教育現場での出来事

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寒波が去り、穏やかな暖かな元旦を迎えた。
今朝はのんびりと初日の出の光で目を覚ます。

田舎だから昼を過ぎないと年賀状も届かない。
急ぐこともあるまいと、結局ポストを見たのは、日が沈んでから。
以前と比べて届く年賀状はずいぶん少なくなった。

昨年は年内に年賀状が作れなかったので、申し訳ないけど、今年はお返事の形でこれから賀状を作る。
小学校時代の同級生や以前の勤務校での卒業生がその学校の教員になった方、今の学校の生徒からの年賀状もある。

その中で、Y君が
「今年は元気にしてて下さいね。」
と書いてきた。

なるほど、私の秋以降は結構ブルーになっていた。
そういう雰囲気が、普段の会話や、授業中の何気ない話の中でにじみ出てくる。

「いよいよ生徒に励まされるようになったか…。」
と、反省しきり。
別に教育への情熱が薄らいだ訳ではない。今でも子どもは好きだ。
時には一緒に遊ぶ。一緒に食事もすれば、一緒に風呂にも入る。

二十代の頃、一緒に天文教育研究をしていた友人は、今や大学の特任教授になって活躍しているらしい。好きなことを仕事にし続けている情熱には感服する。

昨晩、大晦日の星空はどんなか知らんと、電気を消してしばらく窓から夜空を見てみた。
ちょうど南天に冬の星座が見えた。
しばらく見ていても、暗い星が浮かんで来なかったので、薄雲がかかっているのであろう。

私の住んでいる地域は、月のない夜なら、晴れさえすれば一年中天の川が見えるのだ。
そう言えば、今はウィルタネン彗星がやまねこ座で見えているらしい。明るさが６等級まで落ちたようで、平成最後の肉眼彗星と言われたが、地球への接近も終え、少し難しくなってきたようだ。
明日２日の日の出前には、細い月と金星が大接近する。６日には全国で部分日食も見られる。

以前はわくわくしながら満点の星空を見ていたが、10年もそうした所で住んでいると、いつしか当たり前になってしまった。

当たり前になることは、慣れてしまうことだ。
何事においても慣れてしまうことで、収穫は逓減するはずだ。

私の教員生活も慣れてしまった。
新たな刺激を加えないと、このままでは続けられまい。

今日は正月元旦。
今夜の星空は綺麗だ。
天の川が見えるわくわく感が少し芽生えてきた。

子どもたちのためにも、まだまだ頑張らねばなるまい…。