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2018年02月17日

「退陣」

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 本日は、新聞記事で使われる独特の表現として「退陣」を取り上げます。

 南アフリカで、汚職疑惑などで辞任を余儀なくされたズマ前大統領に関する記事で、NHKを含む多くの日本メディアが「辞任」と同じ意味で「退陣」を使っています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180216/k10011331051000.html

 元々は、「戦闘に際して陣地を後方へ下げること」。
 そこから、転じて「ある地位から退くこと」という意味として、新聞で使われるようになったのでしょう。
https://kotobank.jp/word/%E9%80%80%E9%99%A3-557470

 でも、現代の戦争では「退陣」ではなく「撤退」や「退却」の方を使いますね。
 「退陣」のもともとの使い方は、江戸時代以前の日本国内の戦争に限られているでしょう。
 事実上、現代用語として使う場合は、内閣総辞職のようにトップが自発的に退任する場合に限定されているように思います。
 政治家が辞めるかどうかという状況の記事では「辞任」「退任」「辞める」という言葉が連発されるので、言い換えの言葉として「退陣」は便利だということも考えられます。

 今回のズマ氏の例も一応自発的に辞めた形なので、「退陣」で良いのかもしれません。

 でも、私は「退陣」から、甲冑で身を固め軍配を手に持っていた武将が馬に乗って逃げるような姿を想像するので、外国の大統領に使うのは違和感を覚えます。
 日本の政界用語としては完全に定着してしまっていますが、このことすらも私にはずっと不思議です。

 昔の日本の政治家は武士出身だった人が多かったからでしょうか。
 政界用語には、甲冑の匂いがしてくるような表現が他にもありますね。

 例えば、政界用語としての「退陣」の反対語として「出馬」があります。
 「自民党総裁選に出馬を表明した」という使い方ですね。
 この「出馬」も完全に正しい日本語になっているわけですが、時代がかった戦争用語というのは私はずっとなじめないままでいます。


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さがみさん
新聞記者をしておりましたがリタイアし、空いた時間をマスコミ志望の方に役立つ情報発信をしたいと思い、ブログを開設しました。新聞記事には独特の表現を使って、政治の見通しや国際政治の展望を書いていることが多くあります。そのような内容をお伝えしたいと思っています。感想や質問があれば、遠慮なく書き込んでください。
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