行われており、管理人も昨年そのモデルコース(38km)を走るイベントに参加してきた(※その時のレポートはこちら)。コースは町内の農道を中心に美瑛町のような丘を含めた初心者にも嬉しいベーシックなコースで、のどかな田園風景のなかまったりとサイクリングを楽しめた。

4847c24db88f2db9598c3fc4bc5ebd26.jpg
※町が作成した初心者向け38kmコース 詳細はまだ出てないがおそらくこのコースとなると推測される

今回のイベントではこのコースを初心者コースとし、これ以外に中〜上級者向けに剣淵町とその周辺市町村を走る50kmと100kmのコースを設定するようで、いろんな層のサイクリストが参加できるようになっている。現段階ではコースの情報がないため、更新され次第追記しようと思うが初心者向けの38kmコースはかなり良かったので、管理人的にもオススメだ。さらにスポーツタイプの自転車を持っていない人向けにもレンタル自転車(メリダのクロスバイク)の貸出(※有料)があり、この点もより参加しやすいだろう。参考までに去年のテストライドイベントの動画を。


2016年開催の第1回サイクリングツアー(モデルコースのテスト走行イベント)の様子。管理人もチラホラ映ってます。


参加申し込みはスポーツエントリーから。締切は2017年05月31日まで。当日のイベントのほか前夜祭としてレイクサイド桜岡での懇親会も企画されており、前日入りし泊りがけで参加する場合は検討してみるといいだろう。なお、前日入りし旭川空港から剣淵町へバスで送迎&レイクサイド桜岡へ宿泊するツアープランもあるようで、本州からの参加を検討している場合はこちらもチェックしてみてほしい。

2017年03月12日

自転車ナビマーク 効果と問題点

前回記事にした「自転車ナビマーク」。自転車ナビマークは自転車専用通行帯(自転車レーン)と違い独立したレーンではなく、あくまで既存の車道上にペイントしただけのものなので整備が簡単な反面、安全性は自転車専用通行帯に劣る部分がある。その部分を検証した報道(日本テレビ系news every.の特集「MOTTO」)があったのでこれを見てみよう。

navi_mark1.jpg

特集内の真ん中あたりで実際にナビマークの上を自転車で走ってみるとういう検証を実施。上野キャプチャーの場面では信号のある交差点を直進中、後ろから来たワンボックス(ハイエース)に追い越されるとういシチュエーションだ。この場面ではハイエースと自転車の距離が結構近い感じがするが...

navi_mark2.jpg

変わって自転車側の目線カメラ。自転車側から見るとワゴン車が急に右後方に割り込んだように入ってきて、かつ車高も高いの圧迫感と幅寄せ感が半端ない状態になっている。車からすれば邪魔な自転車を追い越しただけかもしれないが、自転車側は恐怖を感じる部分で、自動車側の配慮ある運転が望まれるところである。

navi_mark3.jpg

もうひとつは路上駐車。路駐の車は当然ながら道路の左端に駐車するためこのように進行方向が塞がれてしまう。交通状況によっては右後方から来る車が多くてなかなか進めない場合もあり、路駐が多いとスムーズな走行ができなくなる。また、これをやり過ごす際の危険も予想されこの点はナビマークの問題点となりそうだ。さらに車道を走ったことのない利用者が路上駐車を避けようといきなり右に飛び出して追い越そうとし、後ろから来た車と接触事故を起こす可能性もあり、自転車ナビマークの整備後には利用者に対する自転車教育も必要と思われる。

ただし、マイナス部分だけではなく一応プラスの面もある。自転車ナビマークが道路にあることによって車のドライバーに対し「自転車は車道を走る」という認識を促す効果や、ナビマークの矢印により「自転車の逆走を減らす」効果が望める。なのでまったく無意味なものではないと思うが、そこには自動車利用者側の自転車に対する配慮ある運転が必要になってくるため、マナー以外に実際に警察官が自転車でナビマーク上を走ってドライバーに周知したり、危険ドライバーに対しては注意や取締をおこなうなど、整備しただけで終わらない継続的な取り組みが必要になると思うのである。
最新記事
検索
カテゴリアーカイブ
写真ギャラリー


〜こんな記事が読まれています〜
【1位】ドッペルギャンガー 折りたたみMTB自転車でフレーム破断事故
001.jpg
【2位】GLIDE R3 グリップシフトをトリガーシフターへ
002.jpg
【3位】ファットバイク ルック車にご用心。
003.jpg
【4位】激安 GIANTロードバイク WINDSPEED 900R
【5位】ダイハツの新型車 ウェイク(デカデカ) 自転車を載せて輪行
最新コメント
プロフィール
さすらいのクラ吹きさんの画像
さすらいのクラ吹き
自転車好きの元SE。
プロフィール
リンク集
<< 2017年10月 >>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
タグクラウド