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2020年01月20日

やんちゃな中3

私の手を離れて、9か月。
中3のやんちゃが止まらない。

先日、そのうちのリーダー格のT君に、
「そろそろ卒業なんだから。もう少し大人にならないと…。」
そう、声を掛けた。

T君は、珍しく殊勝な面持ちで、
「それを言われると、何も言えないんですよね…。」

おそらくその先に、
「自分でも、ガキだってことは、分かっているんです。もうすこし大人にならないといけないと思っているんです。でも、なんかやっちゃう。やめようと思っても、気づくとやっちゃってる。自分で本気で変わってゆこうとしないと、駄目ですよね。」

私には、そんな風に彼の心の声が聞こえてきた。

「こういうエネルギーが満ちあふれているパワフルな生徒が、ひとたび力を発揮すると、ものすごい成果をあげる」、ことを私はよく分かっている。
社会人になって活躍するのも、こういうタイプの生徒が多い。

中高生の時代に、親や先生たちに、たくさん迷惑をかけ、そのために特別に愛情を注がれたことが、その先の成長の肥やしになっているのだ。

「静かにT君の成長を待つか…」、と思っていたら、早速、何人かで授業を抜け出した。
早速、生活指導部隊がスクランブル発進。

生活指導部長の先生も、昨今丸くなった。
「最近熊が出没しているから、そっちが心配でね…。」

これまで何人もの生徒が、何度も脱走しているので、手慣れたものである。
慌てているのは、彼らの若い担任の先生たち。

結局は自分で返ってくるのだが、学校管理下にあるのだから、その責任は問われる。

「ちょっと冒険したくなって逃走する犬みたいだなぁ…。」
と、私はほくそ笑む。

彼らは、後日私に、「脱走犯」として話のネタにされることになろう。
それを彼らも見越しているのか、それを望んでいるのかは分からないが、私に声を掛けられることは、まんざらでもなさそうである。

15歳。
彼らは大人の愛を感じつつ、それを成長の糧としている…。




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