2020年09月12日

生徒の成長

文化祭の高校生の展示の受付にT君が座っていた。

T君は、中学時代は、やんちゃで、「これでもか…」というくらい、迷惑をかけまくった生徒の一人である。
彼も中学を終えると徐々に落ち着き、今や立派な高校生になった。

思春期は精神的にも不安定で、いろいろな失敗をする。
その都度、親や教員たちは、寄り添い、時に励まし、時に叱責しながら、彼らと向き合う。

T君は、授業でしか接点はなかったが、放っておけなく、よく声を掛け、「遊んであげた」生徒の一人である。
そのT君も高校2年。
今年が最後の文化祭になる。

私は思わず、
「立派になったね〜。」
と、頭をなでた。
T君には、今でも、週に一度くらいは声を掛ける。
たわいのない、ほんの一言なのだが、T君のまんざらではないようだ。

私は、そのとき「うっ」ときた。
涙が出そうになったのだ。
このまま彼と話をしてたら、号泣してしまいそうな、そんな感じが湧いてきたのだ。

生徒はこんな風に成長していくのだろう。

高3になって、受験勉強して、いずれ卒業していく。
卒業後は、もっと変わって行くのだろう。

彼も私も、中学時代や高校時代の記憶は、どんどんと薄らいでいく…。

我々教師は、そんな仕事だ。
次々とやってくる生徒たちと関わり、卒業させていく。

何のことはない、彼らの成長を傍らに立ち、見守るだけだ。

何故、号泣しそうな感情が湧いてきたのか分からない。
こんな感じだと、学校を辞めるときは大変そうだ。

彼らはどんな人生を歩んでいくのだろうか。
夢と希望溢れる彼らの人生は、無限の可能性を秘めている…。
文化祭は、彼らの成長を見る場でもある。

中学時代、一番荒れていた学年だった彼らも、高2。
生徒会役員の代替わりも近い…。
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