2020年02月22日

大人になりたくない症候群

一部の中3男子生徒が抵抗している。
何に抵抗しているかというと、「大人になること」に抵抗しているのである。

彼らは、自分たちに感心をい向けようと、いろいろなことをする。
移動教室時にそのままトイレに隠れるのはもちろん、集会時には大抵どこかにふける。

そのたびに中3の先生がスクランブル発進するのだが、彼らは自分を見つけて欲しいのだ。
まるで、「俺はここにいるよ。早く見つけて!」と言わんばかりである。

彼らはまもなく中学校を卒業する。
中高一貫なので、そのまま高校に進学する。

高校生になると義務教育ではないので、多少責任の範囲が増える。
「もう、高校生だろ。いつまでも中学生のガキみたいなことしてるんじゃない。」
という言葉を怖れているのだ。

まだまだ中学生でいたい。
遊んでいたい。
先生たちに構ってもらいたい。

そんな思いが見え隠れする。
彼らは、まだ大人になりたくないのだ。

このままのぬるま湯にまだ浸かっていたいのだ。

『愛されたい。認められたい。自分のことは自分でしたい。』
のうち、未だ、「愛されたい」のレベルなのだろう。

あるいは、皆が成長していく中で、自分たちだけ取り残された思いあせり、あえて逆のことをしているのだろう。

「中3、だらしないですね…。」
そんな声が聞こえてくる。

だが、指導を拒否し、学年から逃げ去ったのは私だ。

少し距離を置いて、少し可愛く思えるようになったが、このていたらくは、私の責任。

「どうしたのか。彼らに聞いてみた方がいいですね…。」

そんな指導は私には合わない。

だからこそ破綻したのかもしれないが、複雑な思いが、毎日のようにをよぎる。
「大人になりたくないそこの君。」
そう、彼らに声を掛けてみたい気分だ。




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