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2021年10月13日

世の中の役立たない人

「世の中の役に立たない人というのは、いないのじゃ。誰もが必ず何かの役に立っている。」

先日見ていた少林寺の映画で、高僧が、そう言って若者を励ましていた。

これは勇気の言葉だ。

人は気持ちが落ち込んでくると、「自分は世の中で役に立っていない人間である」と思う。
これが過ぎると、「この世にいなくても言い存在」と思い、自殺してしまう場合だってある。

『この世に価値のない人間なんて一人もいない。』
ということを、心底信じられるか。
自分が、世の中の役に立っているという自覚が、明日への活力となり、エネルギー源となる。

この映画は、2011年の香港、中国の合作映画だが、完全に中国共産党の支配下での映画製作になれば、こうした勇気の言葉もカットされてしまうかも知れない。
主人公は、命を賭けて、かつての部下の悪行をいさめ、改心させようとする。

共産主義の中国にとっては、こうした宗教的人格者が出現しては困るはずだ…。

学校でも、クラスに居場所がない生徒は、「自分がクラスで役に立っていない」と感じている。

だから、クラス替え当初の担任の一番の仕事は、一人ひとりの存在意義を自覚させ、誰もがクラスの一員として役割があるように死力を尽くす。

ひとたびクラスが『安心空間』となれば、多少の悩みにも耐えられ、学校生活をやってゆけるのだ。

就職後の会社組織なども同じだ。
上司は、死力を尽くしてはくれないかもしれないが、「自分が組織にとって必要な人材である」ことを自覚できなければ、その社会ではやっていくことはできまい。

「君には、こんないいところがあるよ。そのことは、みんなの役に立っているよ。これは、みんなの見本にしてもいいくらいのことだよ。本当にすごいことだし、口には出さないけれど、たくさんの人がありがたいと思っているはずだよ。」

そんな励ましは、生徒たちの成長に役立つばかりか、自分の居場所を見つけられ、さらに向上していこうというエネルギーになる。

映画の一言だって、人を救うことがあるのだ。
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