2018年05月25日
北朝鮮問題で「識者」はなぜ自信満々に語るのか
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本日の各紙一面トップは米朝首脳会談の中止になっています。日本時間の夜に伝えられたニュースなので、どの新聞もその時間帯までは別のニュースが一面トップ候補だったはずですが、重大性からいって紙面が大幅に変更されるのは当然でしょう。日本経済新聞は「お断り」で、1面に掲載予定だった連載企画記事を2面に移したと書いています。
私自身、今回は開かれるのだろうと思っていました。ただ、やはり長年対立してきた国同士ですから事前調整が進まないのも仕方のないところ。しかも、北朝鮮は以前から予測不可能と言われてきましたが、トランプ米大統領もさらに行動を予想することが難しい人物です。直前になるまで当事者もどうなるかは分からなかったのでしょうから、新聞を読んでいるだけでは予測は困難です。いや米朝首脳を含む両国政府関係者に聞いたところで、実際にどうなるかは分からないのでしょう。
トランプ米大統領は中間選挙で実績をアピールすることを考えているはずなので、選挙直前に再び開催調整が始まったことを公表することになるように思いますが、あくまで私の当てずっぽうです。
さて、こういうときにしっかり読むべきなのが識者コメントです。学者や元政府当局者がさまざまな分析や予想をしています。彼らは責任を取る必要がないので言いたい放題話す傾向があります。彼らが言っていることを真に受けてはいけませんが、主張の根拠、論理構成、過去にその人物が言っていたこととの整合性をよく見て、信頼するに値するかどうかを判断してください。
かつてテレビで「金正日総書記には影武者がいて、表に出てくるのは影武者だ」というとんでもない解説をしていた人物がしばしば新聞の識者コメントに登場しました。一時は姿を消していましたが、少しずつ復活しているようです。なぜ彼が珍重されるかというと、北朝鮮問題に関する特ダネ記者だったという経歴と有名大学教授という肩書きに加えて、「結論がはっきりしていて話が面白い」からです。今回の米朝首脳会談中止に関しても、「首脳会談はそのうち開催される」「今後も開催は難しい」といったコメントが出ています。マスコミに取り上げてもらうために、明快で「エッジの効いたコメント」をあえて口にする専門家もいるようです。
そうした中で意外だったのは、朝日新聞が載せた、ジョージタウン大客員教授のバルビーナ・ファン氏。「非は、脅しをかけてきた北朝鮮にある」というところははっきりしていますが、「次の会談があるのか、それに向けて両国関係が元の道筋に戻るのかは分からない」と正直に語っています。ファン氏が良識のある研究者だということが分かります。このコメントを載せた朝日新聞の記者やデスクの見識も評価されるべきです。ただ、朝日に載っているコメントは1人だけなので、締め切りまでに取れたコメントがたまたまこの人物だけだったのかもしれませんが。
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トランプ米大統領は中間選挙で実績をアピールすることを考えているはずなので、選挙直前に再び開催調整が始まったことを公表することになるように思いますが、あくまで私の当てずっぽうです。
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かつてテレビで「金正日総書記には影武者がいて、表に出てくるのは影武者だ」というとんでもない解説をしていた人物がしばしば新聞の識者コメントに登場しました。一時は姿を消していましたが、少しずつ復活しているようです。なぜ彼が珍重されるかというと、北朝鮮問題に関する特ダネ記者だったという経歴と有名大学教授という肩書きに加えて、「結論がはっきりしていて話が面白い」からです。今回の米朝首脳会談中止に関しても、「首脳会談はそのうち開催される」「今後も開催は難しい」といったコメントが出ています。マスコミに取り上げてもらうために、明快で「エッジの効いたコメント」をあえて口にする専門家もいるようです。
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