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2019年09月19日

模試は誰のため

ベネッセの学力推移調査を行った。
昨年までは11月実施であったが、今年から9月実施になり、文化祭後あれよあれよと、試験日になってしまった。

いつもならば、十分復習するのだが、今回はそんな余裕もあまりなく、何とも一発勝負のようになってしまった。

「夏休み明けの実力を量る」ことが9月実施の目的なのかも知れない。

私の学校のような私立学校では、模試の結果を大いに気にする。
職員会議でも、試験結果の分析がなされ、教科へプレッシャーがかかる。
「今回は、下位層が増えてしまいましたね…。授業を見直してください。」
などと、管理職が叫ぶ。

気にするのは全国学力調査状況調査も同じだ。
こちらの方は、公立の各校とも、いろいろあるのだろうが、幸い私の学校の場合、まだまだ全国水準を上回っているようで、こちらのプレッシャーは少ない。

それでも、「規範意識が、全国以下です」、などと、学年に投げられるのだ。

授業で模試対策を繰り返し、何年分ものも過去問を解き、それで本番を迎えるというスタイルは、私立学校ならば、どこも同じようにやっているのだろうか。

生徒たちのレベルを上げることが、ニーズなのだから仕方のないことかも知れないが、なにか大切なことを忘れているようにも思える。

それは、「勉強は無理強いされてやるものではない」、という視点だ。
そうした勉強スタイルでいるうちは、成績は頭打ちになる。
やらされている勉強なので、大した実力アップも見込めない。
本当の学びの楽しみもなく、義務と圧力で勉強させられていることになる。

試験が終わると、自己採点。
どこかできて、どこかできなかったのかを模範解答を見ながら、自己分析する。

自己分析とは聞こえは良いが、要は、点数を出して、学年の一覧表にする、ということである。

とかく教師は、成績一覧表を作ると、安心する傾向がある。
成績一覧は、結果であって、大切なのはその経過と、取り組む思いであると思うのだ。

「模試は誰のため?」
そんな言葉が、心の中から繰り返し聞こえてくる…。








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