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2019年09月01日
VRのための身体を張った撮影
文化祭のクラス発表で、高校生がVRをするという。
テーマは『三途の川』だそうで、その撮影のために川に連れて行って欲しいとのことで、部活の前に彼らを近隣の河原へ釣れて行った。
事前にそのクラスの責任者と下見をしていおき、場所を決めておいたのである。
学校からは6キロほどのところである。
ご存じの通り、『三途の川』は、この世とあの世を分ける川である。
あの世に旅立つ時、誰もが通過しなくてはならない川である。
生前の生き方によってその渡り方が変わる。
川の上をすーっと、通過する聖人から、自分で泳ぎ、溺れながら向こう岸(彼岸)に渡る者もいる。
川の底には、金銀財宝、いわゆるこの世のお宝が落ちているという。
そうしたこの世的執着を捨てなければならないのが、三途の川。
だから、執着を捨てられない人は、溺れながら、瀕死の状態で渡りきることになる。
もちろん、三途の川を渡るということは、もうこの世の命は終わっている。
よく臨死体験で、川を渡ろうとしたら「止められた」というのが、この三途の川である。
渡ってしまうと、この世に戻ることはできなくなる。
そうした三途の川の映像を撮ると言う。
当然、溺れるシーンも必要で、身体を張っての撮影である。
私は昼頃、練習終わりに迎えに行ってやろうと、連絡したが、結局は夕方まで撮影してたとのことで、自分たちで歩いて帰ってきた。
ここ田舎では、路線バスなどない。
途中、メインのカメラを落として壊したり、スマホを入水させたり、クロックスや眼鏡が流されたり、とハプニング続きだったという。
「メイキング映像の方が面白いんじゃねぇ。」
などと、いい加減なアドバイスをしたが、彼らはこれから必死で映像処理をして、本番に備える。
「できるかどうか、不安なんです…。」
責任者の生徒が、不安をつぶやく。
アイデアも企画も面白い。
一度撮影した映像を見せてもらったが、なかなかの力作である。
私のできることは、「頑張れ!」、という声援しかないが、陰ながら見守るとしよう。
テーマは『三途の川』だそうで、その撮影のために川に連れて行って欲しいとのことで、部活の前に彼らを近隣の河原へ釣れて行った。
事前にそのクラスの責任者と下見をしていおき、場所を決めておいたのである。
学校からは6キロほどのところである。
ご存じの通り、『三途の川』は、この世とあの世を分ける川である。
あの世に旅立つ時、誰もが通過しなくてはならない川である。
生前の生き方によってその渡り方が変わる。
川の上をすーっと、通過する聖人から、自分で泳ぎ、溺れながら向こう岸(彼岸)に渡る者もいる。
川の底には、金銀財宝、いわゆるこの世のお宝が落ちているという。
そうしたこの世的執着を捨てなければならないのが、三途の川。
だから、執着を捨てられない人は、溺れながら、瀕死の状態で渡りきることになる。
もちろん、三途の川を渡るということは、もうこの世の命は終わっている。
よく臨死体験で、川を渡ろうとしたら「止められた」というのが、この三途の川である。
渡ってしまうと、この世に戻ることはできなくなる。
そうした三途の川の映像を撮ると言う。
当然、溺れるシーンも必要で、身体を張っての撮影である。
私は昼頃、練習終わりに迎えに行ってやろうと、連絡したが、結局は夕方まで撮影してたとのことで、自分たちで歩いて帰ってきた。
ここ田舎では、路線バスなどない。
途中、メインのカメラを落として壊したり、スマホを入水させたり、クロックスや眼鏡が流されたり、とハプニング続きだったという。
「メイキング映像の方が面白いんじゃねぇ。」
などと、いい加減なアドバイスをしたが、彼らはこれから必死で映像処理をして、本番に備える。
「できるかどうか、不安なんです…。」
責任者の生徒が、不安をつぶやく。
アイデアも企画も面白い。
一度撮影した映像を見せてもらったが、なかなかの力作である。
私のできることは、「頑張れ!」、という声援しかないが、陰ながら見守るとしよう。