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2019年09月20日

授業の仕方

授業の仕方

高2の模試の結果分析が行われたところ、数学の落ち込みが激しいという指摘を受けた。
実際偏差値で2〜3ポイント下がっている。
8月実施の全国模試で、この時期いつも若干は下がるのだが、これほどまで落ち込んだのは、以前にはなかったのだ。

早速、数学科の教科会で健闘がなされた。
「前回と比べ、対策が足りなかったのでは?」
「行事までで浮き足立っていたのでは?」
「学習した時期が昔過ぎて、忘れて去ってるのでは?」

そもそも年々レベルは下がってはいるのだが、前回との比較なので、それは問えない。

「問題の傾向が、依然と変わっていると思うんです。」
ある先生が、そうつぶやいた

新テストに向けて、長い設問の問題が増えている。
以前のような、パターン暗記型の勉強法では、頭打ちになる。

小、中学校では『学び合い』が重視され、教師の一方的に教えるスタイルから、生徒に考えさせる授業にシフトしている。研究授業も、いかにそうした授業が展開されるかが重要視されている。

一方、私の学校は私立学校ということもあり、独自性という言い訳のもと、そうした授業スタイルはほとんど無視。少し意識している先生もいるが、大方は従来通りの授業になっている。

「やらされる側」から「自ら考える側」へシフトしなければ、真の実力アップは望めないことは事実だが、分かりきった問題を、重箱の隅をつつくかの如く、「考えさせられる」のも、ちょっと違うようにも思える。

と言う訳で、教科会での結論は出ていない。
『学び合い』シフトの話も出ていない。

結局、「対策を頑張りましょう…」、ということになった。

私は。今年高2を担当していないが、おそらく中学の模試分析でも、成績ダウンが予想されるので、同じような議論になるのだろう。

「教科として、どうするつもりですか?」
という、管理職の声が聞こえてきそうだ。

今年は、宿題として、「考えさせる問題」を課しているのだが、生徒たちはなかなか乗ってこない。
と言って、授業は従前のパターン例題の解説に近く、いずれ同じ問題が起こることは想像に難くない。

「考えさせる前に、まずは基礎計算の習得だろう…。」
という思いは、今でも変わらない。
だが、もう一つそしてさらにもう一つ工夫が必要な時代になったということは間違いない。









2019年09月19日

模試は誰のため

ベネッセの学力推移調査を行った。
昨年までは11月実施であったが、今年から9月実施になり、文化祭後あれよあれよと、試験日になってしまった。

いつもならば、十分復習するのだが、今回はそんな余裕もあまりなく、何とも一発勝負のようになってしまった。

「夏休み明けの実力を量る」ことが9月実施の目的なのかも知れない。

私の学校のような私立学校では、模試の結果を大いに気にする。
職員会議でも、試験結果の分析がなされ、教科へプレッシャーがかかる。
「今回は、下位層が増えてしまいましたね…。授業を見直してください。」
などと、管理職が叫ぶ。

気にするのは全国学力調査状況調査も同じだ。
こちらの方は、公立の各校とも、いろいろあるのだろうが、幸い私の学校の場合、まだまだ全国水準を上回っているようで、こちらのプレッシャーは少ない。

それでも、「規範意識が、全国以下です」、などと、学年に投げられるのだ。

授業で模試対策を繰り返し、何年分ものも過去問を解き、それで本番を迎えるというスタイルは、私立学校ならば、どこも同じようにやっているのだろうか。

生徒たちのレベルを上げることが、ニーズなのだから仕方のないことかも知れないが、なにか大切なことを忘れているようにも思える。

それは、「勉強は無理強いされてやるものではない」、という視点だ。
そうした勉強スタイルでいるうちは、成績は頭打ちになる。
やらされている勉強なので、大した実力アップも見込めない。
本当の学びの楽しみもなく、義務と圧力で勉強させられていることになる。

