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2019年11月29日

55回目の誕生日

学年には2クラスあり、たいてい私は1組の朝の会にいるのだが、ときおり2組にも顔を出す。
ここ数日は2組に入っていたら、
「金曜日の朝の会は1組に来て下さいね。」
と、隣に座る若手の先生から言われた。
何やらいろいろな理由を言っていたが、いつも話半分も聞かない私は、何を言っているのかは分からなかった。
「最近、丹澤先生1組来ないね…。生徒たちそう言っていますよ。」
などと騙され、今朝は1組に入った。

すると、おもむろに私の誕生日祝いが始まった。
今年は担任ではないので、まさかこんなサプライズがあるとは思いもよらず、なかなか面食らってしまった。

お祝いに彼らは合唱コンの課題曲の替え歌を歌ってくれたり、手作り誕生日ケーキまで出た。
誕生日にろうそくの炎を吹き消すのは、この人生を振り返っても、数えるほどしかない。
そのうちの何回かが、今の学校で経験している。

「1組の生徒たちは、みんな丹澤先生が好きなんです。」
などと、1組の担任がメッセージに書いていた。
「よいしょ」だと思っても、何となく嬉しいものだ。

初め、誕生日ソングだけかな、と思っていたら、たたみかけるように次から次へとサプライズがあり、最後には、ついには前で「しゃべれ」とも言われた。

何とも照れくさく、ありがたい朝になった。
少し汗をかいた。

「朝から、みんなで祝福の思いを作ると、”ほっこり”するね…。」
学年主任がそうつぶやく。

私もかすかにお役に立ったということか…。

夕方の終わりの会では、今度は2組に呼ばれた。
本当は、私に朝、来て欲しかったらしいが、1組に先を越された形になったらしい。

クラスではクラッカーが飛び交い、またしても誕生日を祝ってもらった。
担任でも学年主任でもないのに、皆が私をもり立ててくれる。
元気のない私を、もり立ててくれてくれたのかな…。

夕方、ツイッターを見たら、教え子の卒業生がつぶやいていた。

『今日は私の人生の恩師の一人である方の誕生日だそうです。
いろいろありましたが親の次に迷惑をかけた存在なので本当に本当に感謝してます。
できれば長生きしてください。笑』

もう一踏ん張りしなくっちゃいけないのかな。

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