アフィリエイト広告を利用しています

広告

この広告は30日以上更新がないブログに表示されております。
新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
posted by fanblog

2020年07月05日

地方選挙

夕方高3生のY君が、「選挙に行っていました」、と高揚した面持ちで私のもとを訪ねてきた。
彼は明日6日に誕生日を迎える十八歳。人生初めての選挙である。
地方自治体の首長選であった。

「コロナ対策、すごかったですよ…。」
と興奮気味に語るY君。

まず、フェイスシールドつけた市の職員が、来場者一人ひとりを消毒する。
そして検温が行われ、その後、投票所に誘導される。
投票時に使う鉛筆は、一回限りの使用。
毎回の消毒の手間より、投票来場者がそのまま持ち帰るシステムであったという。
当然、マスクをしていなければ、その場で購入される。

まさに「人を見たら、コロナ感染者だと思え」の世界である。
ある意味、人間を黴菌扱いしているとも言える。

学校現場でも「体調が悪い」、などと言えば、友達から「コロナじゃないの」、と揶揄される。

通常の生活でも、「まず人を疑う」思想が広がり始めている。
と、同時に『恐怖と不安』が蔓延しているのだ。

コロナウイルスの広がりは、『恐怖と不安』だ。
その『恐怖と不安』が免疫力を下げ、体力を落とす。

あたかも、神が、「この世は科学万能ではない」と教え諭しているかのようにも見える。

当分、コロナは収束しないだろうし、第二波、第三波もやってくるだろう。
人類は、初の世界的パンデミックという未曽有の経験に右往左往しつつも、知恵を勇気を結集して生き延びてゆくのだろう。

学校現場も、試行錯誤を繰り返しながら、コロナ時代の学校運営を構築していくに違いない。

「まったく失礼な対応だね…。」
私は、Y君にそうつぶやくと、彼は
「生まれて初めての選挙が、とても印象的な経験になりました。」
と笑った。

国会議員の選挙は、魑魅魍魎が渦巻く、マスコミをも抱き込んだ出来レースだが、地方選挙はまだ人間味がある。

十八歳の選挙権。
若者たちは確実に新たな一歩を踏み出している…。
ファン
検索
<< 2020年07月 >>
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
最新記事
カテゴリーアーカイブ
プロフィール
丹澤三郎さんの画像
丹澤三郎
プロフィール
リンク集
おすすめ
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。