試験が終わると、自己採点。
どこかできて、どこかできなかったのかを模範解答を見ながら、自己分析する。

自己分析とは聞こえは良いが、要は、点数を出して、学年の一覧表にする、ということである。

とかく教師は、成績一覧表を作ると、安心する傾向がある。
成績一覧は、結果であって、大切なのはその経過と、取り組む思いであると思うのだ。

「模試は誰のため?」
そんな言葉が、心の中から繰り返し聞こえてくる…。








2019年09月18日

愛犬Pと成犬K

「丹澤先生、犬二匹になったんですか?」
どうやら昨日、駅伝の試走に出かけた生徒たちに、散歩に行く途中の私たちを発見されたらしい。

「たまには明るい時間に散歩しよう、今日から二匹だし…」、と試しリード2本で散歩してみたが、この方法はあまり良くなかった。両手で一本ずつのリードを持たねばならず、いざというときに手があかない。
そこで、今朝は、犬舎のご主人が開発した二頭引きの鎖で散歩してみた。
この鎖はうまくリングをはめてあり、犬が左右に入れ替わっても、絡まることはない。
しかも仲良く同じ長さで歩いているので、飼い主の私としても、とても歩きやすい。

「一頭では淋しいだろうから…」、ともう一頭借りてきたが、愛犬Pにとっては、毎日が学びの連続のように思える。

対する借りてきた成犬Kは、愛犬Pをまさに教育するかの如く、多少の事では腹を立てないが、いざというときには、激しく指導する。

「もしかして、これが学校での師弟関係だったり、地域社会の大人と子供の関係だったりするのかな」、などと思い巡らせながら、犬社会を観察している。

気がつけば、元いた愛犬Pのポジションに成犬Kが寝ている。
と思えば、しばらくすると、またもとの@で愛犬Pが寝ていたりする。

最初はびびっていた愛犬Pも、すっかり慣れ、ある意味、甘えているようでもある。
どんなに成犬Kが吠えても、愛犬Pは動じない。
なんだか、反抗期の少年のようにも見える。
一方、愛犬Pが成犬Kにしつこくまとわりついても、成犬Kは大方は許している。
やっぱり、思春期の中学生をあしらうようなパターンだ。

それでも、愛犬Pは、ひたすら小屋内の、砂利を掘り、土を掘り、大きな穴を空けているわけで、これまた、一人憂さ晴らしをしているようにも見える。

そんな折、同僚の一人が、「どうしても犬と会いたい」、と私の隠れ家にやってきた。
最初は吠えられていたが、すぐに、手から餌を食べていた所を見ると、根っからの犬好きのようだ。
聞けば、以前実家でチワワを飼っていたらしい。

「何かつかみました。」
国語の先生らしからぬ、抽象的な言葉で、感動を伝えてくる。

「もっと深く関わっていいですか?」
やる気、満々である。

成犬Kのお陰で、何かが動き出した感じだ。

早速、Kのベットを作ってあげた。








2019年09月17日

もう一匹犬が来た

私の一歳になる愛犬は、もともとたくさんの犬の中で生活してきたのだが、私の家に来てからは、まさに一人(一匹)ぼっち。
しかも、私が彼と付き合えるのは一日のうちごく僅か。

そのためか、ビビリが直らず、私以外の散歩はほぼ受け付けない。
車に乗せれば、車内で粗相をするし、酔って時に戻したりする。
誰かが来ても滅多に吠えず、逆に警戒して隠れてしまう始末…。

「一番人なつっこい犬だったんだけどなぁ…」
と、犬舎のご主人。
いろいろ試してみたが、上手くいかない。
そこで、犬の世界の社会性を磨くためにも、もう一匹迎える計画を密かにしてたのだが、このたび、犬舎のご主人が、成犬を貸してくださることになり、今日、我が家に迎えることができた。

9歳の雌犬で、その犬舎ではどの雄犬にけんかで負けたことがないという、堂々たる風格と落ち着いた性格。しかも聞き分けがよい。
初めての私のいうこともよく聞く。

私の愛犬とはずいぶん違うものだ。
もっとも、大してしつけをすることなくここまで来ている訳で、せめて散歩くらいは自由にさせてあげようと思った私の思いが徒になったようで、少し散歩時のしつけが不足していた感じだ。

