2019年12月07日

試合で勝つために

バレーボールでアタックをして相手チームが返せないと、点数が入るのだが、そのときにネットに手を触れてしまうと、その点数は無効になるようである。

その際には、アタックをした選手は、ネットに手が触れたことを正直に審判に申告すると、『フェアプレーカード』なるものがもらえるのだそうだ。

近隣のY先生が、小学校のバレーの試合の審判をしていた時、そうした場面があった。
審判は、ホイッスルを吹き、腕を差し、点数加算を宣言した。
すると、アタックをした選手が審判の元にやってきた。
「あの、今のはネットタッチです…。」
審判がすかさず言う。
「あのね。審判が点が入った、と言っているのだからそれでいいんだよ。」
選手は戻ると、今度はチームの監督がやってきた。
「選手の申告があったので、そのようにジャッジしてくだい、」
と言う。

結局、そのチームは敗退。
アタックした選手の手元には、フェアプレーカードだけが残った。

「負けたけれど、フェアプレーだったよね…。」
監督はそう言ってチームに声を掛けるのだろうか。

当日審判をしていた近隣の先生曰く。
「俺だったら、フェアプレーカードより勝ちが欲しいね。やるからには勝たなきゃ。勝たせるのも監督の務めだ。」

審判は人間がやっているのでミスもある。
「選手には審判が絶対だ」、と指導している。
たとえ明らかなミスジャッジだったとしても、一度ジャッジした判定は覆らないので、不運だったというしかない。

そんなときでも、
「セーフでしょ…。」
と監督が向きになって叫べば、チームの士気を上げることはできる。
本来は「ずるい」行為なのだが、「監督の勝ちにこだわる姿勢」をチームに知らしめるには、有効な方法ではある。
Y先生は、そういうことをするタイプの方だ。

娘のバレーボールを応援しに行き、審判を務めたそうだが、
「あれで、上位大会進出がなくなってしまった…。」
と、落胆のご様子。

私としては、何ともコメントのしにくいお話であった。

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