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2021年03月01日

生徒と離れた生活

これまで三十年以上教員生活を過ごしてきた。
公立学校だったら、定年退職までカウントダウンの歳だ。

私の人生は、いつでも生徒と関わる中で毎日だった。
だから生徒と離れた中での生活など、もはや考えられない。

しかしこの先、私は生徒と離れた生活を過ごすことになるのだろう。
それがいつから始まるのかは分からないが、いずれは野に下り、田舎暮らしになる。

この時期、『愛別離苦』に悩まされる。

学校現場では、この世を去ってしまうような別れはほとんどないが、それでも日常かr阿深く関わりのある生徒や先生と別れるのは、断腸の思いだ。

このところ、私の心の中は「寂しいな…」という思いしか湧いてこない。

離れてしばらくすれば、お互い疎遠になって、慣れてしまうのだろうけれど、やはりこの感情は御しがたい。世の先生方は、どのようにして切り抜けているのだろう…。

どうやら私の場合、生徒との関わりの中で、エネルギーをもらい生きているようなのだ。
彼らにしてあげられることなどたかが知れている。
もちろん、「私がしてあげた」などという思いも湧かない。
だが、ふと振り返ると、結局は、私自身が生徒に助けられているのだ。
私が救われているのだ。
彼らが私を生かしてくれているのだ。

大人とうまく関われない私は、生徒たちとの生活の中で、その不足分を補っているのだろう。

この先、退職したら、私はどうなってしまうのだろうか…。

私は、生きていけるのだろうか。
新たな、エネルギー供給はどうしたらいいのだろうか。

それでも何か、子供たちと関わる方法を見つけるのだろうか。
大人になった卒業生たちのネットワークを構築するのだろうか。

私のこの先の人生そのものを、ふと、考えてみる。

先は見えないが、歩き続けるしかないのだろう…。




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