我が家に来ても、動じることなく、近くに人が来れば吠え、失敗してウンチをしてしまえば、吠えて教えくれ、餌もあげればさっと食べる。
私の愛犬のように、しばらく放っておいて、一眠りして目覚めて腹が減ったら食べるようなスタイルではない。

時々、二匹で「言い争い」をしているようだが、いつも打ち負かされるのは、我が家の愛犬の方で、言い負かされてしまう。

柴犬で9歳と言えば、人間で言えば55歳を超えたお婆さん。
それ相応の人生(?)経験を積んでいるし、2年半前までは何度も子供を産んでいたという。
我が家の愛犬も、少しお婆さんに躾けられるといい…。

たった半日でもこんな感じで、何とも犬の世界の社会性を知る上でも、私自身が勉強になる。

ちょうど、出産ラッシュで、「一匹でも少ない方がいい…」、とは言って貸してくれた訳だが、犬舎のご主人は、私の勉強のためにも、それを見越して貸してくださったのかな、とも思う。

暗視カメラを見ると、二匹とも今はゆっくり眠っている。

2019年09月16日

将来の夢

「丹澤先生は、いつから先生になろうと思ったのですか?」
ある高校3年生から、そんなことを聞かれた。

「俺は早かったよ。小学生の高学年の頃には、教師になろうと思っていたから…。」
「すごいですね…。」
進路を真剣に考える時期になっているのだろうか。何とも、言葉に重みを感じた。
私は、若くして教師になりたいと思っていたのだが、その動機は、『自分の時間が取れる』と思ったからだった。当時は、「教員は休みが多く、自由な時間もたくさん取れるから、たくさん趣味の時間に費やすことができる」、と思っていたのだ。

それが、誤解であり、全くの逆であることを、後に気づく…。
しかし、そのときには、『子供と接することの喜び』を知っていたので、当初の思いはどうでもよくなっていたのだ。

「ところで、今の生活は充実していますか?」
鋭い…。
「まあまあ充実しているかな…。」
現在の私は、心の傷を癒やすためのリフレッシュ中である。
「まあまあ」とは、それを象徴している正直な思いだ。

「将来の夢は何ですか?」
これはカウンターパンチだ。
「んー、今は畑仕事しながら、犬に囲まれて過ごしたいな…。」
これが正直なところ、少し働いて収入を得て、あとは自然の中で暮らしたい。
これも、「癒やされたい」、という思いからだろうか。

おそらく私のこの答えは、彼には不満なものだろう。
世界を股に掛け、アグレッシブに生活したいと思うだろう。
もちろん、少し働いて収入を得るのも、かなりの工夫と仕込みが必要だ。
その前提の上での、「自然の中で生活したい」、と思うのだ。

「以前、犬を散歩させている爺を見たんですけど、何を生きがいに生きているのか、見ていて分かりませんでした。」

若者には、その人の裏の状況は見えないから、そう思われても仕方ない。
いつしか私も、そうした爺に見られるのだろうか。

いろいろなビジネスを仕込んではいるが、なかなか成果を上げるまでには達していない。
なかなか片手間には難しいのかな、と思いつつも、まだ本気を出していないのだ、とも思う。

犬を育てて、他の人にどんな役に立つのだろう。
畑仕事をしていて、どんな人が幸せになるのだろう。

仕事は、他の人の役に立ってこそ成立する。

まだちょっと甘いようだ。

2019年09月15日

貴重な休日

さすがに畑を何とかしなければ…、と愛犬の散歩後、畑の草を刈払機で刈ってみた。
本当は、手で一つひとつ抜くべきなのだが、草ぼうぼうで、もはやそんな状態ではなかったのだ。
それでも、やらなければ冬に向けて作物が植えられない。

その後、部活の練習。
昨日は6.5キロくらい走らせたので、今朝は4.5キロ。
いつも、最下位の中一のSが、いつの間にか、いい走りになっている。
今朝は、最下位を脱却した。
「根性と体力がついてきたな…」、と私はほくそ笑む。

