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2018年04月26日

独裁国家の特徴

 北朝鮮の国営メディアによると、金正恩朝鮮労働党委員長は中国人観光客が事故に遭ったことについて「責任を痛切に感じている」と述べたそうです。
 ついこの前まで中国に対する批判を行っていたことを考えると、「北朝鮮の変わり身の早さは理解できない」とテレビでコメントする「識者」も多いかと思います。
 民主主義国家の考え方に基づけば「理解できない」のは当然ですが、彼らは「独裁国家」なのだということを忘れてはいけません。
 独裁国家では内政や外交の方針を急に180度変えても問題はないのです。
 もちろん民主主義国では全く違います。例えば安倍晋三首相が消費税率の引き上げを延期することを争点に衆院を解散し、総選挙を行うと宣言すれば、野党は厳しく批判するでしょう。マスコミも反安倍を鮮明にしている新聞やテレビは野党に同調することでしょう。消費税引き上げの延期であれば歓迎する国民も多いでしょうが、「過去の主張との整合性」をどう説明するかについては慎重に検討する必要があります。
 だから、民主主義国では、方針を変えるときは一定の国民の理解を得るために手続きが必要となります。
 しかし、独裁国家ではそんなものは必要がありません。
 「上」で決めれば、「下」が従うのは当たり前だからです。
 それは、民主主義国で「国民の理解」が必要なのと同じくらい当然のことです。
 今、北朝鮮は対話路線に突き進んでいるのですから、中国の観光客が事故に遭えば丁重に処遇するのは当然のことだということになります。

 これは中国の外交方針にも言えます。
 昨年秋の党大会後に日本との対話に向けて習近平指導部は動き出したのですから、1年前と異なる態度を取るのは当然。
 いちいち驚いていたり、「中国が国際社会で孤立することを恐れて日本に接近している」と勝手に想像するのは筋違いというものです。
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新聞記者をしておりましたがリタイアし、空いた時間をマスコミ志望の方に役立つ情報発信をしたいと思い、ブログを開設しました。新聞記事には独特の表現を使って、政治の見通しや国際政治の展望を書いていることが多くあります。そのような内容をお伝えしたいと思っています。感想や質問があれば、遠慮なく書き込んでください。
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