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2018年05月18日

西城秀樹さん死去と麻生財務相問題発言

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 昨日、西城秀樹さんの訃報が伝えられました。
 私は同世代でかなりショックを受けています。
 私が携帯電話で知ったのは正午すぎだったでしょうか。この時間から夕刊に入れるとなると厳しく、新聞によっては大きな見出しとわずかに本文が付いているような体裁になっているかもしれません。朝日新聞の夕刊は自然なレイアウトで写真や代表作の表も付いています。かなり余裕を持って紙面づくりをしたことがうかがえ、担当記者が早い段階で情報を得ていたことが感じられます。このように紙面構成を比較すると、その新聞の担当記者の取材力も分かります。

 さて、話題を変えます。
 このところ麻生太郎財務相の発言がしばしば伝えられています。
 本日の朝日新聞朝刊には、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の専用機について、麻生氏が16日に「あのなんとなく見てくれの悪い飛行機がシンガポールまで無事に飛んでってくれることを期待します。途中で落っこっちゃったら話にならんな」と発言したことが掲載されています。ここ数年、朝日は数日前の出来事が紙面に載るようになっていますが、他紙は昨日この発言を「問題発言」とみなして取り上げていました。この講演では2012年の自民党総裁選について言及し、石破茂、石原伸晃、安倍晋三各氏のことをそれぞれ「暗いやつ」「頭の良くないやつ」「おなかの悪いの」と呼んだそうです。
 共同通信によると、麻生氏は17日の派閥会合で「1950年の朝鮮戦争発生当時の新聞報道が不十分だったと主張し『新聞なんてのは、その程度のものだと思った方がいい』と重ねて批判した」そうです。麻生氏はマスコミが嫌いで、日頃からこのような発言をしばしばしています。だから、「重ねて」ということば使われています。同じような表現に「改めて」があります。

 麻生氏は首相時代に漢字が読めないことで有名になりましたが、「その程度」の人物です。知ったかぶって自分よりも弱い立場の人間をからかい馬鹿にするのですが、論理的にめちゃくちゃなことをしばしば言っています。しかし、ほとんど問題になりませんでした。これは「派閥担当記者がおもねっている」とか「財務省担当記者は経済以外に興味がない」とかいうレベルではありません。「しょせん麻生太郎が言っていることだから相手にしても仕方がない」ということです。「しょせん麻生太郎」というのは、「相手にすることが自体が馬鹿らしい」「麻生がおかしなことを言っても、その程度のやつだからニュースではない」という意味です。
 最近になって発言が取り上げられるようになったのは、セクハラ問題であまりにも傲慢で非常識な発言を繰り返したからです。マスコミの習性として、一度政治家が失言をすると辞任するまで「問題発言」を報道するということがあります。2000〜01年の森喜朗首相(当時)がその典型例でした。「しょせん麻生」であっても、深刻な発言をした後は辞めるまでは「問題発言」が注目されるようになります。

 そこで、今まで「しょせん麻生」という理由で問題になっていなかった発言を探してみました。財務省のサイトで「麻生副総理兼財務大臣兼内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要」と「新聞」のキーワードで検索すると、すぐに2016年12月22日の内容がひっかかりました。この日の記者会見で、麻生氏は「高齢者の基準」とは固定したものではなく、時代によって変化するものだと語っています。終戦直後から平均寿命が伸びたという一般的な事実を言っているだけなら問題ないですが、次のように話しています。

 昭和23年、戦後の統計が始まったときの日本人の平均寿命が52歳。今82歳。簡単に言えば、70年間で30年伸びたのです。その頃につくった制度と今で当てはまらなくなるのは当然なのであって、当時の朝日新聞の1面トップに「老女ひかれる、55歳」というのが出たのです。ところが朝日新聞に村山という社長がいた。その人の奥さんが大正4年生まれで55歳だった。あんた、奥さんに殺されるよとある人から言われて、朝日は高齢者の定義を65歳に変えたのです。それが65歳に変わった理由です。朝日が変えたおかげで日本中変わったのです。当時の朝日はそれくらい影響力があった。それが現実です。

 昔、朝日がこのような報道をしたかどうかはともかく、大正4年(=1915年)生まれの人が55歳だった年は1970年です。麻生氏は「当時の朝日新聞」と言っていますから、1970年ごろの朝日新聞に出た記事を根拠にしているのでしょうか。
 しかし、麻生氏がこのくだりで話しているのは「昭和23年」「70年間」という言葉で分かるように、終戦後あるいは1948年ごろのことです。明らかに事実誤認があります。
 ひょっとしたら麻生氏が話した内容と似た事実があったのかもしれませんが、重要閣僚が記者会見で朝日新聞という組織を例に出して話すのであれば、きちんとした事実関係を確認しないといけません。これは揚げ足取りではありません。居酒屋でサラリーマンが無責任に話しているわけではないのですから、徹底的な確認をしないといけません。そういう意味で麻生氏は「基本的な動作が全くできていない」ということになります。
 麻生氏は親しくなると極めて優しく接してくれるのだそうです。しかし、繰り返しますが、首相在任中と最近のセクハラ問題以外で麻生氏の言動が問題になることはほとんどありませんでした。知性に欠ける権力者をつくってしまったのは実態を伝えてこなかったメディアの責任です。

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新聞記者をしておりましたがリタイアし、空いた時間をマスコミ志望の方に役立つ情報発信をしたいと思い、ブログを開設しました。新聞記事には独特の表現を使って、政治の見通しや国際政治の展望を書いていることが多くあります。そのような内容をお伝えしたいと思っています。感想や質問があれば、遠慮なく書き込んでください。
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