「午後は用事があるんだ。」
と宣言し、いつもより一時間くらい早めに切り上げた。
そして、午後からは畑に耕運機をかけ、鍬が入れられるようにした。
草も巻き込んで土に混ざっても、作物を育てる上であまり問題はないのではないか、と思ったからだ。
しかしちょっと甘かった。
刈り払いが甘かったので、まだまだ草が多い。
耕運機にどんどん草が巻き付いて、結果土は耕せたのだが、あとからの耕運機の手入れが大変だった。巻き付いた草を取るのに、30分以上を要した。
さて、雑草たちは、うまく枯れてくれるか…。

また一方で、犬小屋の整備もしてみた。
犬小屋と言っても、納屋の一部を犬の住処にしているので、実際に小屋があるわけではない。
納屋の土床にコンパネを敷いて、ビール箱で段差を作っている。
最近、間に合わずにおしっこをしてしまうことが増え、そのたびにコンパネを水で流しデッキブラシでこすっていたのだが、結構面倒なので、一部砂利を敷き、たとえおしっこをしても、水で流して終えられるようにしたのだ。

このアイデアは、犬舎のご主人から教えてもらったもの。
実際コンパネ2枚分に試験的に砂利を敷いてみたが、20キロ袋6つでもやや足りない感じがした。
近いうちに、もう一匹迎え、寂しくないようにしようと、準備中なのである。
広さ的には十分なので、あとは居心地の良さと、掃除のしやすさ、だろう。

大分涼しくなったとはいえ、今日の日差しは半端なく強い。
幸い湿度が低めだったようだが、汗だくになった。
部活では大して汗をかかなかったのに、畑や犬小屋で汗を流すのは、何とも皮肉なものだ。
いい汗を流した。

世の中は3連休。
しかし私の学校では、明日16日の敬老の日と23日の秋分の日の休日は、すでに別の日で使ってしまったので、明日は朝から平常授業。

今日の疲れがどっと出たりするかもしれないな、と思いつつ、「そうだ、四、五日してから、身体にダメージがくるんだっけ…」、などと納得する。
隠れ家の整備に関しては、やることが山のようにある。
それもまた、楽しみとして、リフレッシュしてゆこうと思う。








貴重な休日

さすがに畑を何とかしなければ…、と愛犬の散歩後、畑の草を刈払機で刈ってみた。
本当は、手で一つひとつ抜くべきなのだが、草ぼうぼうで、もはやそんな状態ではなかったのだ。
それでも、やらなければ冬に向けて作物が植えられない。

その後、部活の練習。
昨日は6.5キロくらい走らせたので、今朝は4.5キロ。
いつも、最下位の中一のSが、いつの間にか、いい走りになっている。
今朝は、最下位を脱却した。
「根性と体力がついてきたな…」、と私はほくそ笑む。

「午後は用事があるんだ。」
と宣言し、いつもより一時間くらい早めに切り上げた。
そして、午後からは畑に耕運機をかけ、鍬が入れられるようにした。
草も巻き込んで土に混ざっても、作物を育てる上であまり問題はないのではないか、と思ったからだ。
しかしちょっと甘かった。
刈り払いが甘かったので、まだまだ草が多い。
耕運機にどんどん草が巻き付いて、結果土は耕せたのだが、あとからの耕運機の手入れが大変だった。巻き付いた草を取るのに、30分以上を要した。
さて、雑草たちは、うまく枯れてくれるか…。

また一方で、犬小屋の整備もしてみた。
犬小屋と言っても、納屋の一部を犬の住処にしているので、実際に小屋があるわけではない。
納屋の土床にコンパネを敷いて、ビール箱で段差を作っている。
最近、間に合わずにおしっこをしてしまうことが増え、そのたびにコンパネを水で流しデッキブラシでこすっていたのだが、結構面倒なので、一部砂利を敷き、たとえおしっこをしても、水で流して終えられるようにしたのだ。

このアイデアは、犬舎のご主人から教えてもらったもの。
実際コンパネ2枚分に試験的に砂利を敷いてみたが、20キロ袋6つでもやや足りない感じがした。
近いうちに、もう一匹迎え、寂しくないようにしようと、準備中なのである。
広さ的には十分なので、あとは居心地の良さと、掃除のしやすさ、だろう。

