2019年11月26日

久しぶりのピアノ

何ヶ月かぶりに生ピアノを弾いた。
自宅に少し高級な電子ピアノはあり、サンプリングされたグランドピアノの音を出せるのだが、所詮は電化製品。楽器のカテゴリーには入らない(と思う)。
だから、たとえアップライトでも、ホンモノのピアノの音色は、やはり違うのである。

「やっぱり、しばらく弾いていないと、指がうごかないな…。特に左手は、ハノンで感覚を取り戻さないと駄目だな…。」
などと思いながら、ショパンの小曲を弾いていく。

「やっぱり、指が動かないや。それに暗譜も怪しい…。」
ちょっと不満足のまま、鍵盤を叩き続ける。

「生ピアノは違うな…。良く聞くことが、良く弾けることにもなるんだったな…。」
などと、自問自答しながら、自分の奏でた音を注意深く自分の耳で聞きながら、演奏を続ける。

もちろん、とてもとても演奏というものではないが、もしかしたら練習すれば聞かせられるくらいにはなるのかも知れない。

「丹澤先生、ピアノを聞かせて下さいよ。」
などと、何度も言われるが、「僕の音を聞くと、耳が腐るから…」、などと言って、たいていは拒否する。

毎日一定時間ピアノを練習して、しばらく期間を経て、ようやく人前で演奏できるようになるのだから、気が向いたときに、鍵盤を触るだけの今の私には、人に聞かせられる状態でないことは、あきらかだ。

最近、ユーチューブピアニストを見ることがある。演奏云々よりも、彼らがどのように練習を重ねているかについて、たまに動画として公開されていることがあり、それは参考になった。
たいていのピアニストは、自分の練習風景を人に見せることを極端に嫌がるものだが、それすら再生数かせぎのために公開する彼らは、私にはとても参考になる。

「丹澤先生、ピアノ、弾いていましたか?」
こっそり私のピアノを聞いていた、H君に声を掛けられた。
彼は、今はやめてしまっているが、そこそこピアノを弾ける生徒である。

一学期に、「合唱の伴奏したらどう?」
と促したが、頑として首を縦に振らなかった。
心の中で、「私でも躊躇するし、よほどのサポートがなければ、できないな…」、と思いつつ。

いつかは自分のグランドピアノが欲しいと思う。
隠れ家も、グランドピアノが置けるスペースを作ってある。

今は、金銭的な余裕が全くないので、入手することができないのだ。

「毎日弾くという習慣がなければ、もったいないな…」、と思いつつも、まだ夢を見る。
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