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2019年10月04日

公開授業

またしても公開授業が回ってきた。

私の学校では、前学期に行った生徒による授業評価が行われ、評価が高かった先生の授業が公開されることになっている。私の場合、中3の授業を行うことになった。

以前は、授業にも自信をもっていたが、最近はそうした自信はない。
ただ、普通に授業をしているだけ。
その意味では公開する意味はあるのかも知れないが、ちょうど試験直前ということもあり、本当にいつも通りの『普通授業』を見てもらった。

できれば、そうした面倒なことからは避けたいが、私の授業で、若手の先生方が少しでも参考になればいいという気持ちはある。

一方で、「こんな授業を公開していいのだろうか…」、という思いもある。

期待して見に来られた先生方はがっかりしただろう。
私自身の評価では30点くらい。落第点である。

つまり最近の私の授業は、いつも通りが30点くらいということになる。

教材は「数学A」の「整数の性質」、その中で「いろいろな不定方程式の解き方」、の授業を行った。
いわゆる例題解説型の授業で、「こう解くと上手くいく」、という中で、「どう解けば、スムーズに解けるか」、については説明した。

併せて、多少の知的好奇心をそそるために、代数や整数論について、また1985年に解決されたフェルマーの最終定理についても触れた。

そのため授業の最後が駆け足になってしまい、自分としては消化不良感が残った。
恐らく生徒たちもそう思っただろう。

5時間目の数学科の教科会で、反省会が行われたが、ベテランの年齢になっている私に配慮してか、いろいろな先生からたくさんのお褒めの言葉をいただいた。

教頭先生にいたっては、「授業がもう完成の域に近づいている」、という最大限の賞賛。

私自身の評価とはずいぶん違うものだ。
もちろん長年の経験により、いろいろなコツは心得、当たり前のこととして行ってはいるのだが、そうした自然な授業展開が、スムーズに見えるのだろう。
一方で、若手の先生の授業レベルが、学校の求めるラインに達していないということにもなる。

「もっと若い先生が丹澤先生の授業を見なきゃ…。」
そう憤慨されている先生もいた。
私は複雑な気持ちになった。

最近、体力も落ちているので、以前のようなパワフルな授業がしにくいのだが、それでも授業は楽しい。

教員の世界では、「授業はできて当たり前」、とされる。
その上で、さまざまな生徒指導がある、と教えられる。

完成の域にはほど遠いが、もう少し精進を重ねることとしよう。







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