大分涼しくなったとはいえ、今日の日差しは半端なく強い。
幸い湿度が低めだったようだが、汗だくになった。
部活では大して汗をかかなかったのに、畑や犬小屋で汗を流すのは、何とも皮肉なものだ。
いい汗を流した。

世の中は3連休。
しかし私の学校では、明日16日の敬老の日と23日の秋分の日の休日は、すでに別の日で使ってしまったので、明日は朝から平常授業。

今日の疲れがどっと出たりするかもしれないな、と思いつつ、「そうだ、四、五日してから、身体にダメージがくるんだっけ…」、などと納得する。
隠れ家の整備に関しては、やることが山のようにある。
それもまた、楽しみとして、リフレッシュしてゆこうと思う。








2019年09月14日

命をかけて自由を守り抜く

今朝も快晴。
満月を迎えた中秋の名月が西に傾く。

「風情だなぁ…」、と思っていたら、あれよあれよと雲が広がり、全天雲で覆われた。
今朝は朝練がないので、愛犬の散歩後は少しのんびりして、ミョウガをとったり、ブルーベリーを摘んだ。明日こそは、畑をなんとかしないと、冬に向けて野菜が植えられない…。

気温は15℃、いい季候になった。
お隣の農家からは何やらファンの音が聞こえる。おそらく収穫した米を乾かしているのだろう。
この地の稲刈りは早い。
もう一週間もすれば、ほとんどの稲刈りが終わってしまい、景色が一変する。
この地の秋は、あっという間に過ぎ去って行くのだ。

授業では、授業の合間に香港の話をした。
昨今は、ようやく日本の報道でもその問題点が取り上げられつつあるが、ほとんどの日本人は無関心。
『命をかけて自由を守り抜く』ことの価値を理解できないのは悲しいことだ。

これは戦後教育の不足している点だ。
『平和教育』とは耳障りが良いが、要は「何もしない」、「憲法を護る」、「前の大戦を反省する」のであって、主権国家の国民の姿勢としてはほど遠い。

「過ちを繰り返しません」
と、宣言すべきは、原爆を落とした国側であって、落とされた国民の姿勢とは違う。

「デモ参加者たちと1000人くらい逮捕する」、つもりで香港警察は動いている。
その中には、中国本土の警察も紛れている。

彼等はマスクで顔を隠しているが、それは、監視カメラで身元が明らかにならないようにしているのだ。マスクで十分なのかどうかは分からないが、少なくとも時間稼ぎにはなるだろう。
住所が特定されて、身内(親たち)に迷惑がかからないようにという、彼等なりの精一杯の配慮なのだ。

「条例が撤回されているのに、何故、まだデモが続けられているのか」、と思う人もいるだろうし、そういう報道がされているが、これは本質を突いていない。
彼等は、自由と民主を掲げる香港人なのだ。中国人であるという自覚はない。

徹底的な監視社会、中国が開発したSNS以外は使えず、ありとあらゆるメディアは、国の監視下にある中で、自由は望めない。

中国はそうやって、チベットやウイグルを占領し、同化し、再教育と称して虐殺してきたのだ。
それを知っている香港の若者が、ささやかながらも抵抗しているのだ。

彼等は、何度も日本に助けを求めてきた。
しかし、日本は動かない…。

先日はアメリカにも助けを求めている。
そして、イギリスにも…。

メディアを通じて、真実を語り続けることで、天安門事件のような結末を避けようとしているのだ。

我々にできることは、彼等を応援することくらいかも知れないが、少なくとも「何が起こっているか」を、多くの人に知らしめることは、中国政府へのけん制にもなる。

都合の悪い情報は流さないという完全な統制社会は、今の世の中には馴染まない。

2019年09月13日

中秋の名月

本当の満月は明日なのだが、今夜は中秋の名月。
残念ながら雲が多いが、時折雲間から、光り輝く月が見える。
何でも今日は、今年一番小さい月だそうで、なんとも控えな名月だ。
数日前からセブンイレブンに月見団子があったから、「そろそろ名月か…」、と思っていたら、今夜だった。

