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2019年04月11日

何が変わったのか

新年度になり、在校生は以前より落ち着いた雰囲気に思えるのは、あまりに新入生がバタバタしているせいだろう。

特に中1は、毎年のことながら、まるで動物園状態。
うちの学校の先生たちは、基本的に優しい(甘い)ので、怒声が飛び交うことはない。
99%は、「○○君、どうしたの?」、という感じで、たまに私が叫ぼうものならば、以前の校長に、「厳しいだけが指導じゃないでしょ」、などと嫌味を言われた。

中一ギャップは注意しつつも、まずはしつけだろうと思うのだが、うちの学校では大きな声を上げる指導をする先生は、ほとんどいない。

今年初めて中1の学年主任をするM先生は、さぞかし大変だろう。

先生がこんな風だから、生徒も大人しい生徒ばかりで…、という風にはならない。
時には、学校内では、絶対に禁止している、「死ね」、「殺すぞ」などの地獄的な言葉も、時々聞こえてくる。「うるせーんだよ」、という言葉も、気に入らないことがあった女子生徒はよく使う。

これらは、反抗期なので、想定済みではある。だが、そうやすやすと、彼らの心を穏やかにすることはできないのも事実だ。

わっと、叫べば、一瞬は静まるが、心の中まで鎮めるためには、寄り添った語りかけがいる。
生徒側に自分が認められているという自覚がなければ、話も聞かないし、自分の思いをぶつけることもない。

リーダーをやっている高2が、
「新入生が全然動いてくれなくって、大変です。」
と、言う。聞けば高1のことだ。

中1から四年間過ごした彼と、新入生とでは、考え方や価値観のギャップは大きいだろう。
だが、そうしたことも、一ヶ月もすればお互いを受け入れられるようになってくる。

いよいよオリエンテーション期間も終わりに近づいた。
一気に詰め込みすぎて、消化不良を起こしているかも知れないが、新入生は、それなりに新しい環境に適応しようと頑張っているに違いない。

以前勤めた高校では、オリエンテーションを合宿形式で行っていた。大規模校だったので、体育館のようなホールに、五百人以上生徒全員が座れるよう、長机が並べられ、実力試験はもちろん、様々なイベントが行われた。地方のホテルでの実施である。

確かに寝食を共にすれば、距離は縮まるし、ホテルに缶詰にすれば、学校側の思い通りにできる。

だが、今はなにより個性を大切にする時代。
そうした全体指導には馴染まない生徒も増えてきて、一律の指導ではうまくいかなくなった。

何故以前はできたものが、今は上手くいかないのだろう。

学校への不信感か。
あるいは、高学歴社会による教師への信頼喪失か。
はたまた、少子化による保護者の子どもへの溺愛姿勢か。

私の年齢にある方々は、誰しも「やりにくくなった」、と思っているだろう。

国の存亡を左右する教育。
やはり、一本筋の通った柱が欲しい。










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