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2020年09月05日

菩薩行

昨今では、発達障害の生徒も多く入学してくるようになった。
以前なら、入学時にお断りしているのだろうが、募集人数が減っている昨今、そうした生徒も受け入れ、大切に育てなければ鳴らない状況になっているのだ。

私の肌感覚では、軽度の発達障害の生徒はクラスに三分の一くらいはいる、というのが数年前の様子。だが昨今は、その中に、極度の発達障害生徒も混ざっている。

本音を言えば、その生徒対応に担任を初めとする先生方は、大変手を焼いているのが実情だ。

あるときは、授業中、何かの気に障ると抜けだし、校内を徘徊する。
トイレに引きこもるくらいなら、まだかわいいが、場合によっては、学校外に行ってしまう。

そうした生徒は。ほんの些細なことがトリガーになり、いわゆる「切れる」状態になる。
その都度、先生たちが寄り添うわけだ。

「特別支援学級って、こんな感じかしら…」
ある担任がつぶやく。
彼女の机の上には、発達障害生徒の指導に関する書籍があった…。

あの世では、天使たちが悩み苦しんでいる人に寄り添うという。
天使たちも、そうした経験を通して、魂を磨いている。
仏教的に言えば、『菩薩行』である。

私は、「もしかしたら、先生の仕事って、『菩薩行』なのかもしれないな」、と思う。

言うことも聞かない生徒や、気に障る生徒たち、はたまた盲目的になってしまった保護者と関わる中で、そうした人たちをも導いてゆこうという、高度な修行をしているのかも知れない。

そう考えると、あまり頭に来なくなるし、「これが教師本来の仕事なのかな…」と納得することもできる。

授業は、毎時間が勝負だが、それ以外の学校活動中も、私たち教師の仕事は続く。
決して、時間の切り売りではない、それでいて、『愛』を振りまく。

かつて、「先生も人間なんだから、頭にくることがあるんだ!」、と叫んだ先生を見たことがあるが、この考え方でいくと、少し違うということだ。

「もう、最後は祈るしかないんだ。」
万策尽きた音思ったときは、本当にそうなのだろう。

圧倒的な善念をもって子供たちに関わればこそ、それがいずれ成長した彼らの、肥やしになるのだ。

そう思う事で、今日も頑張れる…。
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