今日は一日20℃を切るような涼しい気候。
時折霧雨のような雨が降り、気温は上がらなかった。
それでも、夕方から少し雲が切れ、月が見え出したのだ。

稲刈りもどんどん進んでいる。
稲刈りが終われば、もうすぐ冬になる。
この地は秋が極端に短いのだ。

昨日の職員会議で事務長が叫んだ。

「公用車をもっと大切にしてください。この先は、傷があった場合は、最後に使った人に弁償してもらいます。」

確かに公共の財産であるので、大切にしなくてはいけないことは事実だろう。
だが、職員会議の場で、
「誰ですか? 傷つけたのは? 事務に報告内じゃないですか。」
と問いただすのも、何かが違うようにも思える。

私の学校では、引率は基本教員運転の公用車で行う。
その肉体的、精神的負担は半端ではない。

私は、立場上、若い先生たちに、「生徒を乗せて良いか」を見極める運転チェックを行っているが、毎度思うのは、「申し訳ない」という気持ちと、「気の毒だな…」という気持ちだ。

教員が運転した車で生徒を連れて行くというスタイルは、全国的にはあまりないだろう。
いろいろな事情はあるが、その負担と、労いの思いは、管理職たちは常に意識していて欲しいと思う。

「最後に乗ったのは私だったかな…」、と振り返るも、自分が傷つけた記憶はない。
運転前後の点検を怠っていたことは事実だが、「不注意で傷をつけた車の修理代を学校が出すことはできません」、などと言われると、「それなら公用車は使わない。引率もしない。修理代は払うけど、同時に退職届けも出す」、などという気持ちが湧いてきて、心穏やかざる気持ちになる。

名月のように、心を丸く整えねば…。






2019年09月12日

秋が来た

駅伝の練習が始まり、部として参加させているので、放課後の練習ができないときは、朝練を行うことにした。
練習時間短縮には逆行すると、新人戦前ということもあり、彼らの意欲と進歩を信じてのこと。

と言うわけで、最近少し遅くなっていた朝の愛犬の散歩を夏の頃の5時前に戻した。
今朝は快晴。出発時にはまだまだ星が見えた。
薄明が進み、明るくなっても、冬の大三角形が最後まで見えた。
気温も放射冷却も重なってか、15℃ほどまで下がり、心地よい気候となった。

朝練と言っても、30分程度。
今朝は道具がなかったので、キャッチボール系で終えたが、的確な指示をすると、彼らもスムーズにか動け、上達が早いことに気づいた。
授業中の技術も、長い教員生活の中で、自然に身についた部分はあるが、部活指導も同じで、やはり経験豊かな先生の指導は、的確で、進歩も早い。
野球の指導に関しては、まだまだなので、学ぶことは数多い。

今朝は、朝の会の時間に学年での散歩があった。
爽やかで、心地よい朝の散歩。
何でもないことだが、こんなことでも生徒たちは気分転換になる。
「季節を感じてくれたかな…」、と思いつつ、生徒とじゃれ合いながら歩く…。

私がHの手をつかむと、彼は私を引っ張って歩いてくれる。
力は愛犬より少ないが、なんか幸せな気持ち…。

ひと頃、荒れて心がすさんでいたHも、私には心を許す。
ふと、Iがサンダルで歩いているのに気づく。
「これは上履きだ。」
早速、一足預からせていただいた。Hは片足裸足で歩かせた。
私は、「その方が健康にいいらしいぞ…」、と笑顔で応えた。

「あれ、Mもだ。」
さっそく、片方のクロックスをいただく。
私は両手にサンダルを掲げ、颯爽と歩く。
途中、技術で一学期に植えたプランターを見たが、元気なのはサツマイモくらい…。でも、ちょっと小さめなので、大きな芋は期待できないかも…。

抜けるような秋空の下、私は生徒たちと遊ぶ…。

午後からは新人戦の監督会議があった。
ここで対戦校が決まった。
相手は、先日の練習試合で勝った相手だ。

どうやって彼らの緊張感を高め、気を引き締めさせるか…。
思案のしどころだ…。
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